経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

センサー

2007-10-17 | プロフェッショナル
「同じ練習をしていても、何を感じながらやっているかで、ぜんぜん結果は違ってくるわけです。」
 (「イチロー262のメッセージ」No.100より)

 知財人材の条件云々を耳にすることが多くなっていますが、よく言われる「何を知っているか」ということ以上に、「何を感じとるか」というセンサー機能が実は大切なのではないでしょうか。知財の実務はとてもマニアックで込入った知識も要求されるため、普通に仕事をしているとある部分のセンサーばかりが進化し、一ビジネスマンとしてもっておくべきセンサーが錆付いてしまいやすいように思います。センサーの効き方の違いは、企業の他部門からの「何か違う」という印象を生む原因になってしまいます。自分としてもここが一番怖い部分であり、知財の実務をこなしながらも多様なセンサーを磨くことにはできるだけ意識を向けておきたいところです。

 ‘MOT’や‘MBA’などの知識をインストールしたところで、それをどのような場面で動作させるかはセンサー次第であり、変な場面で動作させても浮き上がってしまうだけです。逆に、センサーがしっかり働いていれば、もっと平凡なプログラム、知財人としてはあたり前の基本動作であったとしても、「ビジネス」的な要請に応えることは十分に可能であると思います。

イチロー 262のメッセージ
『夢をつかむイチロー262のメッセージ』編集委員会
ぴあ

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