汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 電話線

2010年05月31日 | 初期中期の詩
受話器の向こうの溜息が 
動揺する心の隙間に水を滴らせた
現実の最中に溜め込んだ
ふとした憤りを あなたと共に
新たな糧へと 変遷させる

この涙の訳をどうか教えてほしい
寄り添う事を恥じらう 悶着の木霊は
この空を哀しみの色に変える

夜の冷ややかさの中 
孤独に苛まれる恐怖を滲ませ 
紡ぐ言葉の安らぎを噛み締めた

喉元を流れる涙の粒
つかえる感情のうねりに 惑いの暗雲は
愛情の行違いに見せた 現実の淋しさ

電話線の彼方に居る 
あなたの事を想う儚さは
今まで見せなかった弱さの烙印

透明な蜃気楼に映る星々瞬きもまた
ここではあなたとの行違いに見せる
ただの虚しさに過ぎない
途方も無い途のりに 陽が差す様に
繕って行く物差しを また一つ
掛け替えのない生命線に刻み込む
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みやすけの詩 求める

2010年05月26日 | 初期中期の詩
愛しさを求める事
太陽に微笑みを携えて手を伸ばし
その熱に身体を焼かれる運命
遠くを眺めてうなずいている赤とんぼの瞳には
いつとも知れない情愛がちらついている

求める事と愛し合う事
二律背反の狭間に鼓動している真実に触れる事でさえ
世界を流れる主流の速さには敵わない

賜物を授ける掌に 一粒の涙がこぼれる
落ちぶれて 消えて行く事が今生の宿命なら
その灯に揺れる愛の焔を消し去る風でさえ
安らかな子守唄となる
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みやすけの詩 感情

2010年05月25日 | 初期中期の詩
遠く隔たった空隙を埋め合わせる様に
くり抜かれた魂を探して 再びその勇気を切望した
傍に居る事で満たされた想いとは裏腹に
屈辱に塗れて行く心はどうして淋しいの

木星の輝きの幽かな微動を感じ取る様に
投げ出した言葉に 切なさを感じるのはなぜ

ずっと同じ高原の中で包まる心地良い静寂の波と
朗らかに微笑む雲に導かれながら
絶えず臆病に手を握り締めるのは 一体なぜ

老木の強かな生命の力に感服を覚え
さり気無い気遣いに 涙を流すあなたに
風は優しく 語りかける
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みやすけの唄 あの頃の詩

2010年05月23日 | 歌詞
あの頃の鼓動の温かさを覚えている
沈み行くものの儚い命の調べでさえ
この気持ちを抑える事は出来ない

陽だまりに揺れる夢想の跡が
朗らかな光の淋しさを滲ませている

あなたの声が聴きたくて
そっと囁きかけた 少女の表情に差す 
不穏な空気の流れ


あの頃のしなやかな腕の感覚を感じている
無くなり行く定めに抗う子供の涙でさえ
この気持ちをいさめる事は出来ない

言葉の無力さに泣く現実に
跡形も無く消えてしまう事を望んでいる

あなたの心が知りたくて
華奢な胸に当てた 手から僅かに伝わる
微温の小さな胎動
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みやすけの詩 闇

2010年05月21日 | 初期中期の詩
心染まる 朱色の光に照らされて
一路の冷たさに気後れした昨日の時雨時
宇宙に花開く掌 静寂が木霊する
連れ出した少女の淡い頬の赤味に反射した
哀しみを また一つ握りつぶす

反乱する事 出来心で見つめている歓びに
闇が席巻する世界の片隅

鳩が唸りを上げて飛びまわる
もうろうとする意識を振り絞り 
掴み取ったのは繰り返された惨劇のフィルム

錆びれた鉄骨から放つ湿気に 腐り行く人々の憧れ
黒雲が拡がる 時は今でもその価値を生み続けている
窒息死した死体の上を飛び回るハエは やがて進化する
意志を持った悪魔は その微笑みを弱者へと向ける
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みやすけの唄 鼓動

