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酒のツマミになる話題をセッセセッセ。独断偏見は”味付け”です※文中の敬称は略。

地中海珍道中6~おおガウディ

2013-06-20 | 日記
スペイン人の知人がネットを駆使し、スペイン語で予約してくれたサグラダ・ファミリアに入った。

天を見上げる内部。
巨大なステンドグラスが四方の壁面にある。
それが、より神秘さを際立たせる。
朝9時。行列が並んでいたが、予約をしてもらったお陰で、スイと入場出来た。
混んではいなかった。
外観を見てもその威容に圧倒されるが、中に入ったら、更にその壮観さとステンドグラスの色彩の鮮やかさに絶句する。
入場料14・8€(約2000円)の価値あり、だ。

サグラダ・ファミリアに入場後、ダリ、ピカソ両美術館へ行って・・・など1日のプランを描いたが、とんでもなかった。
スペイン人の知人ダンナが「そんなに回るの、無理だよ」といっていた意味が、ここでよくわかった。
壮大で奇抜で、見るもの見るもの、新鮮で飽きない。
オー、へー、うわーの繰り返し。
中には工房や建設の歴史を見学出来るエリアなどもあって盛り沢山。
外観はあちこち、工事だらけ。
まだまだ未完成なところが、魅力的で奥が深い。
後日、世話をしてくれた知人の話を聞いて、ドラマだ、と思った。
ガウディは建設中のファミリアを見上げている最中に、車に轢かれて亡くなったそうだ。

まさに、命をこの建物に息を吹き込んで、現場で亡くなった。

サグラダ・ファミリアは、まだ、建設途上。
完成まであと75%も残っている、という。
壮大な建物の壮大な夢の終わりは、まだまだ続く。

地中海珍道中5~何だこりゃ!

2013-06-20 | 日記
フラメンコの話は次回に回して、サグラダファミリア。

マドリッドから空路2時間のバルセロナにきた。
暑い。
イベリア半島ド真ん中マドリッドから随分、南下した気分だ。
だだっ広い空港。
空港内を歩いて、歩いて、15分もかかってバス乗り場に到着。
空港からバルセロナ中心部カタルーニャ広場まで約30分(5・9ユーロ=750円)。
そこからタクシーで三つ星「アラネアホテル」までタクシ-で5分(6・5€=荷物代含む=800円)。
3泊だけとってあった。
あと1週間泊まりたい、とフロントに告げたが「部屋がない。1日だけならある」という。
それまでは、娘と一緒のツアー代金なので、宿泊代を知らなかった。
「これからの予約をしていない」というと「1泊120€(16000円)です」という。
「よかった」
そばにいた娘と顔を見合わせた。
「1週間も延長していたら、エライ目にあった」。

事実、大したホテルでもなく、相場は60€~80€(8000~11000円)ぐらいなので、内心ほっとした。
外の気温とともに、体までホットになった。
暑いと言えば、もっとも熱い建造物のド迫力にはオーマイガア!でんがな。
トンガン、キンガン、槌音が響く。
巨大なクレーンが、天空で動く。
ここで建設に携わり、重責を担った日本人がいる、という。

59歳。外尾秀俊。
あの槌音の中にいるんだろうか。
会えるものなら、会って話を聞きたい。
観光客が行列を連ねるが、もう少し滞在して、会える算段をしてみよう。
今夜はかつて記者仲間だったA・Nに会う。
現在は退職してバルセロナ在住のスペイン人と結婚した夫婦とのディナーが楽しみだ。