タソガレブログ

読んだ本のこと。観た映画のこと。マイブームはころころ変わります。

2007年上半期分 ひとことまとめ

2018-03-22 15:35:54 | 本の感想
>6・22 最近本当に時が過ぎるのが早くてびっくりする。
そういえば、「パイレーツオブカリビアン ワールド・エンド」観て来ました。
何がどうなって誰がどっち側だったのか、全然わかんなかったけど
けっこう楽しかったです。あんだけお金かかってるのに、ひたすら
ナンセンスジョークてんこ盛りで、誰一人まともじゃないのがスゴイですよ。
小夜的ポイントは、分裂ジャックと、ジャック父と、カニです。
>最近、蓮佛美沙子ちゃんが気になるです。「バッテリー」の頃よりぐんっとキレイになっている!

>6・13 みおちづる『少女海賊ユーリ』の9・10巻を読みました!
いつの間にか完結してて慌てて読みました。すごく良かった!!
いつもの強い船長じゃなくて、だいぶハラハラしてしまいましたが
(だって「ボルドさん」だし、ドレス着ちゃったし!ゴアまでー!!)
そのぶんレニーがかっこよくて、ザーナンもたくさん話してるし、楽しかったです。
海賊ものとSFのコラボレーション! 魔法はないのです、意外にも。
やはり限られた枚数のためか、駆け足で物語が進んでしまったのが残念…。
あーとうとう終わってしまったんだなぁ。次は何を書いてくれるかなぁ~!

>6・1 奈須きのこ『空の境界』下巻を半分ぐらいまで読んでます。
自分の都合でなかなか読み進められないんだけど、この本面白いヨ!
設定がブッとんでる!
一定のルールはあるんだけど、”最強”が何人も出てきてすげえぇです。
準主役の黒桐くんも唯一の一般人かと思いきや、やっぱある意味”最強”w
「十角館の殺人」みたいな見取り図があったりして、そそられます。
>あ、最近講談社ノベルスばっか読んでる気もする…

>5・21 更新不定期ですいません。
去年から週に1回、絵画教室に通っているのですが、普段の私からすると
かなりでかい紙(四つ切?)に描いて、ちゃんと完成することが出来ました。
風景画です。先生にも誉めてもらえて嬉しかった。
>辻村深月『ぼくのメジャースプーン』を読みました。
やっぱり泣いた。辻村深月は泣く!
「せんせい、人間は身勝手で、絶対に、誰か他人のために
泣いたりできないんだって本当ですか」
「ふみちゃんが悲しいことが、苦しいことが、本当に嫌だったんでしょう?
それを愛と呼んで何がいけないんですか」
…もう、胸が痛い。

>5・1 中村航『絶対、最強の恋のうた』を読みました。
二章「突き抜けろ」はどっかで読んだなぁと思ったらアンソロと同じでした。
相変わらず、中村航の書く男の子はほわほわしていてヘタレでかわいらしい。
で、女の子はというと、これがまた上手くてびっくり…!
三・四章は女性の視点で書かれているんだけど、自分を客観的に見るような
地に足が着いた思考をする女の子。そのくせひらがなや擬音語が多くて
(例えば、ひゅうううううううう。とすん。ぱからん。「ふんがい!」「若くてぴちぴちの男子」など)
このひらがながいいんだよな。
女の人上手いなぁ、中村航。

>4・19 京都のはなし。
最近読んだ本で、京都ものが3冊もありました。
西尾維新『クビシメロマンチスト』は、鴨川で殺人鬼と邂逅したり
四条河原町で巫女子ちゃんとデートしたりするのです。
吉橋通夫『なまくら』は、幕末明治維新のただなかの京都の少年たちの物語。
森見登美彦『きつねのはなし』は、古都京都の暗さと神秘が感じられます。
おもわず一昨年買ったガイドブックを引っ張り出したりしてみました。
あぁ~京都でまだ行ってないところ、たくさんあるなぁ。
京都周辺に住みたいのう。

