Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

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ジャカルタで活躍する205系

2016年07月21日 19時31分44秒 | インドネシア


本日、7月22日発売の鉄道ピクトリアルは「JR205系電車」特集ということで、2010年2月号以来の特集でありますが、JR東日本においては今まで205系が配置されていた線区にE233系が投入され、それに伴って205系が廃車もしくは他線区へ転出したり、富士急行やジャカルタへ譲渡され、大きな局面を迎えている状況の中で6年ぶりに特集が組まれ、この私も「ジャカルタで活躍する205系」と題して書かせていただきました。
私自身、鉄道会社に勤務もしていませんし、インドネシアの鉄道のことまでそれほど詳しくはありませんが、実は東南アジアの鉄道について数多くの記事の執筆や本を出されている斎藤幹雄氏から鉄道ピクトリアルで205系特集をするにあたり、「ジャカルタで活躍する205系」について記事を書いていただけないかと直接依頼をいただいたのですが、鉄道ピクトリアルと言えば鉄道雑誌の中では最も専門的なものであり、奥付を見ていただければわかるように鉄道地理学の顕位である青木栄一氏をはじめ、国電よもやま話しでも著名な沢柳健一氏など錚々たるメンバーが編集委員であるため、この話しを受けるかどうか躊躇しました。
先程も申し上げたようにインドネシアの鉄道にそれほど知識もなく、ただ単に103系や205系が好きという私に記事をまとめることができるのかしばらく考えていましたが、記事の締め切りの期日にも余裕があり、マニラにいる子供もちょうど3才の誕生日を迎えるということで、位置的に日本からマニラの延長線上にあるジャカルタへ行って、205系の調査並びに撮影をやってもいいのではないかと感じはじめ、結局、それほど自信はないものの引き受けさせていただきました。
最初は8〜10頁程度ということで、ジャカルタの記事のスペースが確保されていたのですが、ジャカルタの電鉄区間の概要、205系以外の日本からの譲渡車両の概要、そして205系の記事を作り上げていくと結局13頁(+カラー頁2頁)になってしまい、これでもこの時点で内容が不足しているような状況はわかりつつ、これ以上の加筆は不可能ということで、本当に重要なものだけに絞ってまとめてみました。
皆様もご存知のようにジャカルタの205系は8両編成を10両または12両に組成変更していますので、記事の最後にある編成表や12両編成の運用表にしても何度も修正を行っていますし、できるだけ最新の情報を提供することに心がけていますが、詳細な情報はジャカルタに在住する現地の鉄道ファンやこのブログにリンクさせていただいているJABODETABEK COMMUTERS RAILNEWSの管理人であるパクアン急行様からの情報により、できるだけ正しい記事をまとめたしだいです。

ご興味がありましたら、是非とも書店などでご購入いただければと思いますし、皆様のお役にたてればと思っています。
また、最後になりますが、この記事の件で話しをいただいた斎藤幹雄氏をはじめ、ジャカルタで最新の鉄道の話題を提供していただいているパクアン急行様、現地の鉄道ファンの皆様、この記事を作成するにあたり出版物やウェブサイトを参考にさせていただきました落花生。様、道楽様、Pierre2427様には御礼を申し上げます。

最後の最後になりますが、来月は常磐線特集ということで、こちらも記事を少々書かせていただきましたので、ご期待いただければと思います。
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PNR(フィリピン国鉄)近況報告-2016年5月

