なんでも辛口!升井紘の宇宙遊泳

暑いねえ!かき氷でも食べようかな!

“命”を選んだ長崎第2選挙区

2009-11-30 00:00:30 | Weblog
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長崎で、あの怪物“久間章生”を破って衆議院初当選の福田衣里子さん、彼女の執念は自身も体験している肝炎で苦しむ人達の救済にあった。

【福田衣里子さん、11月28日のブログから】
こんにちは。いよいよ来週、肝炎法案は、参議院本会議にて、成立する見通しです!初登院から二ヵ月弱を、密着取材しておりました、テレ朝の番組の鳥越俊太郎の『ザ スクープ』スペシャル明日11月29日、14時から、私の特集を放送する予定です。是非、ご覧ください!今日は、これから滋賀県草津市で、講演させて頂きます。

この番組を見て感動した人は多いと思う。先ず今年8月30日の総選挙に遡ると、自民党大物議員の久間章生が構える長崎第2区。長崎で薬害肝炎訴訟原告団代表の彼女の元へ、民主党の小沢一郎が訪ねた。「福田さん、衆議院の選挙に立候補してくれませんか、民主党が必ず貴方を当選させますから」家族の間でも色々あっただろう、が、最終的にはその要請を受諾して立候補した。

選挙戦が始まると、久間章生は「新幹線も高速道路も言わない人が選挙に出ている」と演説で“非常識な福田”を説いた。一方の福田候補は「私は初めてのことで、何も分からない、しかし人の命が大切なことを訴えたい」と選挙区を走り回った。結果、1万数千票の大差を付けて当選。久間章生は驚いたが、時の移り変わりを実感する以外の、何ものでもなかった。

28日の厚生労働委員会で、肝炎法案は全会一致で決議され、午後からの本会議で、「肝炎対策基本法案」が議決された。彼女の言うとおり来週、参議院で議決を得て成立の見込みだ。来年度予算案のための公開事業仕分けで、これまでの“天下り・癒着なあなあ政治”が国民の目の前にさらけ出されたことに、その個別賛否は別にして、国民は初めて「政治」を見ることが出来た。

そして、国会では福田衣里子議員自身のマニフェストが、一歩を踏み出そうとしている。法案が成立したことだけで喜ぶのは早すぎる。また、法案が成立しても失われた“命”が返ってくる訳ではない。これから生きるための“命”を守る戦いが始まる。

選挙で残ったのは、東国原知事(そのまんま東)に立候補要請して失敗した、自民党の古賀誠選対本部長に目にもの見せた、小沢一郎幹事長の“したたかさ”だろう。


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知事退職金、仕分けで“削除”!

2009-11-29 00:00:29 | Weblog
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ビックリこいてしまった新聞記事。何とあの方に退職金、4333万円。4期勤めたそうで、合わせて1億8506万1600円。あの方にそんな価値があったのだろうか。中国5県で比較してもダントツの退職金だそうで、この冬の勤労者が貰うボーナス最低と好対照だ。しかも、知事退職金について、外部への諮問もしないで、にこにこ顔で受け取るあの方の顔をみるのも胸くそが悪い。

ひょっとして、冬の賞与まで貰うのではないだろうか。世間が厳しい状況にあるにもかかわらず、自らの後援会の政治資金不正経理を片づけもせず、“厚顔無比の税金ドロボー”とこれは言い過ぎかも知れないが、悪口を浴びせたいほどの面の皮の厚さだ。腰抜け県議会から、退職手当の決定や返上についてコメントを求められたらしいが、「現時点で考えていない」と開き直っている。

最後の局長会議に臨み「16年間は激動の時期で、大変だった。こういう時期だから県民が主役だという原点に返り、長期的な視点で行動して欲しい」と語ったそうだ。それに対して「ごもっとも」と相づちを打ったであろう局長さん方、県議会が腰抜けなら、局長級も根性無し、または“触らぬ神にたたりなし”なのだろうか。県民としてはやるせない県知事退職金報道だ。

悪口雑言でいささか後味は悪いが、憎まれ口ついでに、こんな税金の使い道こそ「辛口」が仕分け人になってまな板に載せ、“知事退職金削除”と赤色マジックインキで書いてやりたい.



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後楽園入場料は65歳以上無料!