>4・10 守り人シリーズの話ばかりなんですけど
『天と地の守り人 第三部』読み終わりました。
10年といわれるとびっくりしますね~!私が知ったときはもう3冊出てたので
7年ぐらいのお付き合いになるんですけど、それでも感慨深い。
チャグムの成長ぶりにはもう涙が出そうになります。
可哀相すぎて、健気すぎて、かっこよすぎて、神々しいです。
それと、あの、もどかしくてしょうがなかった二人の関係にも進展が…!!
みんなに幸せになってほしいなぁと思わずにいられないのでした。

>4・4 青春アドベンチャー、今「精霊の守り人」やってるよね~
「穴~HOLES」を録音してたので良い機会だなぁと、引き続き録音してます。
「穴」は原作も映画もラジオドラマもそれぞれにいいところがあって好きだ。
ラジドラ版「穴」はセリフが上手いです。「穴」も「守り人」も丸尾聡さんという人が
脚色らしいのだけど、この方、上手いと思います!「バッテリー」もよかった。
原作自体いいけど、脚本のセンスがあるんやろな。
聞いてみて~♪
>いつのまにか4周年が過ぎました…今月中に何かしよう…

>3・24 元気です。やっと絵を描きました。
というか「銃とチョコレート」を読んだらすっげー描きたくなりました。そういう本って貴重だな…
>『天と地の守り人』の1と2を読みました。
ふたりが一緒にいてくれると辛い状況でもすごく安心します。2巻の最後では
また別々に行動することになるのがちょっと寂しい…
あの「アラム・ラ・イラ」がいろんな意味できゅんとしました。巧い。

>2・23 最近ぜんぜん絵を描いてない。どうしてしまったのだわたしは。
>九州国立博物館に「若冲と江戸絵画」を観にいきました。
普通の掛け軸や屏風はそれほどスゴイとは思わなかったのですが(京都のほうがすごい)
若冲は宣伝文句に劣らずごかったです。若冲だけでも見る価値ありです。
天才!と同時に、絶対変人だ!と思いました。
優れたアーティストってそういうものなのかなw

>1・23 とりあえず・・・生きてます。すみません。
なんだか正月明けてから鬼のように忙しいでした。風邪もひいたけど
今は元気です。昨日はひさびさにちゃんとまったりしました。
辻村深月の「冷たい校舎の時は止まる」を読んでました。
とりあえず、そんなんです。

2008年下半期 ひとことまとめ

2018-03-22 15:33:33 | 本の感想
>12・3 いつの間にか12月だ…
>香月日輪『妖怪アパートの幽雅な日常⑤』を読了!
⑤が出てるのを知らずに年をこすとこでしたぜ。今回も面白かった!
千晶ちゃんサイコー♪ 道徳の時間にこういう本を読ませりゃいいのにと思ったわw
パパの出番が少なくてちょっとさみしいのだが。夕士くん、あんたって子は
長谷君というものがいながら何を!! な、展開です(何。

>11・22 レイ・ブラッドベリ『塵よりよみがえり』を読みました。
この本はずいぶん昔に書かれた短編に新しいものを付け加えて連作短編集に
しているという、魔法のような作業の集大成なんだそうです。「十月の民」、
「エルリックの一族」のお話・・・つまりあれだ。「十月はたそがれの国」だよ!
遠く長い時間を旅しているような気分になる、不思議な不思議な本です。
題名の訳が巧いです。でも翻訳は微妙です。言葉遊びとか訳しにくかろーね。
原書で読める語学力があったら良いのに、と思いました。

>11・12 あさのあつこ『NO.6』#5 をやっと読みました。
あいかわらず話はなかなか進まないのね・・・。でも、いいんです。
暗がりの大ピンチの中でも、二人はいつも以上に仲良しだし
イヌカシママも見れたし、力河も動き出し、沙布は憐れです。
美味しいですよー!!ごちそうさまでっす。

>11・5 京都と奈良に旅行に行ってきました~!何度目だろ?
今回行ったところは、奈良国立博物館(正倉院展)、寂光院、三千院
真如堂、知恩院、八坂神社、六道珍皇寺とその周辺(買い物がてら)、でした。
人がほんっと多かったけど、楽しかった♪
行く度に興奮するポイントが国文オタク的になっていきます。
古文書の前では長いこと張り付いて解読したりとか。アホですね(笑)

