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NPO法人 里豊夢わかさ

このたびは「緑のgoo」企画を通じて、NPO法人里豊夢わかさの活動をご支援いただき、誠にありがとうございます。いただいたご寄付は、里地里山の自然環境保全・再生と子どもたちの自然体験に関わる下記の活動資金の一部として、大切に使わせていただきました。

 

 

 

環境保全・再生活動

 

豊かな森づくり、憩いの場として親しみのある森づくりのために植樹活動に着手して3年目に入っている。会員やボランティアの協力を得て、倒木や残材で足の踏み場がない里山を植樹可能な場とする作業から取り掛かり、徐々にその活動範囲が広まりつつある。ただ、最大の悩みは、植栽した木々の管理である。昨年度植樹した広葉樹の苗木280本が鹿のために、全滅に近い被害を受けている。今年度は、その対策としてネットの設置方法に工夫を凝らし、成長が早い丈180cmの広葉樹80本を準備し、第3回ミニ植樹祭に参加者に植栽してもらった。

 

自然環境問題とすたれ行く林業に関心を持ち、行動してくれることを願い、京都教育大学や地元の中学校、岐阜市内の中学校を受け入れ、フィールドワークで里地里山の環境を学び自然の良さを肌で感じる場を提供している。さらに、雑木の伐採、間伐、伐採木の玉切り、薪割り、炭作りなどの作業を通して循環型林業について学ぶ体験も行っている。

 

ミニ植樹祭 大学生の林業実習





自然に親しむ体験活動

 

 子どもたちを取り巻く生活環境の著しい変化により、遊ぶ仲間や活動場所、活動内容は小ぢんまりとし、自然とのかかわりが極端に少なくなっている。「里豊夢わかさ」では、昨年度から子どもたちにとって里山を身近なものとし、自然との触れ合いの中で自ずと身に着けてきた社会性や協調性・思いやり、あるいは生きるための知恵などの復活をめざした体験活動に取り組んでいる。何事にも挑戦し、失敗を大切にし、失敗を生かし学ぶ自然体験活動を行い、失われた子ども独自の「文化」の復活を目指している。

 

 ネイチャーゲームや里山探検、ロープを使った急斜面登り、秘密基地づくりなど自然の中に溶け込んで遊び・学ぶ活動からネイチャークラフトや花炭づくり、植物採集と標本作り、キノコ観察会、そして、子どもたちに最も人気のある石窯ピザ焼きなど季節の素材を利用した活動などを行っている。活動時には子どもたちの意見も取り入れながら充実した活動となるようにしているため、子どもたちはいろいろな活動に時間を忘れて意欲的に取り組んでいた。

 

今年度、大きく変わったことは、幼児連れの親の参加が多くなったことである。活動に参加している幼児は2歳から保育所の年長まで、多い時で10名以上も参加し、親とともにいろいろな活動に挑戦している。また、大きい子どもたちの活動を見様見真似で一生懸命取り組んでいる姿は我々が目指している活動の実現に向けて確実な前進であると頼もしさを感じている。

 

看板作り~焼き杉~

親子で自然体験活動に参加。午前中ネイチャーゲームや竹炭焼き体験を行い、午後杉板を焼いて看板作りを行った。丹精込めて作った看板を手に全員で記念写真。
 




ロープを使って斜面登り

今年度、敦賀市のロープワークのボランティアの協力を得て、ロープワークやロープを使った遊び、急斜面のぼりなどを体験した。
特に急斜面のぼりは、最初おっかなびっくりであったが、一度登りきるとその達成感が忘れられず何度も上り下りしていた。
初級と中級の2つのコースを準備したが、初級コースは、全く利用されなかった。
 




きのこ観察

今年度は、異常にキノコが生え、種類も豊富であった。そのキノコを子どもたちがとってきては、キノコアドバイザーに見せていた。
ただ、そのほとんどが毒キノコであるため、子どもたちがとってきたキノコでピザを作ることはできず、市販のキノコでキノコピザを作っていた。
 




感謝祭:餅つき

「いこいの広場」で餅つきを実施した。里山で‥‥初めての実施した活動で戸惑いもあったが、かまどから釜、セイロ、杵、臼といったすべての道具をボランティアの方々が集めてきてくれ実現できた。臼の下に敷いたすべり止め用のゴザまで‥‥。
子どもたちは、息を合わせて餅をつき、ついている餅をコネたりと思った以上に見事にこなしていた。
ついた餅はその場、きな粉餅やピザ窯で焼いて食した。
 
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