現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

ヨーロッパの尺八

2014-01-02 10:16:54 | 虚無僧日記
箏・三絃・尺八の唯一の機関誌『邦楽ジャーナル』11月号で
「ヨーロッパの尺八」について特集を組んでいた。

今年(2013)の8月、チェコの首都プラハで「第9回プラハ尺八
フェスティバル」が開催された。このフェスティバルは
2003年に第1回が開催された後、2006年の第2回から毎年
開催されているという。

今年参加したのは30人の尺八家。日本からは三橋貴風と
クリストファー遥盟の二人が招聘され、他はヨーロッパ各国
から。日本からの代表は、日本人一人とアメリカ人の
「クリス」というわけ。

ドイツから来た若い女性は 尺八暦10年で「音楽療法に
尺八を採り入れている」という。セミプロの腕前。

みな尺八の古典本曲を好み、そこからさらに、尺八のあらゆる
可能性を駆使して、“前衛音楽”ともうべき 新たな音楽世界を
創生している。指孔を打つ遥かな音、吸う息の音など、“音量と
音程”を求めない音の時空だ。

「プラハ尺八フェス」とは別に、4年に1回「国際尺八フェス
ティバル」というのが、各国持ち回りで行われている。
次回は2006年、プラハで開催される。こちらは世界各国から
500人ほどの尺八家が集まる。

今年の夏は、プラハ以外にもスペインのバルセロナ、フランスの
トレイニー、スイスのバーゼルでも尺八のサマースクールが
行われた。「ヨーロッパ尺八協会」も設立されていて、
日本から招聘されたのは、柿堺香とアメリカ人のジョン・海山・
ネプチューンの二人。こちらも日本人一人に、日本在住の
アメリカ人。

日本人が知らないだけで、尺八は確実に海外に根を下ろしている。



「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

日記@BlogRanking 「60代の日記」ランキングです。クリックお願いします



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。