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11月25日に行ったセミナー「中退共とDC」について

2010-11-30 06:48:28 | 中小企業退職金共済

11月25日(木)川口総合文化センター(リリア)で行ったセミナーの報告です。

2部構成で、1部は私が「中小企業にとって使いやすい退職金制度・企業年金制度
とは?」ということで、中小企業退職金共済と企業型DCの比較を行いました。

2部は、地元川口の社会保険労務士の阪尾進さんが、「小さな会社でも利用できる
個人型確定拠出年金」について講演しました。

中小企業退職金共済と企業型DCの比較は、コストに比較です。
モデル企業(50名、退職一時金制度)の企業の退職金積立手段を中退共と企業型
DCを使って制度設計した場合で、お話ししました。
中退共の利回りは1%、一方企業型DCのほうは2%の想定利回りにしていますの
で、企業型DCのほうがコストは安くなります。年間手数料としては、中退共は内枠
なのでありませんが、企業型DCは総合型の手数料を参考にしました。

手数料を加味しても、企業型DCのほうが中退共よりコストダウンになります。

このセミナーで言いたかったことは、まだまだ中小企業には中退共というお考えが
多いことに対して、企業型DCをコストという面で比較してほしかったということです。

退職金制度は、規程がある、あるいは規程がなくても支払い実績があると、退職金
制度として存在することになります。
退職金制度は、従業員に対して40年~50年責任を負う制度です。
企業が右肩上がりで成長していくとは限らない時代、コスト抑えて、従業員に退職金
を確実に手渡すという観点は重要だと考えます。

2部では、阪尾社労士が、地元川口の厚生年金基金の解散に触れ、上乗せ給付が
ゼロになってしまった例を紹介し、「人に運用してもらって失敗するより、自分で運用
する個人型DCは、是非中小企業の福利厚生として利用してほしい。」と、話しました。

今後も、テーマを選んでセミナーを行っていこうと思います。

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