6月5日(水)。午前5時頃目が覚めたら、雨の音。今日は朝から雨か・・・
でもだからといって、一日ホテルにこもっているわけにもいかない。せっかくクラクフにいるんだし!
朝食後、傘をさし、まずクラクフ中央駅に向かいました。途中で見た、かわいい道路標識。『子供に注意』でしょうね、意味は、やっぱり。
ショッピング・モールGALERIA KRAKOWSKAの南側入口と、西を向いて建つクラクフ中央駅(KRAKOW GLOWNY)の細長い駅舎です。
オシフィエンチム行きの列車の時刻を教えてもらうため、駅に行きました。クラクフに出発する前にネットで調べたけれど、よくわからなかったので。
下左写真の開いている窓口が、インフォメーション窓口でした。無事列車の時刻をプリントアウトしてもらえました。下右写真は、切符売場の窓口。
南北に長い駅舎を出て北に向かって歩いていくと、ホームが並んでいました。雨のため、とりあえずショッピング・モールをまわってみることにしました。
お菓子売場には、イギリスでもよく見かけるような着色料たっぷり駄菓子が。吸血鬼のキバつき入れ歯か、あれは?!
ケーキ屋さんのケーキやタルト。どれもなかなかおいしそうです。 ・・・やるじゃん、ポーランド!
キッチン用品店には、和風の食器が。 SUSHI って、ポーランドでも定着しつつあるのかな? MIYAKO SUSHI もあったし。
下右写真でぶら下がっているブツは、(勝手に)名づけて“フルーツ・キャリアー”。黄色がバナナ用、オレンジがリンゴ用。厚めのスポンジ素材でできていて、「これにフルーツを入れて、傷をつけずに運びましょう」ということらしいです。
そういえば、街中で時々、果物をバラ売りしているお店を見かけました。ほらここ、モール内にも。この男性も、バナナを一本だけ買っていました。ヘルシーだぞ、ポーランド人!
下右写真のお店には健康食品や変わった食品が並んでいて、出前一丁もありました。
ペット用品店には、ガラスケースの中に、かわゆらしいウサちゃんが しばらく見とれていたら、ワラのむこうに隠れていた黒いコも、そのうち出てきてくれました
早く家族ができるといいね。
雨のためか、そして社会人は働き学生は学校にいる時間だったせいか、モール内は空いていました。イギリスでお馴染みのお店をここでもけっこう見かけました。マック、KFC、H&M、Claire’s、Mothercare、Timberland、ZARA、Etam、Clarks、Lacosteなどです。イギリスではあまり見かけないCarrefourと、イギリスからは撤退しちゃったC&Aも入っていました。
3階中ほどにあった、フードコートっぽいエリアです。
マックに並んで、ポーランド料理のファストフード店?も。 がんばれ、誰も並んでいない、もしかしたらポーランド料理店!
またまたケーキのお店です。おいしそう・・・ お祝いのケーキの見本らしきものも。あまり似てないキティーちゃんと、かなり似てないピカチュウがいました。
・・・あれっ、ビアードパパ(下左)って、私の日本の実家近くのモールにあるけど、日本のシュークリーム屋さんじゃなかったの?!と思い、調べてみたら、やはり日本の会社でした。すごいぞビアードパパ!頑張れ!!
アイスクリーム屋さん(下右)では、キティーちゃんが販売促進に一役買っていました。肌寒い日だったので、お客さん、いませんでしたが。
3階南側に、探していたチョコレートの老舗ヴェーデル(E.Wedel)を発見。“ポーランドの国民的菓子ブランド”とのことですが、なんとこの会社、3年前に日本のロッテが買収していたんですね。「親日で知られるポーランドでは、『日本人がヴェーデルを買ってくれた』など、このニュースを驚きと好意をもって詳しく報道した」とのこと。嬉しいことです。
南側の広場が見下ろせる席で、(絶対試さなきゃ!)と思っていたホットチョコレートを注文しました。アイスクリーム入りです。たぶんこれだけで、一食分以上のカロリーがあることでしょう。溶かしチョコレートみたいに濃厚で、文字通りのホットチョコレートで、飲まずにスプーンですくって食べました。
(というか、飲めない。)
写真を撮り忘れたのですが、このあとなぜか、サービスで温かいクロワッサンも持ってきてくださり。外側がぱりぱり、中がふわふわで、温かくて、ものすごくおいしかった! ホットチョコレートは15.5PLN(¥465)。おいしいクロワッサンもいただいてしまったので、チップ込みで20PLN(¥600)払いました。
強い降りではないものの、止みそうにない雨。それならば屋内で過ごそうと、シンドラーの工場博物館に行ってみることに。歩くと3kmくらいあるので、最寄駅まで市電に乗りました。乗り越したり乗り間違えたりすると面倒なので、市電とバスに一日乗り放題の券(15PLN=¥450)を買いました。
車と市電は、道路を共有しています。市電の線路は道路の真中にあり、ドイツにあるような、プラットホームはなし。(・・・どうやって乗り降りするの!?)と見ていたら、市電が止まって乗客が乗り降りしている間は、車は邪魔にならないように、ちゃんと停まって辛抱強く待つのです。当然ですが、『市電の乗客優先』という絶対ルールがるのでしょう。ポーランドを運転する機会がもしあったら、忘れないようにしなくちゃ!(多分ないけど。)
歩道脇に停まれるバスは問題なし。 軍隊イメージの市電も。若者に入隊をアピールしているのかな?
