持続可能な国づくりを考える会

経済・福祉・環境の相互促進関係を!

理念とビジョンと戦略と

2010年02月03日 | 理念とビジョン
繰り返しとなりますが、上にも掲げた「理念」試案は、モットーとして一言でいえば「協力社会で8つの安心!」ということです。

この一見シンプルな文章は、当面私たちの国・日本が目指すゴールとして、かつその地点から現状のあり方を振り返る=バックキャストする地点として設定した、政治的理念=理想形の一つの試案です。

私たちは、もちろんこれが唯一絶対正しいものもなければドグマのように信じ込むべきものだとも思ってはいません。
しかし政治的な運動において、何らかの形での理念が必要だという事実だけは間違いないと思います。

そうでないと、まるですぐ目先の地面を見つめながら自転車をこぐように、危険でバランスすらおぼつかないことでしょう。
前に進むためだけでなく、いまここでバランスを取るためも、遠くの地点をまっすぐ見てペダルをこぐ必要があるというのに、政治運動もいくらか似たところがあるのではないでしょうか。

そういう意味で、民主的で自由な協力社会を謳うこの理念には、まっすぐ前を見すえバランスをとりつつ進むための目標として、ひじょうに有効かつ妥当であるだろうと私たちは考えています。


さて、これからしばらくは、ゴールであるこの理念にたどりつくための具体的な方向性として、当会が同時に考え文章化した「ビジョン」試案のダイジェストを、ご紹介していきたいと思います。
お伝えしたとおり17の要点からなっており、できればその一つ一つについて原文に即して簡単に解説しつつご紹介していきたいと考えております。


(補足)
ところで、いずれも「試案」と銘打っているのは、これらがあくまで当面の認識の到達点であり、今後さらに学びを深め、皆様のご意見を反映させ、時代状況の変化にも随時対応するなど、必要に応じさらに洗練・発展したものに増補改訂できればと考えているためです。
また、前回シンポジウムで司会を務めた事務局長が少しふれたように、今後早い時期に本ビジョンをさらに具体化するための詳細な「戦略シナリオ」を策定したいと考えています。
そのためにもぜひ皆さんの声をお寄せいただければと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