孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

昔から強かった200m女子平泳ぎ

2016年08月14日 | テレビ・ラジオ
リオ五輪も前半終了して、これからは陸上競技やレスリングなどが目玉競技となりそうだ。

競泳で金メダル・銅メダルからスタートして、一気に盛り上がったのだが、その競泳も合計7個のメダルを獲得して終了した。

鍛え抜かれた体格は見事だが、欧米人と並ぶと彼らの大きさは比較にならない。それでも日本の選手はなぜあれだけ活躍できるのか、何だか謎めいていると思う。

女子200m平泳ぎの金藤理絵選手とてそれほど怪物のような体格ではなかったが、接戦を制して見事金メダルを勝ち取った。インタビューでも感情をグッと抑えたところがよかった。

 

1992年のバルセロナ五輪では、無名の岩崎恭子選手が同じ200m平泳ぎで見事金メダルに輝いた。全く予想外の上、当時わずか14歳の少女であったので、世界中が驚嘆したのを記憶している。(岩崎選手は静岡県沼津市出身である)



インタビューでの、「今まで生きてきた中で、一番幸せです。」と心境を語ったのも、今でも語り継がれる名セリフだった。因みに、このときの優勝タイムは、2分26秒65であったが、今年の金藤の優勝タイムは、2分20秒30だった。

テレビではもう話題になることはほとんどなくなったが、この女子200m平泳ぎといえば、この人を忘れてはいけない。

1936年ベルリン五輪の200m平泳ぎ金メダリスト、前畑秀子選手である。前畑選手は、1932年のロサンゼルス五輪で1位と0.1秒差の2位で銀メダルを獲得していた。その後、家庭の事情もあって引退を考えていたのだが、周囲の期待に押されて現役を続行したのだった。




一日2万メートル泳ぎきる猛練習に耐え、本番では地元ドイツのマルタ・ゲネンゲルとデッドヒートを繰り広げて、1秒差で見事勝利を収めた。

この試合をラジオ中継で実況した河西三省アナウンサーは、興奮のあまり途中から「前畑ガンバレ!前畑ガンバレ!」と20回以上も絶叫し、真夜中にラジオ中継を聴いていた当時の日本人を熱狂させたのだった。



そしてこのときの状況は、今でも youtube で当時の映像とともにここで堪能できる。

このときの優勝タイムは、3分3秒60だったというから、今年の優勝タイムとの差はなんと43秒ということになる。







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