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ハナママゴンの雑記帳

ひとり上手で面倒臭がりで出不精だけれど旅行は好きな兼業主婦が、書きたいことを気ままに書かせていただいております。

犬食文化

2012-06-27 20:55:02 | どうぶつ

警告: この記事は、食用にされる犬が受ける非人道的な扱いを示す画像や、食用にされる運命にある犬の画像を含みます。
     犬好きには、読むのがとても辛い内容です・・・
 


警察と動物愛護団体のボランティア達が止めたトラックには、約1500頭の犬が積み込まれていた。
狭すぎて立ち上がることすらできない檻に詰め込まれ、食料も水も与えられない状態での22時間の輸送。
犬たちは近くの農場に運ばれ、食料と水を与えられ、緊急の手当を受けた。が、多くは既に死ぬか、瀕死で手遅れだった。

ボランティアの一人は語った。
「犬たちは僕らを見て唸ったが、多くは疲れ切り、あるいは死に瀕していたので音を立てることすらできなかった。
 運転手は700頭積んでいると言ったが、少なくとも1500頭はいた」

 

 

トラックが向かっていたのは、犬肉を供するレストラン・チェーン。これらの写真は、中国のブロガーによってインターネットに流された。
犬を積んだトラックを見たブロガーは、ネット上で犬たちの救出を懇願した。警察の協力を得た動物愛護団体がそれに応え、トラックを停止させた。
中国では昨年犬食の禁止が提案されたが、その習慣は現在も続いている。

「輸送のやり方はひどすぎて言葉にならない。犬たちは檻に押し込まれ、食料も水も与えられずに長時間運ばれ、目的地に着くと残酷な方法でされる。
 これが毎日起こっているんだ。彼等の倫理観は全く異なるからすぐに習慣を変えるのは難しいが、地域の動物愛護グループの努力が少しずつ実を結びつつある」
国際動物救助団体のアラン・ナイトは言う。

現在も犬を食する習慣がある国は、中国、インドネシア、韓国、メキシコ、フィリピン、ポリネシア、台湾、ベトナム、スイスの9ヶ国。それに北極と南極が加わるそうです。
犬食文化について、詳しくはこちらをご覧ください。


・・・以上、1月のニュースでした。(内容が辛すぎて、なかなか記事にする気になれなかったのです・・・


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以下は、一昨日入ったばかりのニュースです。


動物虐待反対運動が徐々に活発化しているにもかかわらず、なかなか下火にならない中国の犬食の習慣。
動物愛護活動グループが、犬肉のマーケットの実態を調査してきた。
狭い檻に押し込まれてマーケットに到着する犬たち。

 

肉に血が行き渡るという理由で、食用にする犬を撲殺する地域もある。
中国では犬食は長い歴史があり、特に食料が乏しい非常時には犬を食することが受け入れられてきた。

               

      

 

国が徐々に開放され豊かになるにつれ、ペットとして犬を飼う家庭が増えてきた。
その結果、動物虐待反対運動が活発になりつつある。

          

しかし地域によっては、犬だけでなく猫まで食する習慣が残っている。(猫食文化についてはこちらをどうぞ。)
CNNニュースのレポート、“Inside the Cat and Dog Meat Market in China”(英語)はこちらです。


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犬食・猫食に対して拒否反応を示すのは、やはり犬猫は家畜と異なり、ペットとして共生し愛護するべきものという観念のためでしょう。
でも北京ダックとしてアヒルを食べることは、大抵の人にはOKですよね?
それはアヒルが鳥類だから? ペットとして小鳥を飼いつつ、アヒルや鶏や猟鳥類は食べてもいい?
同じ動物でも牛や羊や豚は家畜で、犬猫ほどかわいくないしペットにもできないから食べてもいい?
牛や豚や羊だって、好き好んで牛や豚や羊に生まれてきた訳じゃないのに?

イギリスに来てから、一度だけスーパーの肉売場でウサギ肉が売られているのを見てびっくりしたのを覚えています。
でも好奇心から買って、シチューか何かにして食べてみました。あっさり淡白で、鶏肉に似ていました。(ウサちゃんゴメンナサイ・・・
ドイツではノイシュバンシュタイン城の足元のホテルのレストランで、鹿肉のステーキを試したことがあります。
でも私、犬と猫だけは、機会があっても絶対に食べないだろうなぁ。

こうしていろいろ考えると、人間て本当に残酷です。自分たちの主観で、食べていい動物と食べちゃいけない動物を決める。
日本でも戦中戦後の食糧難の時代には、犬猫が犠牲になったはず。
日本は捕鯨を非難されているけれど、あれだって鯨を食さない文化の人々の目には、犬猫を食するのと同等の行為と映っているのかもしれない。
だとしたら、犬猫食を『悪』と決めつけ一方的に糾弾するのはフェアではないのかもしれない・・・?

もちろん個人的には犬食・猫食は一日も早く終わりになって欲しいです。
が、それが叶わないのなら、せめて非人道的な輸送方法などで不必要な苦痛を与えることはやめて欲しい。
の方法は、迅速で苦痛が最も少ないものであって欲しい。
否、そうでなければいけないです。絶対に!

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4 コメント

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食肉。 (チビまま)
2012-06-28 18:24:34
犬や猫はペットとして定着しているので、やはり食べるのは抵抗が大きいですよね。
私も他の牛や豚、鶏肉や魚介類は毎日食べているのであまり言える立場ではないですが、食用だからこそ、命を頂く感謝というか、生き物を尊重した扱いをするべきですよね。物扱いをするのは本当に腹が立ちます。
毛皮用の動物達も、皮を剥ぎやすいからといって、生きたまま剥がされたり、撲殺されたり、、、本当に人間の身勝手さには目も当てられません。

人間って、本当に恐ろしいですよね。
私たちに何かできることはないでしょうか。
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感謝の気持ち。 (ハナママゴン)
2012-06-29 06:38:46
そう、それですよね。忘れてはならないのは。私も肉は大好きなので、ベジタリアンにはなれそうもないです。
だからせめて、命を犠牲にして私の食用になってくれた動物や鶏や魚たちには、折に触れて感謝の気持ちを忘れないようにしています。
ローストチキンをしたときは、犠牲になってくれた鶏に感謝を表して、小さな肉片まで無駄なくこそげ落としたりして。(って、ちょっと違うかな? 

毛皮用の動物って、生きたまま皮を剥がされたりするんですか! 何てひどい・・・
相手の立場に立って痛みを想像したら、たとえ動物相手にだって、できることじゃないですよね。想像力がなさ過ぎ!

自然を破壊し、他の生き物を迫害して・・・ こんなに好き勝手やってる人類は、あと1000年後にはどんなになっているのでしょうね。
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Unknown (Rina)
2014-07-28 00:51:09
本当に可哀想です。私もお肉は食べます。食文化は国によって違い、何の肉を食べるかについて私には避難する資格なんかありません。ですが、食べる前の虐待は決して許される事ではありませんよね。犬たちの目を見てると可哀想で悲しくなってきます。
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コメントありがとうございます! (ハナママゴン)
2014-07-28 04:55:30
大切にかわいがられて満ち足りた一生を送るか・・・
過酷な方法で輸送され、残酷なやり方で殺され、人々の胃袋の中に消えるか・・・
生まれてしまった国によって犬や猫の運命が決定されてしまうなんて、悲しすぎますよね。

「犬猫食を今すぐやめろ!」とは言いませんが、せめて最も苦痛の少ない方法でしてあげて欲しい。
人間のために犠牲になってくれた命に、感謝の気持ちを忘れないで欲しい。
そう思います。・・・・・
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