>10・28 ばりテキトーTOPです。早めになんとかします・・・
>加納朋子『コッペリア』を読みました。
人とコミュニケーションをとるのが苦手な大学生、了。小さい劇団の看板女優、聖。
球体人形作家の如月まゆら。聖のパトロンでありまゆらの後見人でもある創也。
人形に魅了された人たちのお話です。ゾクゾクするくらいおもしろかった。
ミステリー要素もあるし、ミステリアスなのに最後はハッピーエンドだし。
素敵な読書の時間でしたわ、おじさま。ふふ。

>10・21 放置気味ですいません。。。
原因はたぶん、今年の夏が忙しくて全く絵のストックができてないことと
絵チャをする機会が増えたので、お絵描き欲求がそれで満たされてしまう
ことにあるのではないかと、思います。ごめんなさい。ごめんなさい。
>森 薫の「エマ」というコミックを読みました。
19世紀のイギリスが舞台の、貴族とメイドの身分違いの恋の物語v
もう、きゅんきゅんします。坊っちゃん、情熱的です。エマさん、いじらしいです。
絵もすごいキレイです。

>10・7 今年もあと3ヶ月ですね。速いです。
森谷明子『七姫幻想』を読みました。「七夕の七姫」というのは織姫の七つの異名のこと。
その七つの名をモチーフに、七つの(連作?)短編が収められています。
飛鳥時代から平安時代まで、初々しい純愛から権力争いに巻き込まれた悲恋まで、
ミステリー調に味付けされた姫君たちの物語。
小夜の好みです。こういうの大好きです。
分からなくても楽しめるのだけど、ただ「帝」と出てくると、どの天皇なのか気になってしまい
ただいま歴史を復習中(笑)。最初の短編に出てくる大王は允恭天皇のようです。

>9・26 帰省したり旅に出たりしてたので、更新が滞ってごめんなさい。
>舞城王太郎『煙か土か食い物』を旅先で読みました。
初めて読む作家です!メフィスト賞受賞作ということで。うん、メフィストっぽい!
純文学であり、ミステリーであり、すごく濃厚な小説です。
ずっと一人称のミステリーというのが新鮮でした。むしろ純文学寄りかな。

>12・7 森見登美彦「美女と竹林」読みました。笑った笑った!!
これってエッセイだよね? なのに妄想炸裂すぎてどこまでが現実なのかさっぱりわからない。
作家の言い訳をぐだぐだ書いているだけ(?)なのにこんなにおもろいなんて
モリミーはすげーなぁ。別の意味でも。うん、すごい(笑)

>10・31 ペンタブ新しくしようとおもっているうちに10月が終わってしまつた。いかん!
いつも使うバス停がイチョウの並木道なのですが、たいへんな匂いで毎日バスの待ち時間
が苦行です(笑)茶碗蒸しに入っていると嬉しいんだけどなぁ。潰されているのをみるのは辛い。
>マクロスFを全部見たんだけど、とても恥ずかしかったです。あれは戦闘シーンよりも
完全にラブコメのほうが印象に残りますね。音楽がすごい!

>9・3 うっかり放置状態が長引いていてすみません。
ちょっと自分のこと話します。
今年の頭に修士論文を出した後ずぅぅぅっと就職活動してきて、でもどっっっこも受かんなくて
もうなんでもいいやと思って本屋のバイトを受けたら受かったのでいまそこで働いています。
都市部にしかない某大型チェーン店。なんとか仕事覚えてきた。わりと楽しいです。
わたしってたぶん一日中ルーチンワークもデスクワークも出来ないし、かといって営業とか無理だし
ちょうどいいのかもしれない、と思っている。実家には帰らない。てゆうか今更実家で暮らせるか。
ふるさとは遠きにありて思ふもの。そして、たまに帰ってごろごろするのがちょうどいいのだ。
今週からネット環境が急激に進化しました。光です。やったー!ギアスとか見逃しても大丈夫です。
今年読んだ本がはやくも100冊越え。上半期ひま人すぎでした(笑)でも先月も10冊読んでるけどな。
というわけで、なんとか生活が落ち着いてきたこの頃です。ガスも電気代も値上がりするし
けして余裕のある生活ではないのですが、まあ一応ね。
ここ見つけて読んで下さった方ありがとう。これからもぼちぼちやっていきます。
あ、荻原先生の新刊RDGは最高に面白かったです。読むべし。

