磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

『考え抜く社員を増やせ!』

2009年12月07日 21時42分31秒 | こんな本読みました

やっとスコラの柴田さんから頂いた柴田さんの最新刊『考え抜く社員を増やせ!』
を紹介できます。

頂いておきながら、『礒輪日記』でのアップがとても遅くなり、申し訳あり
ません >柴田さん

本はずい分前に読んだのですが、柴田さんの本ともなると、安易なブログは
書けません。書くまでに時間が必要だったのです。
これ言い訳じゃありませんよ。本当のことですからね。

本のサブタイトルは

 『変化に追われるリーダーのための本』

        

そして序文に、

 「アングロサクソン的な経営手法の安易な模倣とその蔓延が日本の経営の
  主流になり、職場での人間関係の濃さ、会社に対するロイヤリティなどが
  日本の企業社会からあらかた消え去ってしまいました。」

私は昔、日本的経営の良さを維持しつつ、アングロサクソン的な経営手法を
取り入れていたつもりだったのですが、知らず、知らず前者を否定していた
のです。

それを気付かせてくれたのが、他ならぬ柴田さんの著書『なぜ会社は変われない
のか』
だったのです。私にとっては『バイブル』とも言える本です。

          

そして、ここからISOWAの風土改革がスタートしたのです。


話を『考え抜く社員を増やせ!』に戻します。

読み終えた本をもう一度パラパラとめくってみると、あちこち赤い線がたくさん
引いてあります(もちろん自分で引いたんですけどね)。その中でも、私が最も
反応したのが、第4章「『考える』ことの質を問い直す」でした。

 「無意識のうちに自分の中の制約条件になっているもの」

無意識の制約条件の前に、意識下にある制約条件があります。まずはこれを
経営が解除する。ある意味、これが「問題解決力」の構成要件の一方である
「問題が解決される環境」だと思います。

そうやって整えられた環境の中で、社員自らが意識下の制約条件を解除する
ようになる。そして、それを繰り返すうちに、無意識の制約条件に気付くように
なり、とうとうその解除に意識が、そして行動が向かう。
これが「問題解決力」のもう一方の柱である「当事者意識」でしょうか。

そこに至らせるのは、経営者のブレない一貫した理念であり、この理念を
経営者が持った時、はじめて本当の風土改革が始まる。

これが私がこの本から最も強く感じたことです。


自分も、こういうブレない理念を持てるようになり、それを社員に語り始めた
のは、風土改革に着手してから5年経った2006年初のことでした。

わが社には、私が気付かない視点を提供してくれるすばらしい仲間がたくさん
います。そういう仲間とともに、もっと、もっと、自分自身の考え抜く力を
育てていきたいです。


1ヶ月近く前に発売になった『考え抜く社員を増やせ!』は、柴田さんによれば、

 「すでに増刷も決まっていますが、本の在庫がなくなってしまっているよう
  です。アマゾンを見ていますともう二週間ぐらい前から中古しか変えなく
  なっています」

そして、その中古本は、新品の定価より高い価格でしか買えないそうです。
できるだけ多くの人に読んでもらいたいです。
早く増刷本が書店に並ぶことを期待しています。


柴田さん、すばらしい本をありがとうございました。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (acb)
2009-12-07 22:42:37
 磯輪さん こんにちは
この部分 どう理解したのか思い返していますが・・・よく分からなくなっちゃった
コメントを書くのに絶好と思ったのに・・・
まあ もう一度読み返す気になっただけでも見っけものかなぁ・・・

制約条件って・・・安心してものが言える環境下、仲間がきっと協力してくれるっていう安心感があったらかなりなくなるんでしょうね。
感謝 (D社のH)
2009-12-08 00:52:11
「ブレない経営」本当にその通りですね。
私の職場活性化活動の出発点は、「コアネットワーク」であり実践の教科書は、磯輪さんと同様、「なぜ会社・・」でした。この実践を進めて行くなか、「なぜ社員はやる気をなくしているのか」が出されスポンサーシップの確認ができました。また、今回の当書は、日本的経営の良さの再認識をすることができました。このように柴田さんの本は、いつも私にとってグッドタイミングで出していただけるのでいつも振り返りをしながら読み返しています。感謝、感謝です。
私の解釈ですから (磯輪)
2009-12-08 21:48:17
 acbさん

あくまで私の読み方、私の解釈ですから。
バイブルです (磯輪)
2009-12-08 21:53:44
 D社のHさん

私も、これらの柴田さんの本と共に進んできました。
我々経営者オフサイト仲間にとっては、バイブルです
よね。
Unknown (acb)
2009-12-09 14:37:16
 磯輪さん こんにちは
やっぱり読み直して良かった
柴田さんも 何度も読み返される本を目指しているのですから・・・完全な積み重ねはできないにしても
より広い視点から読めますね。

 ご指摘の無意識の制約条件・・・というか 枠組みに沿った思考は 質問によって突き崩していくしかないのかな?って思っているんです。
「考えて欲しい」って言っているだけじゃ進まないですからね。

「そもそも何のためやってるの?」って積極的に考える場面をつくろうって・・・

今 課長さんたちが 毎日ひとりと話して それを元に私と話をしていますが・・・今月のテーマは・・・
行動指針がみんなに定着したっていうけど・・・
おかしいなぁ・・・とか ホントはうまくいっていないっていう事ないの?

 それぞれ問題点を聞いてきてくれるのですが・・・
その場が 問題解決の指導の場になっている・・・そんな場面も窺えて

そもそも何のために 今日の話をしたの?・・・・って

もちろん 3段階くらいは 「そしてその目的は?」っていう問いを続けるのですが・・・・

絶えず原点に戻す・・・そんな風に考えることで 本質的目標を考えながら会話できるようになって欲しいなって・・・

どうやら 私はサポートの姿勢も より直接的な方法に偏ってしまうようですね
いつかは必ず (磯輪)
2009-12-09 18:06:34
 acbさん

acbさん、本当に頑張ってる。
すばらしい。

こういうacbさんの思いは、いつか、必ず社員の
みなさんに通じますよ。

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