自治会活動というのは難しいことが多い。ここ三次市布野町では、市町村合併と同時に地域の自治組織を立ち上げた。そしてその集合体である連合会設立。
なんで今まで自治会がなかったのか?答えは簡単だ。双三郡布野村時代には自治会などなくても「村」が国策による地方交付税を目一杯使い、住民のかゆいところに手が届く政策を続けることができたからだ。
バブル崩壊という時期を境に世の中が変わりはじめ、構造改革などという小泉流パフォーマンスが国民の人気の的で動き出した。市町村合併も全国的に動き出した。
しかし、世の中はそんなに甘くない「こんなはずではなかった」。と後悔する中、思惑ははずれ、格差社会が目の前に現れる。
前置きが長くなったが、こんな背景から自分のことは自分でしようという方向に向かって自治組織が誕生したわけだ。ずいぶん回り道をしたようだが、それは当たり前の社会にたどり着くための“産み”の苦しさなのかもしれない。
今夜は自治組織連合会の役員会・引継会。役員が替わるのはそれでよしとして、今年度から女性役員が4名(役員全体の25%)加わることになった。この体制にもって来るまでに4年かかってしまったが、嬉しいと感想を述べたい。
これから女性役員には事業計画への参画を期待したいが、それと同時に地域住民への政策報道担当官を務めてほしいと思う。女性特有の粘り(産むことのできるのは女性だけ)と、きめ細かいネットワークでそれに応えていただきたい。
偉そうにしている総理大臣も東京都知事も、男と名の付く誰もかれも、家ではきっと奥さんには頭が上がらないはずだ。男が束になってかかっても勝てない女性に「お願いします」と素直にゴマをすろう。
「かあちゃんの イエス欲しくて ごまをする」
もちろん私だって奥方には・・・・・・だ。