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NPO法人 里豊夢わかさ

このたびは「緑のgoo」検索サービスを通じて、NPO法人里豊夢わかさの活動をご支援いただき、誠にありがとうございます。いただいたご寄付は、里地里山の自然環境保全・再生と子どもたちの自然体験に関わる下記の活動資金の一部として、大切に使わせていただきました。

 

環境保全・再生活動


緑豊かな森づくり、親しみのある森づくり活動に着手して4年目に入っている。植樹活動として、会員やボランティアの協力を得て、まず、植樹場所の確保のため雑木の伐採から倒木や残材の処理などの作業を行い、クヌギ、コナラ、シラカシ、ヤマグリ、ヤマボウシ、ナナカマドなどの広葉樹を植樹するミニ植樹祭を実施している。将来を担う子どもたちの参加が年々増加しており、それも幼児の参加が多くなっていることが心強い。3歳の子どもでも大人や年上の子どもたちの行動を真似てしっかり活動に参加している。



最大の悩みは、緑豊かな森・親しみのある森を夢見て植樹した人たちの思いが獣害によって打ち砕かれていることである。植栽された木々の枝葉が鹿によって無残に食いちぎられたり幹が折られる等、悲惨な状態となっている。今冬、ネットに引っかかっり、撤去・処分してもらった鹿が8頭もいたが、特に積雪が多くなった2月には容易にネットを越え植樹地に入り込んだようである。平成22年度の第3回ミニ植樹祭時に植栽した木々の大半も被害にあっている。緑豊かな森の実現に向け、雪解けを待ち、新芽を守るべく植樹地一帯を3重のネットで取り囲む作業を実施した。



 

自然環境問題とすたれ行く林業に関心を持ち、行動してくれることを願い、京都教育大学や岐阜市内の中学校の林業体験活動を実施している。放置され、荒れた里地里山の環境をフィールドワークで学び、雑木の伐採、人工林の間伐、伐採木の玉切り、薪割り、炭作りなどの活動を通して循環型林業について学ぶ体験活動を行っている。





自然に親しむ体験活動


里山が目の前に迫っているところに住んでいながらその里山の中に入って遊ぶこともなく、人と里山との関係が希薄になっている。身近な里山に関心をもち、人と自然との共存について考える子どもたちを一人でも多く育てていくことがこの自然体験活動の主な目的である。この活動では、自然の中で遊んだり、普段の生活の中では体験できない自然体験活動を行うことにより、里山が身近な存在になることを期待している。


〈焼き杉板づくり〉

製材所でもらってきた木端の杉板を利用して焼き杉板の看板・プレートづくり活動を行っている。各自が適当な大きさに杉板をのこぎりで切断し、燃え盛る火の中で焼き上げる。両面を焼いた杉板を水の中に浸けて熱を奪い、金ブラシで炭の部分を木目に沿って削り落とし、新聞紙・布で磨きあげて焼き杉板を作成する。その焼き杉板にアクリル絵の具で使用目的に応じた文字や絵等を書いて完成させる。






〈石窯焼きピザづくり〉

里山で雑木を伐採し、薪として食料の煮炊きや風呂焚きの燃料として利用していたかつての有効利用の再現を目指している。その最も身近な手段として、石窯ピザ焼き活動を行っている。林業体験活動で作った薪を燃料にして野外料理をする楽しみが、子どもたちを里山に呼び込む大きな要因となっている。現在使用している手作りのピザ用石窯は、窯の中の温度が300℃以上を保ち、一度に4枚のピザを短時間で焼くことが可能となっている。












〈ネイチャークラフト〉

季節の素材を生かしたネイチャクラフトも石窯ピザづくり活動同様、子どもたちにとって大人気の活動である。今まで気にもとめていなかった枝や葉、松ぼっくりなど自然の材料を生かした物作り体験を通して、ものづくりの楽しさを味わい、豊かな感性を育てることを目的に活動を行っている。








〈その他の活動〉

森の不思議発見やネイチャーゲーム、急斜面登り、秘密基地づくりなど自然の中に溶け込んで遊び・学ぶ活動から昔の遊び道具づくりや花炭づくり、シイタケ栽培などの活動を行っている。活動時には子どもたちの意見も取り入れながら充実した活動となるようにしているため、子どもたちはいろいろな活動に時間を忘れて意欲的に取り組んでいる。


NPO法人 里豊夢わかさ

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