社会の荒廃 研究室(蜻蛉の眼鏡)

国連の女子差別撤廃条約に基づく男女共同参画を強行する女性独裁権力(フェミニズム)の社会病理に言及、コメント欄も充実。

マタハラ、セクハラ、全て女性を被害者に見立てる姑息な発想

2014-11-06 22:59:49 | 労働

 今回は時間の都合でニュース紹介のみで考察は控え目としたい。

 妊娠や出産を理由に降格することが何故いけないのか。仕事に支障が出るのは当然であり、田母神氏の意見はもっともだと思う。しかしこのニュースは田母神氏に対する批判意見を中心に書かれている。それ自体が偏見ではないのか。また「あなたを産んだのは男性ですか?」というコメントは全く反論になっていない。何故なら、子供は女性だけで出来ないし、男女が協力と言うなら、男性の労働条件が悪くならないように女性が降格を受け入れるなどの協力をしなければいけないことになる。フェミニズムに汚染された女の意見は、自分が協力して欲しい時だけ男女が協力といい、女が男に協力することは全く考えてないのだ。

・マタハラ訴訟に田母神氏が独自見解を披露「降格で裁判するような女性を愛する男性はいますか?」 2014/10/25 17:54
http://www.j-cast.com/2014/10/25219278.html?p=all

 妊娠や出産を理由に働く女性が嫌がらせを受ける「マタニティー・ハラメント」(マタハラ)について、最高裁が下した初の判断が注目を集めている。

 「画期的な判決」との評価も聞こえる中、軍事評論家の田母神俊雄氏(66)が異論を唱え、猛反発を受けている。

■「同じ労働条件にせよというのは無理」
 
 今回最高裁が判断を下したのは、妊娠による降格をめぐる裁判だ。広島市の病院で働いていた管理職の女性が妊娠後、業務負担の軽い部署への異動を希望したところ副主任の職を解かれたことを不服として、病院側に損害賠償などを求めていた。

 2014年10月23日の最高裁は、「降格を本人が承諾したか、降格が必要な特段の事情がない限り降格は違法」と、初めての判断を示した。原告敗訴の2審判決を破棄し、広島高裁に審理を差し戻した。

 これについて田母神氏は10月24日、ツイッターで

 「女性は子供を生むときは長期にわたり会社を休むのです。その可能性のある人と継続的に働いてくれる男を同じ労働条件にせよというのは無理です。また妊娠で軽い業務しか出来なくなった女性を降格したとか言って裁判に訴えるような女性はどんな女性か。『貴女を愛してくれる男性はいますか』と聞きたい」と投稿した。

 男女雇用機会均等法が施行され、30年近くがたち、安倍内閣も女性の活躍を積極的に打ち出している。そうした中、田母神氏はそれに反するかのような主張を唱えた形だ。

■「あなたを産んだのは男性ですか?」反論続々
 田母神氏のツイッターには

 「短期的利益しか考えてない。政策でカバーしないと少子化はさらに進む」
 「貴方を欲する女性はいても、貴方を愛する女性は居なさそうだ」
 「あなたを産んだのは男性ですか?男女が協力しあわないと繁栄できず日本は滅亡します」

 といった反論が続々と寄せられている。

 田母神氏は9月に「太陽の党」を率いることになったばかりだ。「女性票を失くしますよ」との指摘もさっそく受けている。

 若者の労働・貧困問題に取り組む「NPO法人POSSE」の事務局長、川村遼平氏はツイッターで「最低なコメントをしようと思ってもここまで醜いのは思いつかない」と呆れかえる。NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹氏も「ほんとこの人が都知事選に失敗してくれたことを、神に感謝したい」と皮肉たっぷりに批判。フリージャーナリストの岩上安身氏も「女の敵であり、母親の敵。民族の再生産の敵」と非難した。


・内閣府調査:「産後働く」44%、初の減少
毎日新聞 2014年11月02日 09時00分(最終更新 11月02日 17時25分)
http://mainichi.jp/select/news/20141102k0000m010118000c.html

 内閣府は1日、女性の活躍推進に関する世論調査の結果を公表した。女性の職業について「子供ができてもずっと続ける方がよい」と回答した人は44.8%で、同種の調査を始めた1992年以来初めて減少に転じた。出産後も働き続けられる環境整備が不十分との意識が背景にあるとみられ、女性活躍を最重要政策と位置付ける安倍政権にとって課題となりそうだ。

