ある旅人の〇〇な日々

折々関心のあることや読書備忘を記録する

貧困ビジネス

2009年11月28日 | Weblog
今日のテレビで朝生をみていたら、日本の経済は供給が需要を40兆円上回っているそうな。その内訳や算出方法は定かでないが、そういう数字が出ているならデフレ状態の根拠にもなるであろう。小生、生まれて初めてデフレを経験しているのか。

この前、路上生活者を多数、タコ部屋に集めて生活保護を申請してその受給した保護費を懐に入れていた輩が検挙されていた。このような違法行為は摘発されるのは当然である。

今日のニュース記事では、共産党の参議院議員が委員会で就職安定資金融資制度を賃貸業者が悪用し、アパートの短期契約を結んで契約終了とともに追い出している問題を取り上げたというのがあった。
同制度は、解雇・雇い止めで住まいを失った労働者に住宅入居費用などを最大6カ月貸し付けるもので、就職して雇用保険に入れば返済が一部免除されるが、就職できなければ借金になるという。
この賃貸業者というのがレオパレス21である。その議員によれば、敷金・礼金なしのアパートに6カ月契約で入居させ、就職できずに退去させられ、150万円の借金を背負った例があるそうだ。「レオパレスは国から家賃を受け取り、半年後に追い出す。生活困窮者への融資を食い物にする貧困ビジネスといっても過言ではない」と批判したという。この場合、レオパレス21には違法性はないだろう。就職安定資金融資制度を活用したに過ぎない。問題があるとすれば、その制度を運営する行政側にあるだろう。
レオパレス21は旧社名はミヤマだったと思う。地主からアパートや賃貸マンション建設の受注をしやすくするために家賃保証をするということで業績を伸ばした企業である。そういう企業だから、経営状態は苦しんだろうな。家賃保証しなければならない空室にどんどん失業者を送り込んだのだろう。


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1 コメント

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はじめまして。 (春日井のマンション)
2009-11-29 02:08:37
はじめまして。
検索エンジンで調べていたら、
こちらにたどり着きました。
勉強になり、とても参考になりました!
また来ます。
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