奨学金

奨学金事業を行うにあたり日々感じたことを綴ります。

お国柄

2006年11月23日 | 奨学金
本財団における奨学生の国籍は二十数カ国に及ぶ。人数が多いのは、日本、中国、韓国である。この中で勉学に励むのは中国人と韓国人である。彼らの特徴は死ぬ気で勉強している。とても日本人ではかなわない。ただし、何事にも一生懸命というよりは勉強にのみ一生懸命であるように感じる。そして、中でも中国人はほとんどの方が日本は単なる踏み台であり、目的はアメリカで学ぶことである。もっと端的にいうと、中国人の方は自分が成功することが目的であり、将来国に帰って恩返ししようという気持ちはあまり無いようである。
その考え方なのか性質なのか、OBとなったとたんに連絡先がわからなくなるのは圧倒的に中国人である。非常に腹に据えかねて中国人OBに、このことを話したことがある。「OBになったとたんに、はい、さようならでは、今後中国人は採用してもらえないよ!」返ってきた答えは、「中国人は恩は一生忘れないが、大陸気質で、表現するのが下手です。また、自分が生きていくために一生懸命で、そのことが生活の中心になっているのです。」というものでした。
要は、悪気は無いので許してね。というのですが、日本人には今ひとつ良くわからない気質です。
各国別、生まれ育ったコミュニティーごとに、個人差では説明できない集団としての差、「お国柄」ってどのようにして形成されるのでしょうね。また一つ面白い研究課題を見つけてしまいました。

5 コメント

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Unknown (ぁぃの手)
2006-11-23 13:25:19
昔の日本人も必死で勉強してました。今の日本があるのは、先人達のおかげです。私は、今の日本人を、本当の日本人だとは思ってほしくないです。あと、中国人は恩は一生忘れないんですか?ん~、なんか日本に対しては恩を仇で返してきてる気がしますが…。
Unknown (ぁぃの手)
2006-11-23 13:28:27
それと、前NHKの「知るを楽しむ(木曜の歴史に好奇心)」という番組で、江戸の教育についてやってましたが、凄い感動しました。昔の日本人のがやっぱり凄いなと思いました。今の教育は…。もし、よかったら、テキストもあるんで見てみてください☆
コメントありがとうございます (管理者)
2006-11-24 11:18:33
ぁぃの手さん、コメントありがとうございます。ぁぃの手さんがおっしゃる通り、今の日本があるのは、先人たちのお陰です。私たちも何十年後の子孫から見れば先人です。子孫から少しでも尊敬されるような立ち振る舞いをしていきたいですね。
ただ、現代人は、子孫のことを考えようとせず、今の自分(個体)さえ、便利で満足できれば、エネルギーは使い放題、環境は壊し放題でも問題視しない人が非常に多いですね。今のままで行けば、きっと子孫から今を生きている人を見れば、「とんでもない人々」だということになると思います。私も含め、現代人は大いに反省する必要がありそうです。
江戸時代の教育面白そうですね。道徳や精神といった部分に興味があります。ぜひ、参考にさせていただきます。ありがとうございました。
Unknown (ぁぃの手)
2006-11-24 16:17:17
そうですね。私もそう思います。私は、戦後生まれ、もっと言えば高度経済成長期後生まれの日本人は嫌いです。そして現代日本も。戦前生まれの日本人と戦後生まれの日本人は全然違う。でも、だからって、日本を嫌いなんてなりたくないです。嫌いだったら、自分達から変わっていけばいいんです。私は本当の“日本人”を尊敬してますから。そして、理解もせずに日本を悪く言う人は大嫌いです。
すみません、言い忘れたことがありました。 (ぁぃの手)
2006-11-24 16:23:46
前、のど自慢がソウルに行った時のドキュメンタリーをNHKで見ました。その中に、日本の歌が大好きな韓国のオジイサンが出てました。その人は「昔の日本の先生は本当に優しくて大好きだった。今の日本人は嫌いだが、戦争を体験してもいない若者が、日本を悪く言うのはおかしい」と言ってました。でも、彼は家族からも孤立し、老人会で日本の歌を歌った時、石を投げられたこともあるそうです。