現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

地唄の将来

2010-08-31 20:37:05 | 虚無僧日記
昭和30年代は、ジャズ、ロックが流行り、アメリカ
ナイズ一辺倒で、日本の伝統的なものは葬り去られ
ようとしていた。

そうした風潮に反発して、私は尺八なんぞを始めた。
高校の時、能や歌舞伎、邦楽など含めた「古典芸能
研究会」なる部を立ち上げようとして、国語の教師に
顧問をお願いしにいった。しかし、引き受けては
もらえなかった。

「君ね、滅びてゆくものを保存してどうなるんだ。
時代のニーズに合わないものは消えていくんだ」と。

だが、あれから40年、能も歌舞伎も今もって息づいて
いる。むしろ、大変なブームでもある。
大学の「竹の会」では、部員が30名もおり、女性が
尺八を吹き、男が筝、三味線を弾いている。

流行は繰り返す。だが、少しずつ時代とともに変化は
している。現代人好みに味付けがされているといって
いいか。そうやって、伝統は変化し成長していくものと、
私は考える。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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