経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

まろやか

2007-10-14 | 知財一般
 近年では最もわかりやすい知財の成功モデル「ヘルシア緑茶」の新製品、「ヘルシア緑茶まろやか」が登場したので、さっそく飲んでみました。茶葉の甘みをひきだした後味スッキリが特徴とのことですが、確かに「ヘルシア緑茶」と違って普通の茶飲料の味になっています。ただ、「ヘルシアウォーター」のときとは違って「ヘルシア緑茶」と同種の新製品なので、カニバライゼーションを起こさないかどうかが問題になりそうです。
 3日ほど続けて「まろやか」を飲んでみた印象ですが、すっきり飲めるものの「ヘルシア緑茶」のようなパンチがない。個人的には「ヘルシア緑茶」を夜間労働の眠気覚ましに愛飲しているので、「まろやか」では物足りない気がします。ところが、今日は「ヘルシア緑茶」に戻してみたところ、「まろやか」の味を知った後だとちょっと苦すぎて飲みにくい感じがして、どうもこれからは「まろやか」にシフトしてしまいそうです。ということは、カニバライゼーションが起こっているということですが、私のように眠気覚ましという用途でない消費者にとっては、「ヘルシア緑茶」は苦すぎて飲めなかったけど、「まろやか」ならOKというケースも結構出てきそうであり、全体の顧客層を広げる効果が結構期待できるのかもしれません。いずれにしても、「まろやか」へのシフトが相当程度起こりそうなので、知財面では「まろやか」固有の技術もこれまで同様に堅い守りが求められるところですが、おそらく今回もガッチリ固めてきているのでしょうね。


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