老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

いちじく

2017-09-10 11:03:54 | 俳句
        

 美味しそうな いちじくが 山家の庭に熟れていた。

     ☆    まづしいくらしのいちじくうれてきた    山頭火

この句を思いだした。
この山家が 決して 貧しいというのではない。

     

舗装をされた、山の道を散歩していて、眼下に見た家である。
この辺りは 私の住んでいる 町に比べて いつも気温は2~3度低い。
家の裏手には 薪を積んでいる。
まさか囲炉裏? 多分 風呂用かもしれぬ。
薪で沸かした風呂はよく温もることができる。なかなか湯冷めをしない。
そんな事を思いながら散策をした。
郷愁にかられる山家の暮らしを垣間見る。

     🍒    無花果を苞に産後を見舞ひけり

     🍒    久々の湯治雑木の初紅葉

     🍒    生産者の名入りの団子秋彼岸

     🍒    紅葉狩る人と絵地図を並び見て

     🍒    いちじくに飛び交ふ虫の羽音かな


575になっています。
吟行句として記しておれば、いつか推敲をして生きた句になるかもネ!
コメント
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