 調査は8月28日~9月14日、全国で20歳以上の男女5000人を対象に面接形式で実施。有効回答は60.7%の3037人だった。

 「子供ができても職業を続ける方がよい」との回答は前回2012年調査の47.5%より2.7ポイント減少した。一方で、「子供ができたら職業をやめ、大きくなったら再び職業を持つ方がよい」が前回比0.7ポイント増の31.5%▽「子供ができるまでは持つ方がよい」が同1.7ポイント増の11.7%▽「結婚するまでは持つ方がよい」が同0.2ポイント増の5.8%といずれも増加。「女性は職業を持たない方がよい」は同1.2ポイント減の2.2%だった。女性が職業を持つ志向は変わらないものの、出産が大きなハードルとなっている現状がうかがえる。

 また、出産後も同じ職場で働き続けるために必要なことを複数回答で尋ねたところ、71.6%が「保育所や学童クラブなど、子供を預けられる環境の整備」を選んだ。次いで▽「女性が働き続けることへの周囲の理解.意識改革」49.6%▽「男性の家事参加への理解.意識改革」48.6%--の順に多かった。

 各分野で女性のリーダーが増えた場合の影響(複数回答)では「男女問わず優秀な人材が活躍できるようになる」(65%)「女性の声が反映されやすくなる」(55.9%)などの意見が多かった。女性活躍推進の障害(複数回答)は「夫など家族の支援が十分ではない」が50.1%、「上司.同僚.部下の男性や顧客が女性リーダーを希望しない」が31.1%だった。【松本晃】



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6 コメント

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Unknown (Unknown)
2014-12-03 18:18:50
この判決を出したのは「桜井龍子」裁判官です

今度の衆院選に伴う最高裁判所裁判官国民審査では、不信任(氏名の上の欄に×印)しましょう
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Unknown (Unknown)
2015-09-19 09:40:46
(古い記事に失礼します。最近またマタハラ問題が喧しいので、どうしても一言、言いたくなりました。)

だいたいね、図々しいんだよ女は
何もかも丸ごと手に入れようなどと、ムシが良いにもほどがある

こっちが容認できるのは男女同権・男女同じ土俵での社会進出まで
これが私から女への最後通牒
これ以上の譲歩は決してない

何が結婚、何がワークライフバランス、何がマタハラだ
男の領域を奪ったその上に、女の幸せまで手に入れさせてたまるかよ
キャリアも結婚も子供も、何もかも根こそぎ持って行かれてたまるかよ

・・・と、こういうことを言うとまたクソフェミが「ダメ男の嫉妬w」とか馬鹿にするんだろうな
ま、好きにすりゃいいけど
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Unknown (Unknown)
2016-01-07 18:07:22
産休・育休で1年ほど離職する労働者には国からの金銭的助成があるが、会社側には何にもない。
組織は誰かが居なくなれば代わりの人材で穴埋めをしなければならない。その際採用にかかる費用が発生する上、1年間の限定雇用で来てくれる労働者がどれほど居るだろうか?特に専門職は。
また、保育園に入園できないなどの場合更に6ヶ月ほど育休の延長ができる・・・。
そしてやっぱり育児に専念します~とか退職していく場合だってある。
なのに降格ダメ、退職勧告もダメとか意味が分からない。さらに意味不明なのが男性にも育休を普及させようとしていること。
これは人口増加の長期展望とかの前に、働き手不足で経済が更に落ち込むのではないか?
男女同権は結構だが、人間としての構造・役割自体が違うのに性別関係なく一律同じにせよというのは、極端な共産・社会主義の理想じゃないでしょうか。
自由資本主義に間逆の思想を混ぜるとキケンです。相容れないものですからね。
大手企業なら体力はあるだろうが、中小零細にとっては育休における各種縛りは迷惑な法律でしかないとつくづく感じます。
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Unknown (Unknown)
2017-11-05 10:29:43
この問題のポイントは、アファーマティブアクションなどと同じ、つまり「結果の平等」です

要するにこの人たちは「非妊婦とは同等に働けないけど、非妊婦と同等の地位と金をくれ」と言っているわけですよね
普通に考えたら、この人たちの言っていることがおかしいということはすぐに分かると思いますけど
まさに強欲・自己中・傲慢の権化ですよ

ところが現代人は「男女平等」「キャリアと育児の両立」「女性のキャリアの継続」という魔法にかけられていて、それを前提で思考するように洗脳されているので、おかしなことになるわけです
この魔法が結果の平等、すなわち見せかけだけの平等、すなわち見かけの上で平等になりさえすれば中身が不平等であっても構わないという本末転倒な思考を作り出し、女性のためであれば会社や同僚(多くの場合、男性)に負担を転嫁しても許されるということになるわけです