2016年07月03日 00時19分59秒 | フィリピン
既に皆さんもご存知のようにバングラディシュの首都であるダッカのレストランで襲撃事件があったのですが、このニュースでJICA、交通計画、コンサルタントという単語が出てきたのでもしやという思いがあったのものの、まさか私が以前勤めていた会社の社員が巻き込まれるとは思ってもいませんでした。
この会社では私は主に駅前広場の計画や駐車場整備計画など国内の業務を中心に携わっており、その後、海外の交通計画や都市計画の仕事を任されていたかもしれませんが、海外では英語は仕事上必須で、私は英語が最も不得意で、学校で学んできた専門分野は地理であったためか、結局、私の能力に合わないと感じて約4年間勤めて辞めてしまいました。
もし、私に交通計画や都市計画の仕事に携わる能力があり、今でもその仕事を続けていたならば、この事件に巻き込まれていたかもしれませんが、昨夜の官房長官の発表ではコンサルタント業務に携わる日本人7人が亡くなられたと述べており、これらの方々は国の発展の為に尽力を注いできたにも関わらず、理不尽かつ無差別に殺されることに非常に残念でなりません。
世界のいろいろな地域でテロ事件が頻発していますが、今後において平和な地域でも親日国においても、どこでも起こりうることだと認識し肝に銘じると同時にこのような悲しい事件が少しでもなくなることを願いたいものです。

ところで、昨日、5月のマニラ、ジャカルタ遠征の話題を速報版ということでお知らせしましたが、本日はフィリピン国鉄の話題をもう少し詳しく報告したいと思います。
と言っても昨日も述べたようにジャカルタでの疲れを引きずってしまい、フィリピン国鉄の幹部の方々も外で会議とのことで全くお会いすることもできず、現状と今後の予定についてはわかりませんが、とりあえず、わかる範囲の中で報告をさせていただきたいと思います。

昨日の報告の中では203系は冷房を使用していないと述べましたが、先程、フィリピン国鉄に携わる方に聞いてみたところ、冷房は使用されているものの、どの車両も冷たい風が生温い風になっているようで、どうりで私が車内を移動した時に冷たい部分と生温い部分があり車内でも温度差があることを感じておりました。なぜ、このような現象を起こしているのかわかりませんが、これではRotemのDMUのほうが今や冷房の効きが良いようで、せっかくのパワーのあるAU75Gの能力が発揮できていません。


上の写真はDL+203系5連の列車ですが、España駅ではホーム直近にEspaña Blvdの踏切があり、下の写真のとおり列車の停車時においては列車のお尻が通りの一部を塞いでしまうため、二輪車はうまくすり抜けて踏切を通過できるものの、乗用車やバス、ジープニーなどは待たされるため、一時的に交通渋滞の元凶となっています。もう少し停車する位置やホームの設置位置を十分検討することが望まれますが、昨日も報告しましたようにBuendia(Gil Puyat)駅でも同じことが言え、現在、Buendia Ave.の南側にあるDela Rosa St.の踏切の南側に新ホームを設置する工事が実施されているようです。


韓国RotemのDMUも当初3両編成が6本あったものの、現在、使用できるのは2本のみのようで、残りの故障中の1本は整備して復活することが予定されているようですが、稼働状況はよくないようです。
また、203系についても故障が頻発するようになり、8編成あるうちの3編成はどうも故障中のようで、Nagaへ回送された03編成4両編成(Tc5 M121 M'120 M10)についても故障中の1編成ということで、結局、現在ではNagaに留置されたまま使用されていないようです。
ついでにBicol地方のCommuter列車について述べますと、Nagaに配置されているDL3両のうち2両も故障中とのことで、実質1両のDLしか使用できないのですが、Sipocot〜Naga間とNaga〜Legazpi間の列車は別々に運行されていることから、Naga〜Legazpi間を休止し、Sipocot〜Naga間のみDL+キハ350という編成で運行されているようです。
この他、キハ350の3番目の編成についてはTutubanもしくはCalaoocan工場に留置されているようですが、その一部のパーツがキハ59こがねに移植されたようで、その編成については使用することは不可能なのかもしれません。


ここでAlabang駅の話題に移りますが、Alabang駅のプラットホーム延伸工事が終了し、この駅の警備員の話としては、現在、駅横の大型商業施設のStar Mallが資金提供の元、商業施設からプラットホームまでの屋根の設置と待合室の整備が実施されているようです。


切符売場についても移設するものと思われ、暑い中、乗客は切符を買うため待たされていますが、クーラーの効いた待合室の中に切符売場が設置され、涼しい待合室の中で切符が買えるようになるのかもしれません。