2009-11-28 00:00:28 | Weblog
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26,27日と小中学校のクラス会で、倉敷・岡山方面へ出かけた。三次から福塩線、山陽本線を乗り継いで倉敷到着。早速、美観地区を散策した後、小高い山の上に立つ「山陽ハイツ」でお泊まり。大きな風呂でくつろいで、大宴会(総勢11名ではあったが)。
27日は、岡山の後楽園へ出かけた。ここは65歳以上になると入場無料で、11名中5名が前期高齢者。6名はこれから65歳に手が届くため、350円の入場料を支払って庭園内に入る。(年齢ごまかし、する人なしのマジメ集団)

見学を終わって岡山駅へ、そして始まる“お買い物ツアー”弁当買って電車に乗り、お尻の痛いのをこらえながら、乗り継いで三次駅到着は17時頃。楽しいクラス会は終了。夜7時からは三次市議会の議会報告会(布野生涯学習センター、のぞみホール)出席。

報告は、議会の仕組みや委員会構成、役割など、今回の報告会は内容的に出来過ぎくらいの“上出来報告会”で、松江市議会が視察のため訪れていた。
「辛口」の質問:「国レベルの事業仕分けは、公開でやったため国民が喜んだ反面、官僚たちの回答は、質問にもしどろもどろで失望。それに引き替え三次市議会は、報告会を開いていて頼もしい(リップサービス以上)

「松江市議会から視察に見えているので、質問のテーマにしたわけではないが、議員の皆さんが視察した好材料は、何処へ反映されているのか」
議員が答えるには「本会議の1問1答」や「議会のCATV中継」、「議会報告会」など沢山あるそうだ。

その後、質疑が続いて9時過ぎに終了。近頃の出来事にしては前向きで良い運営だった。
「辛口」の“甘~~~~~~い”褒め言葉でENDにしよう.



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もちろんCARPは優勝だ~っ

2009-11-27 00:00:27 | Weblog
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CARPはこのところ定席のBクラスでシーズンを終えた。“何を今更”といわれるかも知れないが、シーズンが終了した途端に中国新聞の記事内容が一変する。野村謙二郎が新監督に就任したことは「辛口」も望んでいたことであり、喜ばしいことであるが、スポーツ欄には連日カラー写真満載である。

「ピッチャーが新球を会得したので、来シーズンは盤石だ」
「守備位置のコンバートで打線が厚くなる」
「新外国人を獲得して打力アップ、これまでの打てない野球から脱皮」
「野村イズムが拡がり、選手に闘争心がみなぎる」
内容は、まるで優勝でも果たしたような賑やかさだ。

この見出し、来年3月終わりのシーズン開幕からも、続くのだろうか。ファンとしてはそれを期待したのであるが、これまで何年も忘れてしまった“優勝”。それどころか、Aクラスにさえ届いていない現実から、新聞記事も信頼して読めなくなっている。

とは言いながら、シーズンがダメだから、オフくらいは新聞で“勝つCARP”の夢を見ろ!というのかも知れない。CARPのホームページを開いてもシーズンオフのサービスが足りない。というか、代わり映えがしないのである。むしろ、シーズン中の爆発的人気で盛り上がったブログCrazy Carp a go go ! がオフになっても頑張っている。

「で、『辛口』自身はどうなんだ?」
「もちろんCARPは優勝だ~っ」
「なんじゃそれ、散々こき下ろしておいて、よう言うよ」

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金は出さんが、口は出す

2009-11-26 03:15:10 | Weblog
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ああ、また世間を賑わせているのは“事業仕分け”。国の予算を決めるための、事業の要不要を吟味することは、これまでにも行われていたはずだ。それが政権交代を機に、公開で行われることになったため、馴れ合いのさじ加減では済まなくなった。

「本当に必要なのか、根拠は何か、定量的な費用対効果は検証したのか、省庁間の調整は出来ているのか」と、ど素人の仕分け人に矢継ぎ早に質問されて、答えがしどろもどろの官僚たち。現地で見ている人達(観衆)だけでなく、テレビに映し出される姿に、国民は驚くばかりだ「まあ、あんな杜撰なことで税金を使っていたの」。

化学技術の分野で切り込み、廃止を判定すると、ノーベル賞を受賞した偉い面々が登場して、一斉に「科学の芽を摘み取る気か!」と息巻く。まてよ、あなた達の功績は素晴らしいものがあるだろう。しかし、我々が納めた税金(国家予算)を湯水のように使って得たノーベル賞、一体いくら賞金を貰ったんだ。

ノーベル賞を貰ったのはよいとしても、賞金の一部を科学技術発展のために寄付した、なんて話しはあまり伝わってこない。国が予算を減額するのを許せないのであれば、「私も賞金の何某かを提供するので、科学分野の発展のため全面的な削除は止めてくれ」くらいのことは言っても罰は当たらないと思う。

