現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

会津藩からの留学生 その1

2016-10-22 18:09:49 | 幕末の留学生

「獅子の時代」は山田太一による創作もの。実際は。

慶応3年(1867)「パリ万国博覧会」に、幕府は、
将軍徳川慶喜の弟である当時14歳の徳川昭武を
名代として総勢33名の使節団をパリに派遣した。
その中に、会津藩から、横山常守(20歳)と
海老名季昌(24歳)の二人が加わっていた。

横山は、若干18歳で会津藩家老となっていた。

一行はエジプトを経由してフランスに向かった。
万博が終わると、二人は使節団と別れ、ロシア、
プロシア(ドイツ)、オランダ、ベルギー、
イギリスと多くの国々を歴訪し、見聞を広めて、
その年の末に帰国した。

年が開けて慶応4年(1868)正月、薩長との間に
戊辰戦争が勃発。海老名は負傷。

横山は白河口の副総督として出陣し、5月、
白河口の戦いで戦死した。海老名はその後
会津若松町長として会津の復興に尽力した。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。