Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

田酒 純米大吟醸 百四拾

2010年01月25日 | 日本酒
この時期は本当に旨い新酒が目白押し。
どれも飲みたいけど、冷蔵庫のスペースを考えると買えない・・・、なんてことも多いのではないかと思います。
それはgodanismとて同じ。
とりあえず、次なるお酒を買うために、スペース造りに勤しみます。

今日のお酒はこれ。
【田酒 純米大吟醸 四割五分】


田酒の純米大吟醸シリーズでは、精米歩合が45%と高め。
値段は5600円、これも安い部類です。
製造年月、去年の10月ですね。



せっかくなので、もう一本ある【田酒】の純米大吟醸と飲み比べることにしました。



こちらは精米歩合40%、酒米に「百四拾」を使った純米大吟醸。
製造年月は去年の9月です。



以前、この生酒を飲んで感動したものです。


まずは「四割五分」から。

嗅ぎ香は甘めフルーティ。
口に含むと、穏やかながらしっかりした旨味と、嗅ぎ香に通じる甘みが感じられる。
少し遅れて、シャープな酸味。

口の中で転がすと、酸味が一転してフルーティさを出してきます。
若干アルコール感の伴うえぐみがありますが、温度が上がってくると消えていきます。

喉を通るときにピリッとした辛み、遅れて米の旨味。
余韻は少し長めで、ふわんとした旨味が残ります。

口当たりがよく旨味も爽やかなので、口中の滞在時間が短くなりがち。
旨いですね~。


さて、お次は「百四拾」。

嗅ぎ香は、四割五分よりも甘い香り。
苺のようなシルキィな香りです。

口に含むと、しっとりした旨味が口中に広がりますが、含み香は控えめ。
転がすと、酸味と遅れて甘みが、これまたしっとりと広がります。
このときに鼻に抜ける香りがなんとも!
どこにも角がなく、ただ丸い印象。

喉を通るときは、フルーティな酸味と甘みが口の中に取り残されて余韻を作ります。
ピリッとした酸味が後口に残りますが、非常に上品なもの。

「四割五分」も旨いと思いましたが、「百四拾」の完成度は段違いに感じました。
「これぞ、純米大吟醸!」と思わせる気品が漂っています。

生酒の「純米大吟醸 百四拾」も旨いと思いましたが、火入れでもこれだけの味わいとは・・・。
godanism、完全ノックアウトですね。


今日は魚がどーしても食べたくて。
アテはこれでした。

赤鰈の煮付け


煮付けは久しぶりに作りましたが、やはり旨いですねー。
付け合わせはエリンギです。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (nomusuke)
2010-01-25 23:05:30
いいですねぇ百四拾。私が日本酒に目覚めたきっかけです。八月が待ち遠しい…。
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やられましたね (みや)
2010-01-26 07:40:57
百四拾にはホント驚かされましたわ。
おいしかったなぁ・・・

今期は鰈の煮付けを食べていないような気がします・・今度作ろうかな。
それにしても1人で丸々とはナイスです!
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百四拾 (godanism)
2010-01-27 11:08:54
>nomusukeさま

きっかけが百四拾だったんですか。
美味しいですから、無理もないですね~。
今期も入手できれば、良いのですが。
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煮付け (godanism)
2010-01-27 11:11:15
>みやさま

火入れでも抜群に旨かったですね。
値段は張りますが、買って良い酒質でした。

丸々ですが、たいして大きくないのです。
680円ですから・・・。
この時期の魚は、ホント美味しいですよね。
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贅沢な (あつし)
2010-01-30 23:59:28
四割五分は最近ぜんぜん飲んでません。贅沢な飲み比べですね~。

百四拾は、あれはもういうことありませんね。
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四割五分 (godanism)
2010-02-01 09:37:57
>あつしさま

四割五分、美味しいんですけど百四拾にはとてもかないません。
というか、他の【田酒】純大のどれにもかなわないというか・・・。
入手がしやすいのがメリットでしょうか。

百四拾、言うことないです!
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