一流のノーベル賞受賞の科学者が、雁首(がんくび)並べて「予算の廃止はけしからん」と“金は出さんが口は出す”姿は、憤りよりも、むしろ“滑稽”だ。


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超大国なのに発展途上国

2009-11-25 00:00:25 | Weblog
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オバマ大統領が就任後初めてアジア諸国を訪問した。一応最初の訪問国に日本を選んだが1泊2日で、中国は3泊4日だ。鳩山総理との首脳会談で、普天間基地移設問題は具体的な報道発表がされず、表面だけの笑顔で持ち越し。

一方中国では、オバマ大統領の口から“2G”という、衝撃的な言葉が出た。これに対して胡錦濤国家主席は「2Gなどと持ち上げていただいて感謝する。しかし中国は発展途上国だ」と、人権問題や環境問題での責任(の土俵に上げられるのを)を事実上回避した。

国谷キャスターが中国楊外相と対談している。国谷さんの声は日本語、楊外相の声は同時通訳で伝えられる。昨夜のNHKクローズアップ現代である、

楊外相の言葉を借りると「中国は超大国であると同時に、発展途上国だ、二つの表現は両立する」と言いながら「中国はアフリカの発展途上国を、自立できるようにするため援助している」と、自らの発展途上国の仮面を都合良く脱ぎ捨てる。
また、「チベットの一部の人民が言うことだけが正しいのではない、中国全体の人民の声が大切だ(他の国には分からないものがある)」と、内政干渉への防波堤を高くする。

さらに、鳩山総理の東アジア共同体提案に言及すると「中国は東アジアの結びつきを主張してきた、同じ文化を持つ日本の鳩山総理の発言には、基本的に賛成だ。また中国、日本、韓国の結びつきも大切だ(日本との不幸な過去もあったが)」と、お上手を語った。

【中国のしたたかさ】
中日韓の友好を大切としながら、北朝鮮との関係には言及しない。
政府開発援助(ODA)は、発展途上国だから出せと催促する。
東シナ海の天然ガス油田開発は、日本との共同開発に合意しながら次に進まない。
農薬入りギョーザの解明には消極的。

☆核兵器を持つ国


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離婚間近のカップルとかけて・・・

2009-11-24 06:45:29 | Weblog
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そろそろ次の公開事業仕分けが始まるそうだ。容赦なしの切り捨て論への賛否はともかく、自民党政権が、陰で都合良く予算編成していたことを思えば、これはやるべき事だと思う。
蓮舫さんが厳しい表情でそれに臨んでいる姿は、それでいいではないか。むしろ和気藹々の馴れ合いで仕分けをされることの方が、我慢できなくなる。

彼女には「必殺仕分け人」の称号を贈りたい。

話しは代わって、就職について“就活”、結婚について“婚活”などと略語で取り上げられている。そのことはどうでも良いとして、結婚件数と離婚件数が近接してきていると言うから驚きだ。ひと頃言われた“熟年離婚”というのもあったし、「辛口」はいつ、どこで離婚を迫られるか、戦々恐々の心境(笑いで済ませたい、奥様よろしく)だ。

昨日芸能人の歌番組TVで謎かけをやっていたが、歌手の山本譲治がとても面白く、切ないネタを持ち出した。

「離婚間近の噂のあるカップルとかけて」

「インフルエンザ治りかけととく」

そのココロは

「熱は冷めましたが、セキはまだ抜けていません」


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自民議員、地団駄踏んで悔しがる

2009-11-23 00:00:23 | Weblog
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菅副総理・国家戦略相は22日、政府の行政刷新会議(議長・鳩山首相)の「事業仕分け」で「事実上の凍結」とされた次世代スーパーコンピューター(スパコン)開発予算について、判定を見直す考えを表明した。

痛快で、有無を言わせぬ蓮舫議員らの事業仕分けにもイチャモンをつける輩がいる。「正しかるべき正義も、時として盲しいることがある・・・」というところだろうか。(逃亡者のフレーズを無断借用)

その前に、蓮舫参議院議員の名前であるが、彼女は中国か台湾生まれの方かと思っていた。ところが本名は、村田蓮舫さんというのだそうで、くだけて言えばイチローみたいなネーミングだったのだ。(ここまで余談)

弁護士のいない裁判だとか、結論は先に決まっているとか、何かと揶揄される事業仕分けであるが、それにしても官僚の説明はお粗末だった。仕分け人が「定量的に説明して欲しい」と言っても、しどろもどろで答えられなかったり、または「一方的なことばかり言わないで、私の話も聞いてください」と泣き落としをかける官僚もいたりして話題性には事欠かなかった。

そして、昨日の菅副総理の見直し表明、「まあ、それくらいで良いのではないか」自民党議員が、地団駄を踏んで悔しがっただけでも面白かったし、必要な事業は政治家判断で続行させることも分かった。

