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「世界遺産」の真実  過剰な期待、大いなる誤解

2010年03月06日 23時25分29秒 | 
今日は「啓蟄」。冬眠していた虫たちが土の中から這い出てくる頃。
だから今日は、ぐんま昆虫の森に行きたかったんですけどね。でも、朝から小雨が降ったり止んだりの生憎の空模様。
仕方がないので、家の中で読書です。

今日読んでいた本は、こちら↓
「世界遺産」の真実 過剰な期待、大いなる誤解 佐滝剛弘・著、祥伝社


群馬県でも、富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産候補になっていますね。
世界遺産のイメージとすると、“世界的なお墨付きを得た名所・旧跡”、“世界から注目される人気の観光地”というような印象がありますが、それが正しい理解なのでしょうか?
そもそも「世界遺産」って何?、と質問されてい正確に答えられる人はそう多くないと思います。(って、そう言う私も答えられませんが・・・)

世界遺産とは何なのか?、どうやって世界遺産を決めているのか?、そしてその実態、等々が読みやすく解説されているオススメの一冊。

県が富岡製糸場を中心とする絹産業遺産群の世界遺産登録を推進し始めた頃、正直言って私も「何をバカなことを・・・」と思っていました。
群馬で生まれ育った人間にとって、富岡製糸場や桑畑や民家の風景は、あまりにも身近すぎて、その歴史的、文化的価値については気付きにくいですね。
同じ著者のこちらの本もオススメです↓(というより、群馬賢人必携ですかね)

日本のシルクロード 富岡製糸場と絹産業遺産群 中公新書クラレ




富岡製糸場と絹産業遺産群 群馬県

富岡製糸場・世界遺産推進ホームページ 富岡市


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (穂高ファミリー)
2010-03-07 00:08:02
その目的は「保護」がメインであったように記憶しています。
(今は違うのかな? 確かではありませんが。^^;)
そうなると一番身近な世界遺産は〝里山〟?
ということになるのではないのかなぁ…なんていつも考えています。^^
雨が・・・ (DT12A)
2010-03-07 00:49:08
平日は夜降って、昼上がり・・・
休日は昼降って、夜上がり・・って、一番歓迎されないパターンの天気で、気が滅入り気味です。

「世界遺産」=「観光地」は、日本人だけの感覚なのでは?
破壊されてしまった、アフガニスタンの大仏(もう名前思い出せない・・・)に代表されるように、とても観光客が行けない場所にも、世界遺産が多数有る事に気付けば・・・
本来の意味・・・その歴史的価値、意義から、未来に伝え残すべき物。(・・・ではなかったかな?随分前に聞いたっきりで、自信は無いです。)
は理解できると思うのですが・・・

人はみな自分だけのフィルターを使って物事を見ますから、仕方ないんですけどね・・・

富岡製糸工場は、多少微妙な部分もありますが、世界的に価値を認められても良い物だと、思いますよ。
ただ、認定されたらされたで大変なことになりますが・・・
穂高ファミリーさんへ (こにタン)
2010-03-07 18:42:08
はい。世界遺産の目的は『保護』ですね。
そして、おっしゃるとおり、里山は文化遺産、自然遺産としての価値を持っていますよね。
今年10月に名古屋で開催される生物多様性条約締約国会議を機に、
里山の大切さが多くの人に認知されることを期待しましょう
DT12Aさんへ (こにタン)
2010-03-07 18:47:47
世界遺産が、観光地のブランドのように取り扱われることには違和感を憶えますね。
最近、中国が世界遺産登録に熱心なようです。
アメリカはあまり関心がないとか・・・
世界遺産という“ブランド”には、様々な思惑も絡んでいるようです・・・
しかし、世界遺産の思想には賛同できますので
マスコミや観光業者に踊らされずに、その価値について知ることは大切ですよね。

この土日も生憎の天気でしたね。
鳥見、虫見に行きたいなぁ

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