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NPO法人 地球と未来の環境基金

第8回寄附(2010.06~2010.11)

 

このたびは地球と未来の環境基金(EFF)の活動にご寄附いただき、誠にありがとうございました。

 

EFFでは、国内の複数地域において、様々なセクターの方にご参加いただける植林・森林保全活動を推進しています。

プロジェクトに賛同して支援してくださる企業や地域企業の社員の方を始め、地域の学校、市民団体、森林組合からもご参加をいただき、植林や間伐作業など地域の森林保護に貢献する活動を実施しています。

 

今回ご支援いただきました寄附につきましては、広島県竹原市の草刈りと奈良県吉野町の間伐作業の資金として活用させていただきました。



広島では、今年の3月に松やサクラ、ヤマモモなどの苗木を合計1,000本植林しました。それらの苗木が無事に育つよう、夏場は苗木が隠れてしまうほど高く生い茂る雑草を刈り取る作業を行いました。草刈隊は50人プラス森林組合のリーダー10人。そのうち22人は竹原高校の生徒さんたちです。3月の植林では傾斜地を前に呆然として立ちすくんでいた生徒さんたちも、今回の草刈り活動では斜面の歩き方にもすっかり慣れて、長柄をつかって要領よく雑草を刈り取っていき、作業に大きく貢献してくれました。当日は炎天下で、気温も35度まで上がりましたが、休憩と水分補給をこまめに取りながら、けが人や病人を出さずに無事作業を終えることができました。




奈良県での間伐作業は、例年より暖かい気候の11月初旬に、約100名のボランティアの参加をいただき実施しました。今回は専門家によるボランティアのフォロー体制を強化し、作業手順の指導を徹底しました。また、以前からこの活動にご参加いただいているベテランボランティアさんには、各班のサブリーダーとなって活躍していただきました。

作業手順は、まず間伐する樹の選木から始めて、それぞれの木を倒す方向を決め、木に縄をかけていきます。そして1本につき10分ほどかけて鉈で3分の1程度の切り込みを入れ、樹を倒す受け口を作ります。次に反対から鋸で、引っ張れば倒れるというところまで伐ったら、あとは縄を引くだけです。「バサバサバサー」という大きな音を響かせて木が倒れる様子を、ボランティアの人たちは緊張した表情で見守っていました。

 

この日、約0.6haのスギ林の間伐を実施しました。暗く生い茂っていた山林には日の光が射しこみ、明るくなった森は元気を取り戻したようでした。

 

 

 

 

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