Aalabang駅ホームから南側のCalamba方面を眺めてみると写真のとおり複線の用地が確保されているのですが、AlabangからTutuban寄りの隣駅であるSucatから相変わらず単線区間となっており、複線化工事は頓挫したままとなっていいます。事業としては韓国の政府開発援助の元に韓国Rotem製のDMU18両の車両投入がフェーズ1で、その後に続く15両の車両投入がフェーズ2で実施され、Sucat〜Alabang間の複線化工事がフェーズ1、Aalabang〜Calamba間の複線化もフェーズ2で整備されるものと思われていましたが、その事業がいまだに実施されていないことから、2020年頃整備予定の官民連携事業(PPP)の中で整備されるものと思われます。ただ、先日就任したばかりのDuterte新大統領が鉄道を含めたインフラ整備に重点を置いた政策、事業が実施されるのか甚だ疑問であるため、フィリピン国鉄の再建には遠い道のりしかないのかもしれません。


Alabang駅は1面1線と機回線しかありませんが、この機回線にもホームがあるとある程度効率的な運用が可能となり、Sucat〜Alabang間だけでも複線化されると大幅な改善が見込まれるのですが、これさえも難しいのかもしれません。


最後に私の家内や子供が暮らすSta. Rosaにはフィリピン国鉄の駅が家内の自宅から歩いて約20分のところにあります。
フィリピン国鉄に今でも列車が走っていれば必ず利用するはずなのですが、現在は昨年のレール略奪による脱線事故により、Alabangより南側の区間では運転が再開されておらずバスでマニラまで出るしかありません。
駅舎自体は綺麗なままになっており、警備員が24時間常駐しているのですが、なぜ常駐しているのですかと尋ねると、駅舎の施設であるガラスや電球などを盗むやつがいるとのことで、そのために24時間警備しないといけないとのことです。
Alabang~Calamba間の運転再開は朝夕の1往復を近日中に予定しているとは聞いていますが、たった1往復では勿体ないし、せめて1時間に1本は走らせてほしいものです。


駅の南側には旧国道の踏切があり、さらにその南側にはCalamba方面に向かって行くレールの上を走るスケーターがあるのですが、このスケーターはスペシャルで貸し切れば可能な限りどこへでも行くのですが、通常はせいぜい隣駅のMamatidあたりまでということです。2年ぐらい前にCalamba駅からSan Cristobal橋梁まで、このスケーターに乗って問題のこの橋梁を見に行ったことがありますが、ある程度郊外ですと風を受けて走りますので、少しは涼しさを感じて心地よいかもしれません。
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ジャカルタ、マニラ遠征の近況報告(速報版)

2016年07月02日 01時58分04秒 | インドネシア
前回のブログ更新からほぼ2ヶ月以来の更新とあって、ほぼ休業状態になってしまいましたが、前回述べたようにマニラにいる子どもの誕生祝いを兼ねて、5月下旬にマニラとジャカルタを訪問しました。旅程としては5月21日〜31日と11日間も遠征に費やしてしまったのですが、自営業の私にとってはこの期間ほぼ仕事をやっていない状態ですから働かざる者は食うべからずということで、収入も少なくなってしまい、支出のほうは変わらずですから今になってそのツケが回って来て、1日1日を少しでも食費などを抑える生活を強いられています。まあ家族を持てば家族を養っていくのは当然の義務であり、私の周りにいらっしゃる独身でいろいろな好きな車両を思う存分追っかけているのを見ていると本当に羨ましい限りなのですが、私はそのような方々の便りや情報を聞くたびに、ただ指をくわえて写真などを眺めているだけで、満足するしかないのではないかと思っているしだいです。
上を見たら切りがありませんし、私自身も周りの方々のように頻繁にあっちこっち行けないにしても今回のようにマニラとジャカルタに行ってるのですから、そのような状況を受け入れて話を進めますと、ジャカルタでは22日午後〜26日夜までの4日半滞在し、今回も205系を中心に追っかけておりました。また、マニラでは遠征の前半でジャカルタを訪問しましたので、マニラへ戻ったあと到着早々フィリピン国鉄に乗車したのですが、疲れが限界に達していたのか、その後は家族水入らずの生活を送るだけになりました。

