磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
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世界一社風のいい会社を目指しています。

あえてど真ん中で勝負 笑

2017年10月06日 22時00分20秒 | オフ・ビジネス

イタリアとスペインからのお客様。

イタリア組は和食があまり得意ではないということで、ランチの場所に
悩み、

 「ホテルのレストランでどうでしょうか?」

という提案が貿易グループから出てきました。

何だかあまりぱっとしないので、あれこれ考えていて、ある考えが浮かび
ました。


 イタリア人を日本のスパゲティー屋さんに連れて行く

というアイデアです。

日本のスパゲティー屋さんって、メニューがものすごく豊富ですよね。
それに和風やら、変り種やら、スタンダードなもの以外にもバラエティー
豊富だから、珍しがるんじゃないか?

これってものすごい名案か、はたまた迷案なのか?

イタリア人に提案したら、若干小馬鹿にしたような反応でしたが、
ここは 一か八かの大勝負に出ました。


してその結果はというと・・・

 「おいしい!」

 「ワイフの味に似てる」

と大好評でした。

してやったり! 
日本のスパゲティも本場並みってこと 



さてスペインからのアミーゴ エミリオ。
彼は私以上に和食の達人。何でもござれ。

だから食べ物に関しては何も心配することなく、どこへも行ける・・・

ということで選んだお店は、スペイン・バル 

 「何でだよ~!?」

これまたびっくり! 彼もジョークかと思ったほど。
でもマジです。


料理は楽しんでもらいましたが、

 「これはちょっと違うな~」

 「おいしいけど、パエリアではないよ。
  パエリアなら私の作ったものの方が絶対美味しい!」

というコメントもありました。


でも一番笑ったのが、お店の名前についてです。

HAMAIKA という店名ですが、スペイン語だからでしょうか
『アマイカ』と読み、 "H" はサイレントのようです。

そこで エミリオに、

 「HAMAIKAってどういう意味?」

って聞いたら、
 
 「分からない」

 「分からないってどういうこと?」

 「こんな単語は無い」

 「え~、ホント!?
  もしかしてカタラン(カタルニア語)?」

カタルニアというのは、今、スペインで独立への住民投票でもめている
バルセロナを中心としたスペインの州のひとつです。
6月にスペインを旅行した時、エミリオと一緒にバルセロナには行かな
かったけど、もっと田舎を旅したので、私もひとつ、ふたつはカタランでの
挨拶を知っているので、ここぞとばかりにまくし立てました。

しかしエミリオは、

 「私はカタランは完璧に分かってるけど、カタランにも
  こんな言葉はない」

というので、これはえらこっちゃと、お店の人にその語源を聞いてみると、

 「オーナーがいろんなお店をやっていて、このレストランが
  11番目のお店と言うことで、スペイン語で『11』と
  いう意味です」

そのままエミリオに伝えると、

 「『11』は "once" (オンセ)。
  HAMAIKAではない」

それを伝えたら、ウエイトレスの女の子、顔面蒼白になって

 「聞いてきます・・・」


そういうやり取りの間、エミリオはスマホで何やらやってると思ったら、

 「『11』だった!  バスク語で」 


そうか、バスク語か!
スペイン旅行で行った、サンセバスチャンのあるバスク地方。

 「バスク語はまったく違うんだよ」

というエミリオ。 それくらい私も知ってます エッヘン

そもそもサンセバスチャンっていうのはスペイン語であって、バスク語で
言うと『ドノスティア』って言うんです。
まったく違うでしょ。

して、スペインの部の結果は、パエリアと『11』で引き分けでした。



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2 コメント

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ブオーノ! (貿易O)
2017-10-07 19:44:15
斬新なアイデアどうもありがとうございました! 洋食やピザなどは浮かびましたが、スパゲッティ屋専門店は思い浮かばなかったです。。。

お客様はトマトソース系スパゲッティを注文され食べられた瞬間、一瞬動きがとまり「美味しい!」と言われていました。
おかげさまで満足してお帰りいただくことができました。
ありがとうございました!
博打に勝った! (磯輪)
2017-10-07 21:45:08
 Oくん

インド人もビックリ じゃないけど、
イタリア人もビックリの五右衛門の味でした。笑

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