社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

飲酒運転でも、女性には甘く?

2006-09-14 20:55:36 | 事件、事故
 飲酒運転が大きな社会問題となっている昨今、今度は19歳の介護士の少女が飲酒によるひき逃げで逮捕された。(以下に関連リンク)

・「飲酒ばれるのが嫌だった」 19歳少女逮捕 浜松
http://www.shizushin.com/local_social/20060914000000000008.htm
・ひき逃げ19歳少女を逮捕 「飲酒ばれるの怖くて…」
http://www.sankei.co.jp/news/060914/sha020.htm
・「ばれるのが怖かった」19歳の少女が飲酒ひき逃げ
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/soci_news11.html?now=20060914200610

 これらのリンク情報によれば、被害男性が逃走車両のナンバーを覚えており、そこから逮捕に至ったようだが、事件発生から逮捕までに約11時間を要していたため、既に加害少女の酔いは覚めており、アルコール検査でも基準値を下回っていたという。このため警察では、飲酒・酒気帯び運転での立件は難しいとしている。

 ここで注目すべき点は、事件発生から逮捕までの約11時間を早いと見るか遅いと見るかである。今回の事件の場合は被害男性も軽症で意識も明確で、しかも逃走車両のナンバーも覚えていた。従って捜査条件としては最適と言えるだろう。

 にも拘らず、犯人逮捕までに約11時間を要したため、事故当時に飲酒していたことを立証出来ないということであれば、飲酒運転の事故は逃げ得(*1)という考えは益々広まってしまうだろう。

 ここ数日、飲酒運転の逃げ得報道が飛び交う中、恐らくこの加害少女もそうした法律の抜け道を知った上での行動であろう。だとすれば極めて悪質である。

 しかし、私は警察の捜査のあり方にも疑問を抱いている。それは、犯人が女という理由で恣意的に逮捕時期を遅らせ、飲酒運転での立件を見送ろうとしたのではないかということだ。もしそのようなことが日常的に行われていたのなら、全く由々しき事態である。

 犯罪捜査に男も女も関係ないだろうと思うかも知れない。しかし男女共同参画、フェミニズムの影響で、決して男女無関係とは言えない事例が幾つもあるのだ。例えば痴漢の捜査では女性側の供述を鵜呑みにする傾向があるし、駅構内での巡回なども年々強化され、痴漢対策には躍起である。またDV被害者の保護、引越しの際の立会いにも積極的な点など、警察はもはやフェミニズムの手先と化しつつあると思える節が沢山あるのだ。

 痴漢や強姦といった性犯罪は厳罰化せよと言う一方で、母親による幼児虐待には育児環境の不備やストレスによるとして同情的な論調に傾くなど、フェミニズムの主張は明確な女尊男卑である。そんな権力が介在する中では、今回の事件に関しても私の疑いは決して的外れとは言えないのではないだろうか。


(*1)
 逃げない場合は飲酒運転が立証されるため危険運転致死罪の適用が考えられ、最高で20年の懲役となる。これに対し、逃げた場合は飲酒運転が立証されにくく、業務上過失致死罪と道路交通法違反との併合罪の可能性が高くなり最高でも7年6ヶ月の懲役にしかならない。
 但し今回の事件の場合は被害者が軽症のため致死罪の適用はされず傷害罪の適用となり罪は軽くなる。


《関連ニュース》
伊勢市役所児童長寿課の女職員(44)を飲酒運転で逮捕、停職・減給・戒告いずれかの処分、三重
http://www.isenp.co.jp/news/_2006/0914/news02.htm
飲酒運転一晩で35件/強化週間初日県警摘発、清掃員の女(38)を逮捕、沖縄
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200609141300_03.html

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