老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    土龍打ち

2018-01-14 09:46:45 | 俳句

        

 最近、姫の元気が無い。
昨日も絨緞の上におしっこをまかしてひと騒動。
リビングの絨緞は我が家にはもったいないようなちょと良いのを敷いている。
しかし猫ちゃんには無関係。もう、何度も吐いたり、爪の疵もあるが、家族の一員がやることと諦めていた。
昨日は部屋に入ると、あきらかに おしっこの強烈な匂いがする。
 ああアアーああーアアー
この言葉しか出てこない。 

 

     ☆    土龍打つさまを越後のむかし唄     加藤楸邨

 「楸邨俳句 365日」  の一月十四日
に、この句がある。
「土龍打」は正月十四日の行事として歳時記にはある。
お母さんの故郷では、土龍打ちが多分わらべ唄のようになって、残っているらしい。その唄をお母さんは憶えていたと句に。

    ☆    土竜打子らに手加減なかりけり    小林幸子

 土竜打なる季語はこらからは段々と使用されなくなる季語と思える。
私がよく見に行く森林公園の朴の木の林に、行くたびに土竜穴を見付ける。
地中にトンネルを作りみみずや昆虫の幼虫を食べる。
土が隆起していて穴があり20センチくらいはトンネルが見える。その先は解らない。この公園は土竜にとって住みよい環境にあるらしい。
一度は ミイラ になった土竜を見たことも。
農作物に害を与えるので、畦には根に毒のある 曼珠沙華 を植えて、土竜の侵入を防いでいるのである。
秋の風物詩はこのような理由から、我々の目を楽しませてくれているのである。
ちらっと開いたページにちょうどこの句。
猫と土竜、、、関係はないか? 

      🍒    朴落葉ふめばうっぷん去りゆける

      🍒    朴落葉ときをり軽トラ通りすぐ

      🍒    朴落葉押しあげありぬ土竜穴

      🍒    走根を覆ひ尽くして朴落葉

 

 

   

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