今回は速報版といことで簡単に報告しますと、最近のジャカルタの記事でも報告しましたようにジャカルタ首都圏の電車は全部で約800両が稼働していますが、そのうち500両近くが205系ということで、特にJakarta Kota〜Manggaraiを走る中央線では全体の8〜9割ぐらいは205系であり、205系王国が誕生したようにも感じます。今回はJakarta Kota駅の近くに滞在しましたので、必ず朝はKota駅から活動開始となるのですが、23日朝と24日朝は見事に元南武線3編成の並びが見られ、我ながら1人で「南武線トリオ」と心の中で叫んでおりました。24日はあと30秒の差で元南武線4編成の並びが見れるところで、もう少しで「南武線カルテット」が実現するところでしたが、現在では中央線に多くの205系12両編成が使用されていることもあり、特に珍しいことでないのかもしれません。


また、1月遠征時に報告しましたように、南武色の205系については今年2月を目処にKCJ色に変更されるということをDepok車庫幹部の方から聞いておりましたが、結局、東急の8000系や8500系、メトロの5000系などの他形式の車両のKCJ色化が優先され、南武色の205系のKCJ色化はほとんど進んでおらず。かつ、最近の元南武線12両編成に元横浜線のサハ204-100やサハ205を組み込んで組成変更が多く実施されたことにより、南武色とKCJの混色編成が6月時点で5本見られるようになりました。このような混色編成は205系では仙石線の2WAYシートのような特殊な編成を除けば、ここジャカルタでしか見れないのではないかと思いますし、205系以前の103系混色全盛期の時代に育った私としては混色編成はとても魅力的に感じております。


Tc142とT'c142で実施されているスクロール式によるLED行先表示は5月時点でも使用されており、他の車両にはこの方式による行先表示は実施されていないようです。ですので、従来通り線区色で示された行先表示が使用されており、Jakarta Kotaのような場合でもBekasi線は青色、Bogor線は赤色が使用されています。


ここまでがジャカルタ遠征の簡単なご報告で、後日、詳細等については別の機会にご説明させていただきたいと思います。
フィリピン国鉄で活躍する203系ですが、今回の遠征時に2度203系に乗車したところ、いずれの列車も冷房は使用されておらず送風のみになっていました。また、1編成の両数は機関車を除いて4両または5両編成で運用されており、途中のBuendia駅(Gil Puyat駅)では現状のホーム位置では両側にBuendia Ave.と南側のDela Rosa St.の踏切に挟まれているため、6両対応ホームの設置は不可能であることから、Dela Rosa St.の南側に新ホーム設置工事が実施されているようです。(最初っからそうすれば無駄な投資が防げたのですがね)


こちらはAlabang駅に停車する203系4両編成です。今まで通常5両編成で使用されていましたが、この編成は4両編成になっています。
なお、Alabang駅は駅横の大型商業施設のStar Mallが出資のもと、ホームの延伸工事が実施され、乗客のための待合室、商業施設から駅まで雨に濡れないように屋根が設置されるということで、現在、工事が実施されています。
その他、朝夕1往復のCalamba〜Tutuban間の列車運転再開を近日中に予定されているということも聞いておりますが、今のところ運転再開は実施されていません。


ということで、マニラのほうは疲れが堪っていたのかロクに鉄活動ができず、フィリピン国鉄の本社にも訪問したものの、幹部の方々は外で会議があったようで、フィリピン国鉄の現状と今後の予定については詳しく調べることはできませんでした。まあ特に変わったところもないようですので、前回の昨年9月訪問時と比べてニュースもないと思うのですが、先日も報告しましたようにDOST(科学技術省)で進めているハイブリッドトレインがフィリピン国鉄の線路を使って実験走行が始まるとのことで、ある程度実績が得られた場合には実用化されるのかもしれません。
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南武線ウォッチング-2016年3月~4月

