風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

想い出の風景 吹割の滝 群馬県

2019-08-04 | 関東
 群馬県沼田市、片品川にかかる吹割(ふきわれ)の滝です。
 落差は最大7mと低いですが、渓谷を約1.5kmにわたって断続的に水が流れ落ちています。
 この日は水量が少ないです。
 写真だけご覧ください。

























 以前ご紹介した、三条ノ滝や湯滝には落差や迫力では比較にもなりませんが、小さいながら趣き妙味があります。

想い出の風景 奥日光・湯滝 栃木県

2019-07-30 | 関東
 「想い出の風景」を季節に見合った10枚以内の写真で振り返っています。
 栃木県奥日光の湯滝です。
 湯の湖の水が湯滝となって落下し、湯の川となって戦場ヶ原へ流れて行きます。
 落差50m、長さ110mの分岐瀑です。

①滝下の観瀑台から。
 雨と滝の飛沫で、レンズは拭いっぱなしです。








④滝の落下口から。











⑧直下瀑でないため、滝壺を作りません。







想い出の風景 野反湖 群馬県

2019-07-28 | 関東
 群馬県中之条町、上信越高原国立公園に属する野反(のぞり)湖です。
 信濃川水系中津川に建設された発電用のダム湖です。
 湖面標高1514m、自然湖のような趣さえあります。
 尾瀬ヶ原のニッコウキスゲがまったくダメだったので、急遽思い立って、この野反湖へニッコウキスゲを求めてやって来ました。

①着いたものの雨とガスで湖面も何も見えません。
 小一時間ほど待ち、雨が小やみになり、ガスも切れて、湖が見えてきました。


②ニッコウキスゲの多そうな左側へ回り込んで来ました。























⑩地元の方に聞くと、もっとニッコウキスゲが多い年もあるようですが、雄大な野反湖を背景にした黄色い斜面の広がりは、満足すべきものでした。

想い出の風景 菅沼・丸沼 群馬県

2019-07-02 | 関東
 群馬県片品村、菅沼・丸沼です。
 こどものころ切手ブームで、切手を集めていた時期がありました。
 1950年に選定された新日本観光地百選の湖沼部門第1位の菅沼・丸沼の存在をそのとき知りました。
 山岳、瀑布、海岸、渓谷など10部門がありその1位は記念切手が発行されたのです。
 その時は群馬県とだけしか知らなかったのですが、後年3度写しに出かけました。
 これは2016年7月の写真です。

①小雨降る菅沼です。
 釣り船が何隻かいます。














⑥こちらは少し北方の丸沼。
 こちらは釣り船が2艘のみ。








⑨山肌を雨霧が動きます。
 こんな日は釣り船以外のレジャーボートは休みです。





 戦後まもなく、佐藤惣之助作詞、服部良一作曲、高峰三枝子の歌で「湖畔の宿」という歌がはやりました。
 「山のさびしい湖に ひとり来たのも 悲しい心・・」という歌い出しです。
 この湖は作詞者の回想により群馬県の榛名湖とされていますが、昨今の榛名湖とてもさびしい湖などとは思われず、このような天気の日などは、この丸沼こそがその湖のように感じます。

 この丸沼のうしろの山を越えれば、そこはもう尾瀬ヶ原です。

想い出の風景 高原野菜の村・嬬恋村 群馬県

2019-06-29 | 関東
 群馬県嬬恋村(つまごいむら)・・美しい響きを持った村名です。
 この地で、日本武尊(やまとたけるのみこと)が、海神の怒りを静めるため海に身を投げた妻、弟橘姫(おとたちばなひめ)を偲んだとの伝説によるものです。
 嬬恋村は吾妻(あがつま)郡に属します。
 この地名も日本武尊がこの地方を吾妻と呼んだとの伝説によるものです。
 いずれも歴史ロマンの香りがする地名です。
 村内のほとんどの地域が標高1000m以上の高地にあり、冷涼な気候を利用した、キャベツを中心とする高原野菜の栽培が盛んです
 
①北海道の富良野地方を思わせる雄大な風景が広がります。


②キャベツの収穫機もあるようですが、こちらでは収穫は手作業、運搬などは機械のようです。
 手作業の収穫は重労働です。


③正面奥の山は、百名山のひとつ四阿山(あずまやさん)2354mです。
 嬬恋村ではこの山は吾妻山(あがつまやま)と呼ばれています。



④背後は鹿沢(かざわ)高原のスキー場です。
 観光業は農業と並ぶ嬬恋村の主要産業です。


➄四阿山と右・白根山、キャベツ畑の広がり。


⑥嬬恋村は日本有数のキャベツの出荷量を誇ります





⑧背後は浅間山。