これがリベラル・ポリコレの欺瞞・偽善です
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Unknown (Unknown)
2017-11-05 15:28:03
だいたい、そんなにキャリアが大切なら結婚・出産をしなければいいというだけの話なんですよ
男だって、ある程度の収入を得られる安定した職についていなければ結婚も出来ず人生が詰むという宿命を背負っているんだから、女だってそれくらいの制約は受け入れてしかるべきでしょう
ましてや男には事実上それ以外に選択の余地がないが、女にはキャリアか家庭かを選ぶ自由があるんだから、それだけ女の方が男より自由です
今時この日本で強制結婚があるわけでもなし、就職面で制限があるわけでもなし
それだけで、即ちキャリアに生きる自由があるだけで、日本の女性の人権は既に十分に担保されていると言えます

それ以上の「仕事と家庭の両立」だのと言うのは往々にして男性に負担を押し付ける結果になるだけであり、逆に不平等になるので反対だ
それは結果の平等であり社会主義であって、自由主義社会では受け入れられるものではない
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Unknown (Unknown)
2017-11-26 15:42:55
>Unknown (Unknown)
>2016-01-07 18:07:22
>男女同権は結構だが、人間としての構造・役割自体が違うのに性別関係なく一律同じにせよというのは、極端な共産・社会主義の理想じゃないでしょうか。

仰るとおりですね
そもそも、男女は機能上、平等には作られていないわけです
それを無理やり見せかけ(ポスト)だけ平等にしようとすれば、実態(労働負担)が不平等になるのは当然のことです
フェミの主張するように「妊娠出産がキャリア形成上不利にならないように」するためには、ポストはそのままで労働を免除する「結果の平等」以外に方法はないからです
平等の名目の下に不平等な施策を行い、不平等な実質状態を作り上げる
リベラル・ジェンダー連中は詐欺師も同然です


>組織は誰かが居なくなれば代わりの人材で穴埋めをしなければならない。その際採用にかかる費用が発生する上、1年間の限定雇用で来てくれる労働者がどれほど居るだろうか?特に専門職は。

平等ではないものを平等にしようとする男女平等という思想自体にそもそも無理があるのであって、力ずくでそれを実現しようとすると必ず歪み──皺寄せが生じるということですね
「女性は弱者」「弱者の救済を」などと叫びながら、非正規・期間雇用・契約・派遣といった新たな経済弱者の生産に加担するリベラルは、とんでもない食わせ物の偽善者です
意味する所は少し違いますが、やはりこれが闇の真相なのでしょう↓

>ジェンダー平等を推進すると階級意識が生まれて格差も拡大する
>平等の名の下に格差と差別を作り出すリベラル/フェミニストはネオリベラルの手先
>フェミニズムの本質は「バリキャリ女による女奴隷狩り」
http://totb.hatenablog.com/entry/2017/06/06/070718

>フェミニズムとは「上が得するために下に損させる」ネオリベラリズムの一派
http://totb.hatenablog.com/entry/2017/10/09/195036


>さらに意味不明なのが男性にも育休を普及させようとしていること。
>これは人口増加の長期展望とかの前に、働き手不足で経済が更に落ち込むのではないか?

昨今、女性に結婚の条件を尋ねれば「仕事と家庭の両立」という回答が返ってくる場合が多いですが、これは間違いではありませんが正しくもありません
「自分より高収入の男と結婚し、その稼得能力に依存した上での家事育児分担」が百点満点の解答です
女性にとってそれは極々当たり前のことなので、わざわざ言うまでもないのです
それは高収入の女性でさえも例外ではありません(寧ろ高学歴であればあるほど男性への要求が高まるとする調査結果さえ存在します)
ところが政府が目下推進している男女共同参画は、職場の男女比率同率化・男女賃金同一化を軸とした男女同等化の上での男女共働きという形態を志向しているので、仮に家事育児分担が国民の一般的意識となったとして、その出生率への貢献は極めて限定的なものに留まるでしょう
なぜなら冒頭で述べたとおり、「仕事と家庭の両立」だの何だの以前に、そもそも婚姻が成立する環境を破壊しているからです
従って、もっとはっきり言うなら、総体的に見て男女共同参画の出生率の「収支」は大きなマイナスを示すこととなります
「仕事と家庭の両立」が可能となることによる出生率上昇よりも、男女平等の副作用として発症する出生率低下の方が遥かに大きく、後者が前者を綺麗さっぱり帳消しにしてしまうのです
「男女平等先進国」である北欧・西欧諸国の現実がそれを証明しています↓

[再掲]無子の割合
http://totb.hatenablog.com/entry/2017/11/17/073324
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