お金の力は想像以上にすごいなと思う。
もっとも、そんな世界には昔から縁がなかったから、すごいなと思ったことなどなく、しかも青臭くお金だけがすべてじゃないなどとのんきなことを言っていたが、
事実は、お金だけで世の中が動いていると、このごろ感じている。
原発被害者や災害の被災者への救済策は、遅い上に、どこなくおかしいと感じている人は少なくないだろう。
自分や自分の家族を守るために精一杯の人は、ほとんどの人はそうだろうと思うが、言葉だけではなく、手伝いや寄付やなんらかの奉仕をしたいと願っていると、思う。
なにもできないことに一種罪悪感にも似た感覚を抱いている人だっているだろう。
増税に胡散臭さを感じる人もおおいだろう。
もらってしまえば、あるいは預かってしまえば、もらった側の勝ちで、自由に使いきってしまうのは、目に見えている。
今までがそうだったから、これからは、子孫に借金を残さないため、などと巧いことを言っても、もはや信じる人は、少ないだろう。
希望を失うことが多くなった。が、
どこかで読んだ文章、明日地球がなくなることになっても、今日リンゴの種を植える、って文章がおとぎ話ではなく、現実に近づいている気がする。