”遊山乞食” 山と温泉と

"yusankotujiki" 軽自動車(スバルサンバー)に車中泊ぶらり旅 ~カテゴリー【索引】にリンク付一覧~

【12】道南夏バム:積丹岳 1,255m

2009年07月07日 | bum
凪だったのか、波音も殆ど無く静かな夜だった。朝から快晴!朝食後北上開始。島武意海岸(しまむい)トンネルを抜け、階段を下って浜まで下りてみた。海が凄く綺麗!海中を見ると岩にサザエとアワビの子供が沢山くっついていた。豊かな海のようだ。島武意トンネルは、海岸から採れたニシンを運ぶ為に明治28年に掘ったらしい。浜からトンネルまでは急な階段だ、ニシンを背負ってこの坂道を運ぶのは、相当の重労働だったろう。浜には古い石垣と番屋跡が有った。昔は大いに賑わっていたのだろう。次に積丹岬灯台まで行った。坂道を400m程と遠いので誰も来ていない。タイル張りの赤白の灯台だった。

・島武意海岸トンネル入り口


・トンネル抜けると海岸が見えた、シャコタンブルーと言うらしい


・階段を下りて、海辺まで来て


・海に足つける


・積丹岬灯台


道道913に入ってしばらく行くと、積丹岳登山口の看板を見つけた。いい天気なのでいける所まで登ってみたくなりこちらにハンドルを切る。まいどおなじみのラフ林道を数キロ。行こうか止めようか何度も迷いながら進む。しかし引き返すにもUターンする場所が無い!20分程したら突然赤屋根の小屋と駐車スペースに出た。何と・・車が3台も停まっている。函館、大阪、堺ナンバーだ。

・積丹岳登山口



【行程】8:30登山口→9:10五合目→11:00山頂11:20→12:53登山口

先行者が居る事が分かり何となく元気になった。奥深い山の中にたった一人なのは、やはり心細いもんだ、この山に関する資料は何も持っていなかったが、道の駅で貰った積丹半島ガイドブックに簡単な情報が有った。これによると、積丹半島で唯一登山道が整備されているのがここで、国道から10km、3時間50分の登りと書いてあった。林道を5km程稼いだのでここからなら2時間そこそこだろう。水と食パン二枚と飴を持って出発。1時間程行くとタケノコ採りの2人が下ってきた。取れたか聞いたら、時期が遅かったとか、七合目まで2時間掛かったとか。更に30分程行くと二人連れが下山してきた。大阪かららしい。残雪に付いて聞いたら全く無し。との事、堺の人がまだ登ってるとの情報を得た。

・ここから入山


・五合目の少し先に巨木が有った


・九合目を越えてやっと視界が開けた、右が山頂かな


この山ダラダラと距離は長いが、一向に登りが無い。森の中で展望も無いので退屈。しかし陽射を遮ってくれるので暑くなくて助かるが・・・九合目を越えやっと視界が開けた。2時間半で山頂。堺か来た人が休憩していた。今日は景色良好。直ぐ先には余別岳、ポンネアンチシ山。反対側のはるか彼方には羊蹄山が望めた。

・積丹岳山頂


下山して休憩所を偵察、階段上がってドア開けると、広い畳敷きの部屋、流しに水道、布団やマット等も沢山備えてあった。数十人は楽に泊れそう。ここが無料とはびっくり。堺の人が遅れて下山してきた。休憩所前の黒ホースから冷たい水が出ていたが、堺の人の情報によるとこの水。「積丹岳休憩所の湧き水」という名水らしい。本からコピーしたこの水場の写真見せてもらった。一見沢水かなんかみたいだったのでエキノコックスも有るし・・・と飲むのを躊躇っていたが、ならばと4リットル汲んだ。堺の人も汲んで名水好きの友人にあげるらしい。結構汗をかいたが、この辺に良さそうな温泉が無いみたい、誰も居ないので少々冷たいがこの名水で行水し、サッパリしてから林道を下山した。

・小屋の内部


・小屋前の名水?


■本日(7/7)のデーター
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天気:晴→晴→晴
成果:観光&積丹岳
走行:56km
温泉:無し(積丹岳登山口の名水で行水)
体調:良
支出:664円(gas代除く)
宿泊:道の駅スペースアップルよいち
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