風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

室生寺のしゃくなげ その1 2013年

2015-04-26 | 奈良県
 2013年と2014年の2回にわたり、室生寺のしゃくなげをご紹介します。
 まずは2013年のしゃくなげです。
 室生寺は奈良県宇陀市室生にあります。
 女人の入山を禁じた高野山の対し、女人の入山が許されたため、女人高野の別名で呼ばれています。
 ここはしゃくなげの寺としても知られています。
 4月下旬、雨のち曇り、人が少なくなった閉山間近い午後3時半から5時過ぎまでの撮影です。
 
①~③室生寺のメインともいうべき、国宝・五重塔と石段両側のしゃくなげ。
 この五重塔は高さ約16m、屋外に建つものとしては国内最小のもの。
 杉の古木としゃくなげに囲まれ、優雅で気品のある姿で毅然として建っている。






④裏側からの五重塔とハナズオウ。
 ここのハナズオウは毎年見事に咲いている。


⑤しゃくなげと塔。
 しゃくなげは少しさびしい状態だが、新緑は清々しい。


⑥国宝・潅頂堂(かんじょうどう)とも呼ばれる本堂。


⑦護摩堂前の苔むした赤門。


⑧⑨ここもメイン、国宝・金堂へ登って行く鎧坂の石段。




⑩午後5時過ぎ、閉山後、石段をもくもくと箒で掃く、若い僧の姿があった。


 この年のしゃくなげは、いわゆる裏年に当たり、少しさびしい状態でした。

 明日は、室生寺のしゃくなげ 2014年です。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
しゃくなげの寺 (時々絵日記)
2015-04-26 08:35:29
おはようございます。
苔生した門の屋根、丸く擦り減った石段
春の花々に彩りを添えられた室生寺の美しさが伝わってきました。
石段を掃く音が聞こえてきそうな
落ち着きを感じました。
晴れ時々絵日記さま (いせえび)
2015-04-26 09:24:39
いつもご覧いただきありがとうございます。この時期は特に、花々の美しさが室生寺の良さを一層引き立ててくれます。室生寺を訪れるなら、開山直後か閉山前ですね。やはり、日中は団体客など人が多く、写真になりませんし、その人たちにとっても多くのカメラマンは目障りな存在でしょう(^^;)。若い凛々しいお坊さんの姿には心惹かれました。石段には以前は手すりがなく少し邪魔になるのですが、お年寄りは上り降り重宝しているようです。私も遠からずいつの日か、このお世話になるかもしれませんので、邪険にしてはいけませんね(^^)。
素晴らしいです! (ちひろ)
2015-04-26 19:37:11
いせえびさま、こんばんわ。
室生寺の五重塔と石楠花、美しいですね!
私は始めてみる景観に惹き込まれてしまいました。国宝の五重塔に負けない石楠花の存在感と⑩の室生寺の中に溶け込んでいる自然な感じのお坊さま、素晴らしい作品に感動しました。いいね!にポチッと1点入れておきますね
ちひろさま (いせえび)
2015-04-26 20:14:56
ありがとうございます。私は写真に出来るだけ人物を入れないのを原則としていますが、この程度の、顔が識別できないくらいなら許されると思います。この場合は、お坊さんがこの風景の中にしっくり溶け込んでいると思います。しゃくなげの花に関しては、この年はハズレの年に当たりました(あれっ、変な言い方になりましたね(^^))。明日のその2は、近年まれにみる、花の付きぐあいでした。どうぞ、ご期待ください(^^)。

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