はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

映画評1093 ~ SAND LAND

2023-08-18 | 映画評
今日は「SAND LAND」を見ました。

「ドラゴンボール」の鳥山明が2000年に手がけた名作コミック「SAND LAND」をアニメーション映画化。
声優陣は「小林さんちのメイドラゴン」の田村睦心がベルゼブブ、ジェイソン・ステイサムの吹き替えなどを務める山路和弘がラオ、「ONE PIECE」シリーズのチョーがシーフを担当。アニメーション制作は「機動戦士ガンダム」で知られるサンライズ(バンダイナムコフィルムワークス)を中心に神風動画とANIMAが加わり、「COCOLORS」の横嶋俊久が監督を務める。

<ストーリー>
魔物も人間も水不足に苦しんでいる砂漠の世界・サンドランド。悪魔の王サタンの息子で「極悪の悪魔」を自称しているが少年のように純粋な心を持つ王子ベルゼブブは、盗みが得意で物知りなお目付け役の魔物シーフや正義感の強い人間の保安官ラオとともに、広い砂漠のどこかにあるという「幻の泉」を探す旅に出る。


これは、なかなか面白かった。

見ただけでわかる鳥山ワールドである。

ただ、私はこれまで「ドラゴンボール」をただの一度も見たことがない。

「ドラゴンボール」と「ドラエモン」という、誰もが知っている(はず)のアニメを実は見たことがない。

とは言え、画を見ただけですぐわかる、というのはスゴいことだと思う。

しかし、映画館での予告編を見る限りは、「オレってワルだろう」という、いかにも「ツマんないんだろうな」と思わせてしまうセリフを聞いただけで、見たいという気持ちは起きなかった。

ただ、お盆連休ということもあり、何となく見てしまったのだけど、魔物(悪魔)と人間という、いかにもガキ向けの内容のように思われたが、意外にも結構しっかりとしたストーリーであることに驚いた。

ところどころにギャグというか、笑いどころが散りばめられているところも良かったと思う。

ただし、それもラオという人間の存在感があってこそのものであり、主人公ベルゼブブとシーフというコンビだけでは、ただのコメディになっていたかも知れない。

逆に言うと、そういう構成にしているところが、鳥山明のスゴいところなのかも知れない。

とは言え、登場人物は大半が「実はいい人」だったので、途中のバトルにあまり迫力がなく、ラスボスであるゼウ代将軍とのバトルも、もっとボコボコにしても良かったような気がするのだけど、その辺は「実は心が優しい」という人たちばかりなので、わざと急所をはずしたり、威嚇だけにしてみたり、そのあたりはちょっとも足りなかったような気がする。

珍しく(?)女性のキャラがいなかったのだが、もちろん違和感はありませんでした。

ということで、まったく期待していなかったということもありますが、結構楽しめたので、評価は「B」にします。

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