現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

あなた殺していいですか?

2011-05-18 03:33:26 | 虚無僧日記
「人を殺してはいけない」なんて子供でも判っている。
ところが、毎日殺人事件が起きる。「アメリカのオバマ
大統領が「ビンラディン」の殺害を命じて、実行させた」
そんなニュースも当然の如くに報じられる。この世は
「殺(や)るか、殺られるか」だ。

仏教では、仏教徒が守るべき五つの戒がある。その
第一が「殺生戒」。「生き物を殺してはいけない」と
いうもの。「いかなる生き物」だから、蚊も蝿もゴキブリも
殺してはいけないのだ。だが、現代の僧侶は、肉、魚を
食べ、蚊も殺す。

それで「命は大切です」なんて教育をすることはできない。
「週刊ポスト」5.20 『世界屠札畜紀行』を書いた内澤旬子
と登山家 服部文祥の対談でも、同様のことが書かれていた。

今朝のラジオ深夜便で、三浦朱門が「学徒動員され、戦後
無事生還してきた学生も、敵を殺し、部下や同僚を見捨てて
帰ってきた連中だ」という趣旨の話しをしていた。これも、
ここだけ書き抜くと誤解を招くが、「青少年は純心、純粋な
(美しい)心」と 云われたことへの、反発として語っているもの。

戦争になれば、敵を殺し、部下を死に追いやることが義務
となる。

そんな時、純心無垢な青少年が利用される。「白虎隊」は
そうした青少年の洗脳教育に利用された。アフガンや
エチオピアの内紛で、子供がさらわれ、少年兵士として
「人を殺すためだけの教育訓練」がほどこされるという。

人を殺して罪になるならば、戦争で敵を殺した人、部下を
死に追いやった上官、出征兵士を歓喜して送り出した国民
全部が、処罰されねばなるまい。



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