しかし、このスパコン開発予算も、「世界で1番でないと困る」とか、答弁していたが、「自分のところだけは、予算を確保したい」の一念で、その金が国民の税金であることをすっかり忘れている。

認知症は病気で物事を忘れるのであるが、世の官僚(政治家も同じレベルの人もいる)は、自分に都合の良い忘れ方だから困ってしまう。


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尾道松江線、高速の功罪

2009-11-22 00:00:22 | Weblog
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12年度に供用開始「尾道松江線の三次~三刀屋」。いよいよである。陰陽を結ぶ高速道路の建設計画が発表された頃、地元の誰も、そのことに興味を示さなかった。「やがて開通の日を迎えると、国道54号の交通量は減り、三次以北、三刀屋までの54号沿線は火が消えたようになるはずだ」。と、「辛口」は警告を発し続けてきた。

「通過する車両が落として行く“金”をごく当たり前だと考えてはいないか」。
「高速道路開通後の姿を想像したことはあるか」。
「自分のいる場所がどんなことになるか、考えたことはあるか」。

時代の流れと共に、目的地へ早く安全に到着する手段として、新幹線や高速道路の整備が続けられてきた。尾道松江線は、中途から通行料無料で建設されることになり、しかも、広島松江間が50分も短縮されるとなると、益々高速道へ車は吸い寄せられるはずだ。やがて路線バスも三次以北は高速道路を通行することになり、地域の足も少なくなるだろう。

布野、赤名、来島、頓原を通過する車両は減り、結節点の三次だって降りてくれる車は激減するはずだ。地方自治体は三次も庄原も、尾道松江線の建設に期待をかけているが、目的地として、降りていただく準備が整っているとは思えない。「辛口」の住む布野町や、県境を超えた赤来町は、悪くすれば閑古鳥の鳴く“裏通り”になってしまう。

今「辛口」は、道の駅ゆめランド布野に隣接する「林産館」の活性化を考え、取り組んでいる。もちろん高速道路が出来ても、目的地として来ていただける場所を目指しているからだ。昨日の新聞に載った高速道路の供用開始まで時間はない。しかし、地域の人達は実感を持った眼でそれを捉えているようには見えない。

「辛口」は非常にはがゆい思いで、今を歩いている。ややもすると足取りが重くなるような上り坂だ。


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官房機密費の秘密

2009-11-21 06:54:51 | Weblog
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内閣は官房機密費という“金”を使うことが出来る。先に平野官房長官が、使途は公開しないと伝えたが、yahooニュースにこんなタイトルで載っている。「衆院選直後、2億5000万円支出、使途は公表せず」麻生内閣が衆院選で敗北した直後の支出で、次のような内容が掲載された。

麻生内閣では、4月から8月までは例年通りの支出だったが、8月30日の衆院選で民主党が圧勝した2日後、河村前官房長官から2億5000万円の請求があり、全額が支出されていた。これについて、河村前長官は20日夜、「政権にある立場ではないので、特に述べることはない。内容、詳細、使途については非開示を原則としている」と語り、衆院選の費用を補填(ほてん)したのではとの質問には「それも非開示だ」と答えた。

 一方、平野長官はこの日の記者会見で、河村前長官から官房機密費に関する引き継ぎを受けた後、金庫の中には現金が全く残っていなかったとコメントしている。

この官房機密費という“代物”は、使途を明らかにすることが都合の悪い金のように聞こえる。機密という熟語自体が、秘密に通じるニュアンスに聞こえるし、何となくミステリックな響きがある。自民党の終末期の支出を何に使ったのかは分からないが、民主党新政権でも使途は明らかにしないというのだから、よほどのことに違いない。

世の中には、全て伝えることが“善”である、という考え方もあろうし、人の心を思えば全てを伝えることが必ずしも良くないと、いうこともあろう。官房機密費についても、今の時点では公表できないとしても、その目的が達成された後であるとか、既に影響が無くなった後には、公表するべきだろう。

事業仕分けにも引っかからず、領収書の公開も必要ないとは言いながら、元はと言えば国民の税金であることは間違いないのだから。

官房機密費…◆ 正式名称は内閣官房報償費。支出に関する法律上の規定はなく、歴代内閣は政府答弁で「国の事務や事業を円滑に遂行するため、機動的に使用する経費」と説明してきた。使途の公表や領収書を提出する義務はない。外務省の機密費流用事件をきっかけに、02年度予算で前年を10%下回る14億6165万円に減額されて以来、毎年度同額を計上。官房長官に一任されている金額は12億3021万円で、残りは内閣情報調査室の費用に充てられる。

「あ~あ 一度でいいから“官房機密費”使ってみたいものだ!」


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