2016年05月03日 23時07分45秒 | 南武線
205系が去ってから特に話題がなくなってしまった南武線本線ですが、とりあえず時間もありますので、ここで簡単に報告をしたいと思います。
まずは今年3月上旬から4月上旬まで川崎アゼリアの広告車両が昨年7月に続き登場しました。今回も前回と同様にE233系N14編成が抜擢されましたが、前回とは違う装飾となりました。


サイドを見ると下のような感じで、川崎アゼリアのキャラクターであるカエルなのですが、今回登場したのが今までいたカワサキカワルとそのオトウトの下に「タマ」と「カワ」という双子の妹が広告車両に描かれていました。名前がない「オトウト」、そして「タマ」と「カワ」という名前、あまりにも安易すぎではないかと思うのですが、どうなんでしょうかね。
また、次回も南武線の広告車両で、この4兄弟姉妹が登場するかと思うのですが、アゼリアとJRがタッグを組んで、30年前ぐらいに103系を使用し実施された川崎~登戸間ノンストップ専用列車「アゼリア号」が復活することを願いたいと思います。


1本だけ残る209系のH53編成ですが、今年3月のダイヤ改正後も平日の運用本数は34本とダイヤ改正前と変わらず、E233系は合計35本ですから、予備は少なくとも2本必要なのでH53は残ることとなり、しばらくはこのまま活躍するのではないかと思われます。
また、どうも休日の運用にはできるだけ充当することを避けているようですので、撮影や乗車を楽しむのであれば平日に限られるのではないかと思います。


最後にジャカルタで活躍を続ける元南武線の205系ですが、前回の報告以降、一部の元南武の車両は元ハマ線の車両と編成を組み、10両もしくは12両編成として使用されていますが、ナハH11、H12、H34、H39以外は南武色のままとなっており、Depok車庫の幹部から聞いていた南武色からKCJ色への変更は1編成(ナハH11)を除いて実施されていません。
ということで、マニラにいる子供の5月の誕生日祝いのついでに、ジャカルタへ足を延ばしてみようかと考えていたところ、昨年も利用したフィリピン航空で、全部込みで4万3千円ちょっととLCC並の金額でしたので、旅行会社に頼んでしまったのですが、同じフィリピン航空で東京~マニラ間が搭乗日をどのように変えても全部込みでこれが5万円以上となぜか高くなっていることに不思議でたまりません。
まあ、今回も元南武線の205系を中心に追っかけたいと思いますが、南武色とKCJ色の混色編成や去就が注目される103系なども撮影できたらと思っています。
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小田栄駅開業

2016年04月17日 19時17分09秒 | 南武線
2週間ぶりのブログ更新となり申し訳ありません。
先月は3月26日にダイヤ改正が実施され、北海道新幹線が青函トンネルを通り北海道の新函館北斗まで開業し、世間はその話題で持切りでしたが、前回も述べたように新幹線にほとんどお世話にならない私にとってはどうでもよい話題で、むしろ南武線のイベントのほうが大事であり、今回は南武支線(浜川崎線)の浜川崎~川崎新町間に開業した小田栄駅について簡単にご報告していきたいと思います。
小田栄駅は南武線としては2009年に開業した西府駅以来の新駅開業であり、おそらく私の予測ではこれ以上南武線に新駅の開業は望めないのではないかと思いますので、南武線最後の新駅開業と言ってもよいのかもしれませんが、今回、この小田栄駅の設置にあたり、通常の新駅設置とは異なるJRと自治体の川崎市が包括連携協定を締結し、事業費の負担について両者折半で開業しました。1日の乗降客数が予測では3500人と都会の駅としてはあまりにも少ない数値ということもあるためか駅の構造自体は簡易なもので、小田踏切を挟んでそれぞれの本線上に長さ50mのホームが設置されています。