2010年05月20日 | 歌詞
夏草が香る 夕暮れの景色が懐かしい
懐に仕舞い込んだままの 忘れられた想い出は
いつの時代の面影を残している

量産された哀しみ 泣き明かした夜が恋しい
少女はその手に滲んだ 血の色を眺めて苦笑し
突き出した刺の痛ましさに 再び涙を流した

若葉が風に揺れながら 遠い地平へと流れて行く
囀る鳥の声でさえ 虚空に響く木霊に過ぎない


北風に凍る 影の部分に隠された声
僅かな吐息に混じり込んだ 実在の混迷は
いつの時代の溜息を見つめている

滞る連帯感 あの頃の友が懐かしい
少女はその眼に映る 歓びを葬り去らせ
渦を巻く雲の恐ろしさに 再び声を涸らした

水の流れの中に和らぐ 刹那に感じた哀愁に
揺れる葦の声音さえ 現実に揺らぐ喧騒に過ぎない
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みやすけの翻訳 I Don't Know You Anymore

2010年05月19日 | 歌詞翻訳
Supernatural-I Don't Know You Anymore


この町を離れている間、しばらく君の所に居てもいいかな
実際、君に頼るべきではなかったんだと思う
でも、僕には最初のきっかけが必要だったんだよ
君の安心する場所に訪れて
安心する
何か話そうよ
リラックスして
君が許してくれるふりさえ見せてくれれば、僕は元気になれるんだよ

今では、君に触れる事が出来なくなった
何だか、混乱してしまいそうだ
写真に写る思い出が段々色褪せてしまう中、僕は君の面影を抱きしめる
もう何も話し合う事なんてないんだね
僕たちは、あの頃の傷から逃げ続けている
でも、もう君と向き合う事も出来ない

春がこの町にやって来た時
やっとこの冬の寒さから解放され、安心できる日々
僕のこの雪より冷たい孤独を
君が感じ取ってくれればいいんだけど
皆がそれぞれの罪に気づき
不意に立ち止まって空を見上げれば、全てが解るのだろう
ずっと変わらないで居られるなんて、君は信じているの
でも、君は変わってしまったんだ

今では、君に触れる事が出来なくなった
何だか、混乱してしまいそうだ
写真に写る思い出が段々色褪せてしまう中、僕は君の面影を抱きしめる
もう何も話し合う事なんてないんだね
僕たちは、あの頃の傷から逃げ続けている
でも、もう君と向き合う事も出来ない

君に辛い思いをさせていた事を、実は気づいていた
同じ事を何度も、何度も
君がそんな悲しみを背負っていた事も知っていたけど
そんな君に、僕はどうしようもなく嘆くばかりだった

実際、君に頼るべきではなかったんだと思う
伝えるには早過ぎたのかな
ああ、なんて苦しいのだろう
もう心病む事もないのに
君はもう居なくなってしまったから
君の気持ちは、すでに変わってしまったから


今では、君に触れる事が出来なくなった
何だか、混乱してしまいそうだ
写真に写る思い出が段々色褪せてしまう中、僕は君の面影を抱きしめる
もう何も話し合う事なんてないんだね
僕たちは、あの頃の傷から逃げ続けている
でも、もう君と向き合う事も出来ない

それでも、僕は君の面影を見つめている
今でも僕は、君の面影を見つめている
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歌詞翻訳 MR.BIG - To Be With You

2010年05月18日 | 歌詞翻訳

To Be With You/MR.BIG



純粋な気持ちを忘れるな
おまえのためを想うそいつの意思を、この俺に見せてみろよ
少女よ立ち上がれ
傷ついた心は、それ以上深くなる事はないから
時間が過ぎ去ってしまえば、時が移ろっていけば
運命はお前を変えてしまうだろう
振り向いてほしい、そしてこの俺を越えて行け
お前に認めてもらう為に、俺は一番になってやる

