◆上尾宿の鍾馗様に会いに行く
上尾宿には飯盛り女が大勢いて、それを目当てに川越から若侍が毎晩のように通ってきたのだとか。
今は無き常夜燈の傍では、若侍と遊女が名残を惜しみ「さよなら横町」と異名がついていたらしい。
私も遥々熊谷からやって来た訳だが、あくまでも目当ては飯盛り女ではなく鍾馗様に逢うことだ。
「上尾宿の案内板」(12:55/38.2km左)。上に鍾馗様がいらっしゃった。鍾馗様も良いが左後ろのメイドさんも捨てがたい。
時間もだいぶ過ぎた。早くメイドさんじゃなくて、鍾馗様に逢いに行かねば・・・
街角の「青面金剛像」(13:00/38.6km左)。延享二(1745)のもの。
ずっとここで通りを眺め色々見て来たのだろうな。小林一茶もこの像を見たかしらね。
この辺から滅茶苦茶に道路が混んでいる。こういう時に自転車って便利、だけど巻き込まれ注意ですな。
「氷川鍬神社」(13:07/39.2km右)に着。中山道をはさんで反対側が本陣があった場所のはずだが・・
開発が進んで面影はどこにもなかったのであります。
「おしゃれ工房新井屋さんの鍾馗様」(13:23/40.8km右)。看板の下でポーズを取ってました。
何故鍾馗様がいるのか?
鬼瓦は魔を払うものだが、追い払われた魔は向かいの家に行って災いを起こすと信じられていたらしい。
鬼瓦の鬼に対抗するものが鍾馗様だと考えられた。それが風習化し、上尾宿には昔は多く見られたと読んだことがある。
辺りを探してみたが、他に見つけたのは線路沿いにある民家の一体のみだった。
風習も廃れたのですな、寒い時代でありますね。
◆再び桶川 紅花を観に行く
中山道を桶川宿まで戻る。ようやく「境橋の石柱」を見つけた。もっと大きいのを想像してたので見つからなかった訳ですね。
中山道から12号で菖蒲方面へ向かい「べに花ふるさと館」 に行った(13:56/47.8km)。
桶川は昔から紅花栽培が盛んで潤っていたのだと聞いた。出羽最上のものより武州ものの方が質は上だったとか。
腹が減っていたので、紅花観賞より先に何か喰うことにした。
ところ天を喰うのも久しぶり。9.11に向けてダイエットしてみますかね。でもアイスキャンデー喰っちゃった。
ちょっと離れた紅花畑で、紅花観賞なり。花摘みの娘さん達の姿はありませんでした。残念であります。
ここでも花の咲き具合が今年は遅いらしい。
近くで見るとなにやら面白い花の付き方でありますな。この花が米の倍以上の価格で取引されたのだ。
再びふるさと館に戻って、紅花の花束を購い土産にする。
その昔は、紅花を摘んで臼で搗き、餅のように成形乾燥して「紅餅」として中山道で京都に運ばれたのだ。
紅花商人気分で紅餅ではないが、花を散らさないよう苦心して持ち帰ったのだが、家人達にはウケなかった(喰えないから?)。
紅花を購入の後は、桶川宿へ戻り中山道を熊谷方面へ引き返した。
帰り際にちょっと寄りたい場所があったので久下橋から箕田へ向かう。
◆番外編 箕田の保安寺へ紫陽花観賞に向かう そして熊谷へ
久下橋から大里へ入ったはよいが、肝心な保安寺近くへの道筋がさっぱりで迷走なり。
途中気になる看板を見つけてこっそり覗いてみたくなったが、時間も圧しているので泣く泣くパスした。
ようやく「保安寺」に着(16:07/75.8km)。
境内に散在する石仏と紫陽花の組み合わせが趣あって佳いものであります。
帰り際に「とうかん山古墳」を見つけて寄り道(16:31/76.2km)。
墳頂に稲荷社があることから、とうかん塚と呼ばれたらしい。
狐のことを、オトカとかオトウカとか呼ぶので、とうかん塚は狐の塚という意味かしら。
昔は狐達が巣食っていたのだろうか。登ってみると今は白狐がちょこんと祠の前に座していた。
その後は、うちわ祭りの準備が進む熊谷の雰囲気を星川沿いに眺めつつ帰宅なり(17:23/91.6km)。
脚の回転よりも首の方がクルクル回ったかもですね。(^^)
べに花を散らさず走る走法は前回の豆腐を崩さない走りと同じくらい難しそうであります。
こっそり堂、気になります。レポートお待ちしてます。
大分暑くなりました。
うっかり水分補給を怠ると首を振る度、カラカラと頭の中から音が聞こえそうでした。
今回の走法は背中の紅花に風が当たらぬようように顔と上半身を垂直近くに起こしたエビ反りフォームでした。
地蔵堂や弁天堂、閻魔堂等いろいろ観てきましたが、こっそり堂は初めてでした^^
一体何が祀られているのか、機会をみて調査したいと思います。
ところてん、美味しそうですね~ 器も涼しげです^^
こっそり堂、私も気になります。 特に看板の人が・・・
こっそり調査をお願いします。
そのうちに裏ブログを立ち上げねばと考えています(嘘です)^^
ところてんは旨かったですよ、暑いポタの粋なおやつにぴったりであります。
こっそり堂、今度こっそり御案内しますね。
今日は暑かったですね。これなら熊谷の祭りは盛り上がりますね。日本一を名乗れて、アツベエ、大喜び。
水のみ百姓とは・・久々に聞く言葉ですねぇ。
それをいったら大半の人の祖先は水のみ百姓で侍(女郎買いできるような羽振り良い)なんて一握りですね。
うちわ祭りまで一月弱となり、いよいよ暑さも本格的です。
日曜日はカラリと晴れて(雨だけは降らないで)欲しいものですね、水のみ乗士をお見せしませう。