上の地図を見ていただければわかると思いますが、JRではこのような踏切を挟んでそれぞれホームを設置するというような駅は見られないのではないかと思いますが、おそらく新駅設置による費用をできるだけ最小限にすることを勘案した上で、このような結果になったのではないかと思います。
また、それぞれのホームと踏切の位置関係は列車が発車してからこの小田踏切を渡ることになりますので、踏切の遮断時間が長くなってしまい、交通渋滞を引き起こすとともに朝のラッシュ時を中心にこの踏切を通る臨港バスの遅延にもつながり、定時運行が阻害されていることも予想されるのではないかと思われます。
この他、駅利用者や周辺の歩行者等の安全性や利便性を考慮する上で跨線橋の設置が望まれますが、南武支線(浜川崎線)の直上と線路沿いには東京電力の高圧線が通っていることから、絶縁距離を確保することが困難であり、跨線橋の設置はされていません。
下の写真は小田第五踏切(尻手側)から小田栄駅を臨んだもので、工業地帯特有というのか南武鉄道特有というのでしょうか高圧線が線路直上にあり、高圧線兼用の独特な架線柱が味わいを見せています。


この小田踏切をもう少し詳細に見ることにしますが、ちょうど4方向の道路が交差する所に踏切が位置し、構造的には矢向~鹿島田間にある塚越踏切にそっくりなのですが、この周辺にはコーナンやイトーヨーカドーの商業施設もあるためか自動車交通量が多く、歩行者・自転車交通量も多いため、観察していると危険と感じたことが時々ありました。


できればこのような踏切は除去するべきだと思いますが、鉄道と道路を立体交差する上ではどうも困難なようで、道路を高架化する上では先程も述べたように高圧線があるため、鉄塔の改良等が必要なのではないかと思うと同時に、上の地図に示すように市電通りの交差点(小田栄町)~田島中西側交差点は市道富士見鶴見駅線の一部で、都市計画道路に指定されているものの未整備区間ということで、将来的に代表幅員36mに整備される計画になっており、この踏切部分においては道路がアンダーパスによって整備されるようですが、この未整備区間の道路整備の予定は目処が立っていないようです。

小田栄駅前には小田踏切のバス停が近接していますが、このバス停において臨港バスの川崎駅行きが日中は約8分置きに運行されており、特に高齢者にとってはフリーパスなどの制度があるため、バスのほうが利便性が高いと思われます。一方、南武支線(浜川崎線)は3年ぐらい前から日中は40分間隔と運転間隔が整理されたものの、40分毎では時間帯によって発車時間が異なり覚えられないことや列車の運転間隔が長過ぎることからせめて毎時30分間隔もしくは20分間隔に改善されること。また、長期的に2000年の国交省の交通網に関する基本計画で整備について検討すべき路線に位置づけられた川崎アプローチ線を整備し、川崎と浜川崎を結ぶことも必要になるのではないかと思いますが、JRと川崎市で締結した包括連携協定の中でこのような点においても協議されるのか注目しています。


その他、新駅利用の利便性向上と利用促進を行う上で、下り線ホームの横には駐輪場が整備され、当面の間は無料のようですが、駅勢圏が狭いことややはりいまだに利用しづらい路線であることから、駐輪場の半分以上は平日でも使われていないようです。


最後に南武支線(浜川崎線)の車両に新駅開業を祝してW4編成の1編成のみにヘッドマークが取り付けられており、全ての支線の編成においては車体側面の帯に川崎地区から連想される「音楽と海」をイメージしたデザインのステッカーが貼付けられ、車内のモケットも新たなものに取り替えられていることからその姿を撮影してみました。


浜川崎寄りのヘッドマークは京浜工業地帯の海と川崎のまちをイメージしているのでしょうか。尻手側のヘッドマークも含めて地元の高校生が製作されたようで、なかなか良いデザインではないかと思います。ちなみにヘッドマークの掲出は5月8日までのようで、ここ最近、日中運用にこのW4が1日置きに充当されているようで、今後においても1日置きに充当されることが予想されます。


尻手側のヘッドマークはマンガチックな感じになっており、こちらはほのぼのとしています。


南武支線(浜川崎線)沿線には撮影する場所が少ないですが、南武鉄道時代に建てられた高圧線の架線柱も特徴的であるためその遺構とでも言うのでしょうか、205系とのツーショットということで撮影してみました。
(写真は管理人に許可を得て撮影)
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