(俺は、お前と一緒になりたいと思っているヤツの一人さ)
そうさ、俺が一番なんだよ
(そんな俺の心に深く潜り込んで、その気持ちをもっと感じ取ってほしい)
どうか感じてほしい
(青二才で、ジャンキーな俺が待っているよ)
俺はお前を待っているんだ
この先、お前と一緒になるために

この胸の昂まりは、お前の希望になる
だからお前は、一度その頂点に立つ事が出来たんだ
アイツと良い感じになっているお前を見て、俺の心はたちまち疼いた
そんなお前を目撃してしまった俺は、だいぶ気分が滅入った
そう、お前との愛の駆け引きは、全ては事の終わりだったのさ
でも振り向いてほしい そしてこの俺を越えて行け
おまえを護るために、俺は一番になってやる

(俺は、お前と一緒になりたいと思っているヤツの一人さ)
そうさ、俺が一番なんだよ
(そんな俺の心に深く潜り込んで、その気持ちをもっと感じ取ってほしい)
どうか感じてほしい
(青二才で、ジャンキーな俺が待っているよ)
俺はお前を待っているんだ
この先、お前と一緒になるために

お前と一緒に居るのに、なぜ俺は淋しくなってしまうのだろう
お前は俺の人生の途を導いてくれるのに
俺は俺で、お前を幸せにする事が出来るのに
(俺は、お前と一緒になりたいと思っているヤツの一人さ)
そうさ、俺が一番なんだよ
(そんな俺の心に深く潜り込んで、その気持ちをもっと感じ取ってほしい)
どうか感じてほしい
(青二才で、ジャンキーな俺が待っているよ)
俺はお前を待っているんだ
この先、お前と一緒になるために

(俺は、お前と一緒になりたいと思っているヤツの一人さ)
そうさ、俺が一番なんだよ
(そんな俺の心に深く潜り込んで、その気持ちをもっと感じ取ってほしい)
俺の本当の気持ちを、もっと感じ取ってくれよ
(青二才で、ジャンキーな俺が待っているよ)
俺はお前を待っているんだ
この先、お前と一緒になるために
この先、お前と一緒になるために…

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みやすけの唄 光りを求めて

2010年05月17日 | 歌詞
せめてもの報いを 求める少女のように
狭まっていく視界に心は焦り
絶えず探し続けた 光に手を伸ばした

新しい奇跡を信じる 母親に寄り添う子供は
その手の中に滲む哀しみを この地上へと滴らせた
蔑まれ 唾を吐かれた昨日の悲劇も
今は温かな 季節の中で反芻している

零れ落ちる砂は その欲望に揺れる
人間の心を慈しみ 優しく包み入る


荒原のそよ風 そばたてる耳に偽りは疼く
遠くを見つめるカナリアの涙は
鼓動に触れるような 安らぎを紡ぎ出す

新しい動向に惑い 母親に泣きつく子供は
深緑に混ざり行く情景を その両の眼に焼き付けた
感心し 大きな胸の中に見たモノも
今は細やかな 想いの中で反駁している

吹き消える砂は その儚さに暮れる
人間の愚かさを見定め 優しく慰める
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みやすけの詩 夢

2010年05月16日 | 初期中期の詩
世界が震撼している 世情の空しさ
蝋人形のように動かないでいる 罪の観念を
所狭しと並べた鍵盤の上で 踏み潰した

雷鳴に怯えているのは
いつでもまともな人間の 卑劣な愛の導き
孤独が欲望を覆い隠す様に 歪みの中でたぎるもの
老齢期に達した男の見た 儚い夢の島

雄鶏が雌鶏を探して彷徨う
遥か彼方に待ち焦がれている歓びの唄は
聴こえる事の無い鼓動の中で いつまでも反芻している
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