「普通の女の子に戻りたい」は、人気絶頂で解散した
キャンデイーズの伊藤蘭の名文句でした。
落合恵子が「普通の人々と普通の暮らし」という題で
書いてます。
東日本大震災、そして福島の原発事故以来、昨日の次に
明日がとどこおりなく来ることのありがたさを痛感しての
タイトルとか。
中日新聞には、生い立ちが書かれていました。
私は「私生子」として生まれました。私はただの子どもとして
生まれてきたのに、社会が「私生子」「非嫡出子」といった
レッテルをはり、戸籍に登録され、明るくしていると
「どうしてそんなに明るくしているの?」と聞かれたりする。
そういうところで、フツーという基準を決めつける社会の
息苦しさを、小さいときから感じていた。
そして、「しーちゃん」と呼んでいた叔母が結核だったために、
近所から避けられていたこと。いなり寿司を作って近所の家々に
届けたら、食べずにすぐ捨てられた。母も、フツーでない状況の
なかで疲れきって、かなり強度の神経症をかかえていた。
等など、フツーでない家庭で育った彼女。今「反原発」の先頭に
立って講演して廻ってます。
その彼女への批難、誹謗中傷もまた、すごいものです。
それにもめげず戦う彼女。
何が「フツー」なのか、今の世の中 判らなくなってます。
かく言う私、「虚無僧」は、どうみても「普通の人」ではないですな。