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財団法人 日本自然保護協会(NACS-J) 様 活動レポート

第6回寄付(2009.06~2009.11までの「緑のgoo」収益からの寄付)金額 450,000.-
財団法人 日本自然保護協会(NACS-J) 様より、活動レポートをいただきました。

このたびは、「緑のgoo」を通じて財団法人日本自然保護協会(略称NACS-J ナックス・ジェイ)にご寄付をいただき、誠にありがとうございました。頂戴したご寄付は、当会の取り組む自然保護活動に有効に活用させていただきました。




日本自然保護協会は、戦後間もない昭和24年、ダム計画から尾瀬ヶ原を守ろうという有志が立ち上げた「尾瀬保存期成同盟」から始まりました。その後、日本各地で次々起きる自然保護問題に対応するため「日本自然保護協会」となり、以来約60年、白神山地や知床など日本の原生的な自然から里山環境まで、幅広い自然保護活動に取り組んでいます。財団法人ですが行政の外郭団体ではなく、自然を守りたい方々からの会費と寄付を主な資金として活動しています。調査研究、保護、教育普及という三本の大きな活動の柱に沿って、以下に当会の活動取り組みをご紹介いたします。


1.調査研究活動
当会の特色の一つは、独自の調査研究に基づいて活動を行うという点にあります。情緒的感覚的に自然保護を訴えるのではなく、科学的根拠をもって自然の現状や保護上の問題点を把握し、解決策を提案しています。

今年度の主な取り組みとしては、宮崎県綾町における照葉樹林の専門的な植生調査や人と自然との関わりを住民の皆さんと調べる「ふれあい調査」、沖縄県泡瀬干潟の海草藻場調査、屋久島における生態系動態把握調査、GISに各種自然保護情報を載せて活用する戦略的保全地域情報システム(SISPA)の構築を行いました。


屋久島世界遺産地域の生態系動態把握調査


2.保護活動
各地で起きる自然保護問題の解決に取り組むとともに、法制度など自然保護をめぐる仕組みの改善にも力を入れています。

群馬県赤谷地域では日本初の砂防ダム撤去をはじめとする国有林の保全管理・環境修復のモデル作り、小笠原諸島では自然を損なわない観光についての提言、普天間基地の移転先として注目されている沖縄辺野古・大浦湾海域の生物多様性保全や、環境アセス法改正への提言などを行いました。


泡瀬干潟の保全


生物多様性基本法制定・自然公園法、環境アセス法改正への提言


3.普及活動
多くの方と自然を守る行動を進めています。地域での自然観察会を通じて自然保護の輪を広めていくボランティアリーダー「自然観察指導員」の養成の他、身近な自然の現状を全国の子どもたちと調べる「自然しらべ」を行いました。


自然しらべ2008


4.その他
2010年に名古屋で開かれる生物多様性条約締結国会議(COP10)に向けて、自然保護団体の連携や国内世論の形成などに取り組んでいます。


活動の詳細は当会のホームページをご覧ください。
当会ではいつでも会員を募集しています。ご支援よろしくお願いいたします。




財団法人 日本自然保護協会(http://www.nacsj.or.jp)
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