10年ぐらい前だろうか、那覇の壺屋ヤチムン通りで買った人間国宝金城次郎の「魚文楊枝壺」である。その当時、金城次郎は焼き物から引退しているようだった。何か金城次郎の作品を欲しいと思い、いちばん安いのを買うことになった。楊枝壺のみが1500円で桐の箱を含めて2000円程度だったと思う。これより高い湯飲みは5000円だったが買わなかった。買っておけばよかった。
今ではこの「よじ入」すら2万円以上になっているようだ。なかには贋物も出回っているのではなかろうか。作品に「次」が彫られていれば桁がふたつ違う価格になるのだから。ネットオークションなどは気をつけたほうがいいだろう。
壷屋焼きに魚を線彫りすることを始めたのは金城次郎が最初ではない。琉球王国の時代の焼き物にも魚が彫られたものがある。それを首里にあった県立博物館で見たことがある。金城次郎が魚の線彫りを復活させたのであろう。焼き物ルネッサンスである。なお、金城次郎は4年前に亡くなった。
今ではこの「よじ入」すら2万円以上になっているようだ。なかには贋物も出回っているのではなかろうか。作品に「次」が彫られていれば桁がふたつ違う価格になるのだから。ネットオークションなどは気をつけたほうがいいだろう。
壷屋焼きに魚を線彫りすることを始めたのは金城次郎が最初ではない。琉球王国の時代の焼き物にも魚が彫られたものがある。それを首里にあった県立博物館で見たことがある。金城次郎が魚の線彫りを復活させたのであろう。焼き物ルネッサンスである。なお、金城次郎は4年前に亡くなった。
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