老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

星祀る元気で平凡まづ一番

2016-07-07 09:44:54 | 俳句
    🎋   乗り変への北の空港星祀る

   

北海道へ旅の途中、仙台に立ち寄った。
その時の仙台の七夕飾りの印象が句になった。
30年も前の句。
所変われば、祭りの様子もずいぶんと違う。
いたるところ、ぶら下がっている、七夕飾りが見事であった。
きっと、口をぽかんと開いて仙台の街を歩いたに違いない。

   

先日、丸亀城を訪れた。
大手門を入ると、大きな笹飾があった。
「丸亀涼風かざり」
ここは、団扇の生産地。
短冊の代わりに、団扇を吊って七夕飾りまがいかな?
子供達がの願い事も吊っている。
JRの丸亀駅にも、これと同じような飾りがあり、旅人の目を楽しませているらしい。

元気な頃は全国の祭りを追って旅をした。
元気な時。長くはつづかなかった。
「風の盆」「ねぶた祭」。。。。。
いつ、何時も元気でなくっちゃ。


    

医大に入院をしていた時、たまたま七夕さまの日。
玄関ホールに大きな七夕飾りをしつらえていた。
願い事を書く短冊も用意されていた。
病院が寝静まっている夜中、病室を抜け出してホールに行く。
子供達の願い事を書いた短冊を読みながら、
「先生、有り難うございます。目が見えるようになりました。」
金色と、銀色の短冊に感謝の気持ちを書いて吊った。
ほんの数年前のこと。
ブログを書くなんて、思いもよらなかった。想像だにしなかった。

    🎋   星祀りあり犬と来し城址かな

だって 殿 に生き返ってほしいんだもんな。
花の頃、紅葉の頃、何度来たことか。
コメント
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