NPO法人 穂の国森づくりの会

NPO法人穂の国森づくりの会

2011年03月29日 / 第8回寄付（2010.06～2010.11）

この度は「緑のgoo」検索サービスを通じて、NPO法人穂の国森づくりの会にご寄付をいただき、誠にありがとうございました。

当会は、愛知県東三河地域の森林の保全・育成・再生を目的として、森林作業体験イベントや小学校への出前授業などの普及啓発活動、ボランティアベースによる森林整備、企業が取り組む森づくり活動の支援など様々な事業を展開しています。今回、皆様からのご厚志は、以下のような事業に活用させていただきました。

森林整備作業体験イベント　

　東三河地域はスギ・ヒノキの人工林が森林面積の8割近くを占めています。全国的な状況と同じように間伐などの手入れ不足の人工林が多く、森林の荒廃が危惧されています。そこで、東三河地域の都市部の市民を中心に、人工林の森林整備体験を通じて森林の現状や森林整備の重要性を普及啓発するイベントを2ヶ月に1回のペースで1997年の設立以来継続して開催しています。また、このイベントでは森林ボランティアに関わる人材を育成することも目的としています。これまで多くの方々がボランティアベースでの森林整備の技能を修得していただきました。なお、今回のご寄付でこのようなイベントを４回実施させていただきました。

森林整備作業

　森林作業体験イベントに参加された有志の方々（穂の国森づくりの会の会員）を中心に、週2回ペースで森林整備を行っています。春から秋は、東三河地域最大の河川「豊川（とよがわ）」の源流に近い森林で、広葉樹を中心とした森づくり活動に平成13年から取り組んでいます。現在は、植生の生育状況や除伐などの作業を行っています。また、晩秋から冬にかけては、豊川上流域のスギ・ヒノキの人工林で間伐を中心とした森林整備作業を実施しています。

企業・団体の森づくり支援

　近年、CSR活動として森林整備に関心を持つ企業・団体が愛知県東三河地域でも増えています。しかしながら、「森林整備のノウハウがない」などの課題が多く、実現に至っていない企業・団体が多いのが現状です。そこで穂の国森づくりの会では、森林整備に取り組む（これから取り組もうとしている）企業・団体に対して森林整備のプランづくりや作業指導、作業道具の貸し出しなどの支援を積極的に行っています。今回のご寄付で8社の支援をさせていただきました。