From はなみがわ学習塾

千葉市花見川区にある小さな塾です。
"地域の勉強部屋"を目指しています。

英語の教科書が難しくなっている

2021-05-22 11:23:20 | 成績↑のコツ(?)
今年度から中学校の教科書が新しくなって、中でも、英語が難化したのは、みなさまご存じかと思います。

教科書が難化したということは、ワークなどの副教材(もちろん、塾のテキストも)も難化し、テストも難化し、入試問題も難化するということで、つまり、英語の先生が教えねばならないことが多くなったということです。

たぶん、「こりゃ、大変だ」と一番困られたのは中学校の先生方ではないでしょうか。それで、どうしたかというと、例年以上に、生徒たちを勉強させようと、先生たちの親心から、結果、学校の英語の宿題が多くなっている気がします。

ところが、学校の先生の出す宿題にケチをつけるわけではありませんが、「生徒のさらなる英語力向上」を願って出す学校の先生の宿題というのが、だいたい、次の授業であるところの「教科書の予習」で、「教科書の本文をノートの写し」て、「英単語の意味調べ」をして、「和訳」と、昭和時代から続く、最も古典的な語学学習スタイルのままです(そのほかに、一体どんな勉強方法があるんだい?という声も聞こえてきそうですが・・・。)

きっと、家でしっかり予習をさせて、学校では、それを使って、アクティブな学習をさせるおつもりなんだと思います。

しかし、困ったことに、英語が得意な子は、たった10分くらいでこの予習を終えられますが、そうでない子は、新出単語数もアップして、文法事項は難化したうえに、長くなった本文を写し、しかも、和訳しろとなったら、いつ終えられるかわからない、これは非常事態です・・・。考えてもみてください、意味もわからない、読めない英文をただノートに写すだけなんて、一体、何の修行でしょうか? まるで、写経ですよ。

当塾では、2単元くらい先を予習していますが、それでも、学校の英語の宿題は負担なようで、塾に、学校の英語の宿題をもってくる子が、昨年度より増えている気がします。

今、教育格差とか、子どもの貧困とか、社会問題化しています。正直、塾に通っている子は、まだいいと思いますが、通えていない子は、この難化してしかも長くなった英文と、サポートなしで、一体、どう戦っているのかな、と、老婆心ながら、心配しております。


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