生かされて

乳癌闘病記、エッセイ、詩、童話、小説を通して生かされている喜びを綴っていきます。 by土筆文香(つくしふみか)

さようなら、Iさん

2017-10-03 20:25:29 | 教会
教会学校で一緒に奉仕していたIさんが召されました。今日は教会でお葬儀がありました。

今年の3月まで同じ分級で奉仕しており、そのときはとてもお元気でした。6月に胆管細胞癌がみつかって入院し、療養生活を続けていましたが、9月28日に召されました。73歳の生涯でした。
お葬儀で思い出を語らせていただきましたので、紹介させていただきます。

Iさんと初めて出会ったのは、10年ぐらい前のことです。場所は教会学校の部屋の入口でした。小学生のご家族の方かと思っていましたが、そうではなく見学していたのでした。Iさんはめぐみ教会に移って来られてから、毎週教会学校を見学されていました。

一年経って、教会学校教師として奉仕されるようになりました。教会学校は礼拝が終わると各学年に分かれて少人数で分級をします。分級の担当を10年間で4回ほどご一緒させていただきました。

Iさんにたくさんのことを教えられました。礼拝でのお話しのとき、分級での聖書の学びをするときは、じっくり
聖書を読み、時間をかけて準備されていました。
誕生会のときは、手作りのカードを丁寧に作っておられました。

遠方からバスを乗り継いで教会に通うのは大変だったと思います。教会学校の行事等で第一礼拝に出る必要があるときは、早朝に家を出て、8時半からの第一礼拝に間に合うように来られていました。
 
7年前にIさんがお茶の水聖書学院(OBI)の卒業生だとわかりました。わたしは、通信で学んだので同席することはありませんでしたが、OBI20周年記念でご一緒しました。お母様の介護のことで、とても大変な時期に聖書学院に通っておられたことをお聞きし、つらい境遇の中にあって、必死に神様を求めて生きてこられたのだなあと思いました。

あるとき、いつまで教会学校奉仕を続けるかという話になりました。わたしは、「体がきつくなってきたから、あと1,2年かな……」と言うと、Iさんは「わたしは体力がなくなったらヘルパーとして奉仕し、もっと年をとって歩けなくなっても教会学校に参加し続けたい」
と、言われたのを聞いて、子どもたちと教会学校を心から愛しているのだなあと胸が篤くなりました。

その話をしてから一年もたっていないのに、天に駆け上がっていってしまいました…………。

Iさん、天国でお会いできる日を楽しみにしていますよ。
  

「Iさんは神様から愛され、神様を愛した人でした」と牧師先生が言われました。

聖書の言葉
しかし、私たちは、私たちを愛してくださる方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。(ローマ8:37)

写真画像追加しました。


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