みやすけの詩 終戦

あたらしい風

見上げる戦人

血の気失せ

そっと胸に手をのせる

みやすけの詩 思いはいつも

いつまでも
晴れた日が続きますように

思いはいつも上の空

みやすけの詩 その先の向こうに

打ちひしがれ

打ちひしがれ

僕らはみんな流れてく

みやすけの詩 音

笛の音
太鼓の音が鳴る鳴る
午前の日頃

今ある一室にて
それを聴いている

みやすけの詩 シロツメ

シロツメ草の枯れた後
ススキ穂の青い草が生い茂る

秋の見ごろはいつなのかな

みやすけの詩 みてみて

チカラをぬいてみてみて
いろんな景色が見えるでしょ

力を入れてみてみて
世界が一点に縮むでしょ

みやすけの詩 夢物語

夢物語
取れや取れやの戦中

取り憑く人は他を襲い
夢覚めた人は必死の抵抗

この戦いはいつ終わるやら

みやすけの詩 祭

風物詩
祭りでにぎわう人たち

小さな分子のカオス運動に
僕の立ち位置もホンロウされ

みやすけの詩 夏夜

夏の夜
打ち上げ花火が彩る
快晴の空

夏の大三角の輝きが
季節感をかもし出す

みやすけの詩 遊び

土手の上にいるキミ
真っ青な空と入道雲

草薫る透き通った風が
キミの麦藁帽子を揺らしている

これからどこに行こうか

僕の手に引かれるキミの顔は
とても爽やかだ