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南武線、稲城市内下り線高架化切替工事レポート

2011年12月27日 20時02分01秒 | 南武線
先週23日夜から24日朝にかけて、南武線矢野口~府中本町間の下り線高架化切替工事が実施されましたが、私もその様子をウォッチングすべく、登戸~立川間を列車とスクーターで観察に行って参りました。

23日午前中、下り線の地平時代もこれで最後ということで、2時間ばかしウォッチングを行いました。
下の写真は稲城長沼駅下り線ホームから上り線の列車を撮影したものですが、この下り線ホームも次の日から使用されなくなるため、記念に何枚か撮影してみました。


川崎寄りにある踏切からも立川方面に向かう列車を撮影してみました。


続いて切替工事が実施される23日の夜ですが、まずは矢野口駅に行ってみることにしました。
登戸~矢野口間に下り線のみを使用し、単線運行される列車に乗車してみましたが、列車間隔は30~45分に1本と少ないにもかかわらず、乗客はそれほど多くなく、目立った混乱もなかったようです。
矢野口発登戸行き列車は下り線を逆走するかたちで運行されましたが、各踏切には警備員が常駐し、安全性が確保されていました。登戸駅においてはこの列車は下り本線(1番線)で折り返し、中線(2番線)と上り本線(3番線)は川崎方面への折り返し列車として使用されていました。なお登戸~矢野口間に充当されたのはナハ51編成であり、行先表示は登戸行きは「登戸」、矢野口行きは「臨時」を表示していました。


登戸から再び矢野口行き列車で矢野口駅に戻りましたが、矢野口~府中本町間は列車が運行されていないため、この駅と分倍河原間に代行バスが前回の切替工事と同様に運行されていました。
前回よりも利用者が少ないためかバスの運転間隔も頻繁でないようで、閑散とした感じでしたが、混乱を来たさないためかバスが何台か待機していました。今回、運行されたのは京王バスのみのようであったようで、車体前面には「各停」と書かれた幕も掲示されていました。


続いて私はスクーターで府中本町まで行き、府中本町~立川間に封じ込められている列車を観察してみることにしました。府中本町~立川間の列車運転間隔はおおよそ30分間各と普段よりも1/2~1/3程度と少ない状態でしたが、こちらの区間もいつもとは乗客が少なく、目立った混乱もなかったようです。
この府中本町~立川間に充当された編成はナハ8、11、36、47の4本であり、府中本町では列車は折り返すことができないため、一旦武蔵野貨物線方面へ回送されていました。
気になる行先表示ですが、前回の切替工事においては「府中本町」という行先表示がなかったため白幕で運行されましたが、今回は今年4月からの快速運転に伴い方向幕も一新し、かつ「府中本町」も追加されたため、初めて「府中本町」を表示した列車を見ることができました。なお、立川行きについても今回は「立川」を表示していました。


立川まで列車に乗車し、再び府中本町まで戻り、府中本町駅の駅前で代行バスの様子を眺めていました。
バスは川崎行きに接続する最終バスで、利用者は思ったよりも少なく閑散としていました。


再びスクーターで是政橋を渡り、高架工事の切替工事が行われている多摩川橋梁付近に行ってみることにしました。
この場所に到着したのが既に深夜の0時を過ぎており、軌道工事はほぼ終了したいましたが、架線関係の工事が行われていました。


最後は代行バスのバス停の様子を観察すべく、稲城長沼駅の停留所に行ってみました。この停留所は稲城長沼駅商店街近くの川崎街道に設置されていましたが、やはり利用者は皆無のようでした。ちょうど武蔵中原行きに接続する最終バスが到着し、そのシーンを撮影したものですが、このバスが発車したのち今まで発電機によってバス停を照らしていた灯かりも早々に消されてしまい、もの悲しくなってしまいました。


以上、高架化切替工事の様子を簡単にレポートしましたが、高架化された下り線は私自身まだ体験しておりませんので、時間がありましたら高架化された下り線をウォッチングしてみたいと思います。

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