ヴィスワ川を渡って最初の停車場が、シンドラーの工場跡から最寄りの“ゲットーの英雄広場”(Plac Bohaterow Getta)です。下の地図の Plac Zgody が、現在の“ゲットーの英雄広場”。戦後改名されました。
この広場は、第二次大戦中にナチスが設立したクラクフ・ゲットーに含まれていました。ゲットー内で最大の開かれた空間だったため、強制収容所あるいは絶滅収容所に送られるユダヤ人は、ここに集められて“選別”されました。多くのユダヤ人が、家族と引き離されるのに抵抗したり、あるいは逃げようとしたりして暴行され殺害されました。当時この広場には、ユダヤ人が所有していた家具、衣類、鞄などが常に散乱していたということです。
戦後この広場は長い間、公衆トイレつきの駐車場として使われ、その歴史は無視されてきました。ようやく2005年になって、迫害されたユダヤ人を追悼するため、大37・小33の金属製の椅子が設置されました。
広場の一部で、石畳の修復工事中でした。
広場の一角で、大きなパネル写真が展示されていました。過去にアウシュヴィッツを訪問した著名人の写真でした。
ヨハネ・パウロ2世、1979年6月7日。 ドイツのコール首相、1995年7月8日。
ダライ・ラマ師、1993年5月18日。 レフ・ヴァウェンサ、1988年1月17日。
ベネディクト16世、 2006年5月28日。 ヒラリー・クリントン、1996年7月2日。
イギリス首相ゴードン・ブラウン、2009年4月28日。 アウシュヴィッツ解放60周年記念式典に参加した世界各国の首脳たち、2005年1月27日。
世界のリーダーたちが訪れたアウシュヴィッツを、私も数日以内にとうとう訪れるのか・・・
そんな思いを抱きつつ、広場を後にしました。
≪ つづく ≫
いつか行ってみたいな~。
そして、やはりSUSHIって世界共通で人気なんですね。そしてキティちゃんも。
っていうか、ビアードパパっていう日本の企業も進出しているなんて知りませんでした。すごいですね。
シンドラーの博物館も行かれたんですね。
ついにあのアウシュヴィッツも近くなってきましたね。
ホットチョコレート、いかがでしたか?
世界共通(?)で可愛いー♪
そしてケーキもすごいですね。
あの赤いお花のようなケーキはイチゴのタルトでしょうか?
クラクフについて調べ始めてみたら、いろいろと興味深い見どころが多くて。
6泊7日の滞在では、足りませんでした。
クラクフのMIYAKO SUSHIは、ブリストルのモールで入ったYo!Sushiよりずっとおいしかったです。
ごはんは日本のものらしかったし、ネタも新鮮。巻きもYo!Sushiみたいにばらけてこなかったし。
ポーランドでおいしいお寿司にありつけるとは、嬉しい驚きでした。
“マンガ”館、キティーちゃん、ピカチュウ、ヴェーデルを買収したロッテ。
これからどんどんポーランドと日本の交流が深まるといいなと思います。
日本にもどんどん食器とかレース製品など、ポーランドのステキなものが入っていくといいですね。
ウサちゃん、あんまりかわいくて、しばらくしゃがんで見とれてました。
毛皮を着たものを見つめるの、久しぶりだったし。
あのツブラな瞳。かわいすぎ・・・
ホットチョコレート、おいしかった・・・ 至福のひとときでした。
あのウニのようなイチゴのケーキは、きっとタルトですよね。食べてみたかったなー。
せめて一ヶ月でいいから、ポーランドに暮らして食べ歩きしたいです!!