社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

「男性差別」認知の動きは拡大されるのか?

2007-02-26 12:47:00 | いじめ、DV

独司教が「産む機械」発言 政府の保育所増設計画批判(共同通信) - goo ニュース

 ドイツでも、「産む機械」論争が起きているそうだ。しかし日本と違うのは、あちらの発言者は謝罪も撤回もしていないという点だ。

 日本では、マスコミや女性団体が騒げば必ず謝罪をするのが当然のようになっている。しかしこれではガキ大将のいじめに屈しているのと同じだ。

 ネット上や新聞の投稿欄でも、例の柳沢発言については、単なるものの例えであるとか、そこまで騒ぐほどのことなのかといった、過剰反応に疑問を呈する声も徐々に目立つようになってきた。

 特に、日経BPのサイトでは「産む機械」を「亭主元気で留守がいい」や「濡れ落ち葉」など過去の男性差別的な表現と比較して今回の騒ぎ方を批判している。(*1)

(*1)数字で見る男と女の働き方【第2回】語られざる男性差別
男性に“職業選択の自由”はあるのか
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20070220/119382/?P=1

 更に、北海道では男性のDV被害についても取り上げているという地元紙の報道もあり(*2)、これまで専ら女性のみを被害者としてきた男女共同参画の動きに変化の兆しも見られる。

(*2)妻が夫に暴力「逆DV」道内激増、
男性の一時保護検討、昨年相談最多42件
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070225&j=0022&k=200702258136

妻が夫に暴力「逆DV」道内激増 道、男性の一時保護検討 昨年相談最多42件(北海道新聞) - goo ニュース

 但し、これらの動きを社会正常化の流れと見るのは早計だと思う。例えば日経BPのサイトで言及されている雇用の男性差別にしても、まだそれを是正する法律は存在しないし、また北海道のDVにしても、「逆DV」と表現してDVの既定値を男→女としている点など、改善の動きの中にも問題点はある。

 特にDVに関して、あるフェミ系女性団体では、海外の事例で女性が加害者として訴えられるケースに懸念を示し、女性が「定義権の奪回」をすべきという趣旨の意見を主張している。これは女性に決定権を与えるべきという女性権力の主張そのままである。

 従って、女→男のDV認知など男性差別に関しては様々な女性権力が今後新たな抵抗を見せるのは必然的と言えよう。


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