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NPO法人 アクアプラネット

このたびは「緑のgoo」検索サービスを通じて、NPO法人アクアプラネットにご寄付を頂き、誠にありがとうございました。皆様から頂戴致しましたご支援は、サンゴの養殖及び移植活動の資金として、有効に活用させていただきたいと思います。

アクアプラネットは、「サンゴ礁の保護、再生」を柱に海洋保全活動を行う団体です。サンゴ礁再生のためサンゴ礁の保護をはじめとする海洋保全への啓蒙活動を行っております。

 

サンゴの苗を育成する養殖場


現在、サンゴの苗を育成する養殖場では3万株を超えるサンゴの苗がすくすくと成長しています。

養殖サンゴが人工の基盤に根付き、移植に適する大きさに成長するまで、約4ヶ月~半年を要します。

サンゴの育成に適した環境を維持する中で、大切に大切に育てられています。



養殖サンゴの移植放流


養殖場で大切に育てられたサンゴは、自然海でサンゴが成長するのに適した場所へと移植放流されます。

サンゴの成長に適した環境は、淀みのない潮通しの良い浅瀬で、流れが速く、植え付け作業が大変な場所です。移植放流は人の作業の効率よりも、サンゴの成長を最優先とし慎重に移植場所を選定、植え付け作業は、他のサンゴを傷つけないよう、海中で終始逆立ちをしたまま行われます。

根気と労力の要る作業ですが、コツコツと丁寧に植えつけることによってこれまで大きな成果を残す事ができたのだと思います。



移植後のサンゴのメンテナンス


海へと帰ったサンゴ達は、サンゴを食害する貝や魚達、流れ着く海藻やゴミ、そして台風など、海中での様々な脅威に立ち向かっていかなければなりません。

移植したばかりのサンゴ達はある程度の大きさに成長するまで、様々な不安材料を少しでも取り除けるよう、定期的にメンテナンスをおこない成長を見守ります。



移植サンゴの産卵


移植したサンゴは植えつけてから、二度目の春を越えると産卵を迎えます。

これまでに移植放流したサンゴは4万株を超え、毎年産卵をしてくれています。現在、重点的に植え付けを行っている場所には、約2万株のサンゴが移植放流されており、その場所で今年は極めて膨大な一斉産卵を観察することができました。確実に命は広がり続けています。



陸上のサンゴ礁「さんご畑」


サンゴ礁の価値をより多くの人々に理解していただくために、サンゴの養殖施設を陸上に展開し、一般の方々の見学や学習の目的で広くご利用いただいています。

「さんご畑」のサンゴたちは、去年に引き続き今年も産卵してくれました。その規模は去年を大きく上回るもので、たくさんのギャラリーの見守る中、一粒一粒の息吹を感じさせてくれるその光景はとても神秘的であり、その感動をたくさんの方々と共有することができました。

たくさんの卵は池の中でしばらく受精を待った後、海へと放流することができました。





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