身近な人を喪うことはとても悲しいことです
生きていればそんな悲しみを経験しないわけにはいきません
私は医師として
できることならそんな悲しみに寄り添いたいと考えています
私だけでなく
死にゆく人に接することの多い医師の多数はそうであろうと思います
でもそこに司法が絡んでくると
医師と 患者及びその家族との間に溝ができます
裁判となると そこはどこまでも争いの場
決して寄り添い 語り合う場ではありません
明らかな悪意や
認められないような杜撰な診療から
患者さんを傷つけたなら
当然それは罰を受けるべきだと思います
でも少なからざる医療裁判の中では
医学的に判断して罰に値するものか否かと
原告の心情への配慮がごちゃ混ぜになっているように感じます
医学的にどう見ても不可抗力であろうと思われるものに対し
なぜ刑事罰を受けなければならないのでしょうか
なぜ善意の医療者が葬り去られるような扱いをされないといけないのでしょうか
日々の診療をこつこつとやってきた
全国の多くの医師が
この福島大野病院事件を契機として
徐々にその問題の大きさに気付いてきました
2年前の今日 2月18日は
福島大野病院事件で
地方の中核病院の産婦人科をたった一人で支えていた医師が
いきなり逮捕された日です
その前日も診療を行っており
逃亡や証拠隠滅の危険などまるでない医師の自由をいきなり奪う
明らかに不当逮捕だと思います
もしこの事件でこの医師に有罪判決が出るようになれば
さらに多くの勤務医が
現場を離れていくことになるでしょうし
去らない場合でも
危険な医療行為を避けるようになると思います
それは現在の日本の医療レベルをぐっと下げることを意味します
医師の利益を守るためではありません
医療の質を守るために
この裁判の行方を
皆さんにもしっかり注目して頂きたいと思っています
生きていればそんな悲しみを経験しないわけにはいきません
私は医師として
できることならそんな悲しみに寄り添いたいと考えています
私だけでなく
死にゆく人に接することの多い医師の多数はそうであろうと思います
でもそこに司法が絡んでくると
医師と 患者及びその家族との間に溝ができます
裁判となると そこはどこまでも争いの場
決して寄り添い 語り合う場ではありません
明らかな悪意や
認められないような杜撰な診療から
患者さんを傷つけたなら
当然それは罰を受けるべきだと思います
でも少なからざる医療裁判の中では
医学的に判断して罰に値するものか否かと
原告の心情への配慮がごちゃ混ぜになっているように感じます
医学的にどう見ても不可抗力であろうと思われるものに対し
なぜ刑事罰を受けなければならないのでしょうか
なぜ善意の医療者が葬り去られるような扱いをされないといけないのでしょうか
日々の診療をこつこつとやってきた
全国の多くの医師が
この福島大野病院事件を契機として
徐々にその問題の大きさに気付いてきました
2年前の今日 2月18日は
福島大野病院事件で
地方の中核病院の産婦人科をたった一人で支えていた医師が
いきなり逮捕された日です
その前日も診療を行っており
逃亡や証拠隠滅の危険などまるでない医師の自由をいきなり奪う
明らかに不当逮捕だと思います
もしこの事件でこの医師に有罪判決が出るようになれば
さらに多くの勤務医が
現場を離れていくことになるでしょうし
去らない場合でも
危険な医療行為を避けるようになると思います
それは現在の日本の医療レベルをぐっと下げることを意味します
医師の利益を守るためではありません
医療の質を守るために
この裁判の行方を
皆さんにもしっかり注目して頂きたいと思っています
ただ、それとは別にご遺族の問題があります。墓に土下座させ、糾弾しつくしてなお「罰を!」と叫ぶほど大きい怒り。これは訴訟で解決できるものではなく、ご遺族自身を破滅させかねない心の問題になっていると思います。何とかグリーフワークをと思いますが、もはや医療者の言葉は心に届かないところまで行ってしまっています。彼らの怒りを「死の受容」にどうやったら持って行けるのか・・・そこに絶望を感じています。今のままでは最高裁まで争ったとしても、ご遺族は恨み・怒りを残したままでしょう。
ホントに、こんな事やってたら、善意で医療を行う医者がいなくなって。
完全に医療が崩壊してしまいますね。
外科系勤務医の『きなこもち。』と申します。
私はブログをしておりませんので、今日は、このテーマのブログをたくさん訪問して、『賛同します。』をコメントさせていただくことと致しました。
必要なときに、適切な手術が受けられる、日本の未来でありますように。
K先生の無罪を心よりお祈り申し上げます。
それと共に、市民の医療問題への関心が高まることを望み、できるかぎりの努力を続けます。
(TBありがとうございました)
先日はコメントありがとうございました。
遅くなりましたが、関連記事をリンクを残していきます。
http://azukinattou1009.blog114.fc2.com/blog-entry-84.html
一日も早く、裁判が終わることを祈っています。