美味しそうな いちじくが 山家の庭に熟れていた。
☆ まづしいくらしのいちじくうれてきた 山頭火
この句を思いだした。
この山家が 決して 貧しいというのではない。
舗装をされた、山の道を散歩していて、眼下に見た家である。
この辺りは 私の住んでいる 町に比べて いつも気温は2~3度低い。
家の裏手には 薪を積んでいる。
まさか囲炉裏? 多分 風呂用かもしれぬ。
薪で沸かした風呂はよく温もることができる。なかなか湯冷めをしない。
そんな事を思いながら散策をした。
郷愁にかられる山家の暮らしを垣間見る。
🍒 無花果を苞に産後を見舞ひけり
🍒 久々の湯治雑木の初紅葉
🍒 生産者の名入りの団子秋彼岸
🍒 紅葉狩る人と絵地図を並び見て
🍒 いちじくに飛び交ふ虫の羽音かな
575になっています。
吟行句として記しておれば、いつか推敲をして生きた句になるかもネ!