>7・12 桜庭一樹「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」を読みました。
まるで現実離れしているのに、少女が見ている世界のリアルさはなんなのだろう。
少女時代に体感していた世界の狭さと深さが、懐かしく、苦い。
桜庭一樹は痛いです。でもわりと好きだ。

>6・26 守り人短編集「流れ行く者」読みました!!ジグロ渋いなぁ(嘆息)
ちっちゃいタンダがやたら可愛かった。タンダは一途過ぎると思う。
バルサも男の子みたいだけど人並みに子供時代があったのね。しみじみ。
だけど、タンダは子供のころからタンダだし、バルサも子供のころからバルサなんだなぁ。
賭事師の話が印象に残りました。どっちにも悪気はないのにああするしかないなんて悔しいや…

>6・18 成田良悟「バッカーノ!1933 THE SLASH」読了!
図書館にあったのをテキトーに借りてきたら完全にシリーズの途中だったorz
でもかなり面白かったです。人が多すぎて何度も何度も人物紹介のページを
めくりなおしつつ読みました。超群像劇です。作家ってすごいなぁ。
女性陣のほうが喧嘩っぱやくて、男性陣のほうがおっとりしているのも面白い。

>6・10 サンゴロウさんが好きです。
竹下文子「ドルフィン・エクスプレス 光のカケラ」を読んでたら、ひさびさに
サンゴロウさんが出てきました。テール君も好きなんだけど、彼には敵わない。
そのあとサンゴロウシリーズを読みふけってしまいました。中学生以来の再読
ですが、今読んでもほんとにオトコマエです!!猫だけど!

>5・28 映画「DIVE!!」観て来ました!試写会。すっごい良かったです。
ダイジェストではありますが、原作好きの私も納得の出来です!3人の性格の違いが
はっきり出ていてキャストもはまり役でした。要一君がとくに好きだ。トモはすごくかわいいです。
美少年を堪能したよ(笑)。爽やかで、キラキラしてました。原作も合わせてオススメ。

映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」感想

2018-02-06 16:37:37 | アニメの感想
twishort より転載
2017/08/29



世間ではいろいろ言われていますが、私はけっこう好きなタイプの作品でした。見た後に色々考察したなる映画でもありましたので、感想や思ったことを色々書いてみました。けっこう長いです。

※ネタバレ注意

シャフトが、思春期の少年少女の心の機微に寄り添ったストーリーを、映像だけで表現したというのがこの作品のすごいところだと思います! モノローグや説明ほぼなく、映像やキャラクターの芝居で構成されていました。
シャフトらしい演出を散りばめながらも、抑え気味で、センセーショナルな映像よりも、登場人物たちの心情に寄り添った世界観に重きを置いているように思いました。
(でも動く螺旋階段のある校舎とか、プールは笑っちゃうくらいシャフトでしたね。
回転するものがたくさん登場してたり。1回見ただけなので見逃しているメタファーがたくさんあるのかも)

ポスターでも映像でも強調されているのが、身長差。女子のほうが背が高く、男子が背が低い。一般的に、女子のほうが精神的にも大人な年齢。絶妙な年齢設定だなって思います。

本作のヒロイン、なずなは家庭の事情もあり、同級生よりも大人びた感覚を持っている少女です。家出じゃなく「駆け落ち」と言ったり「女の子はどこだって生きていける」と言ったり、わかったような物言いをする反面、本当に自立できるほどではなく、大人になりきれない幼さも持ち合わせている。そんな少女に、まだまだ幼い男子 典道が振り回される。最高です。

私はもともとSFジュブナイルが好物なんです。本格SFと違って、SFジュブナイルは事件の引き金が気持ちの問題なことも多くてガバガバだったりしますが、そこが良いとこでして。
『打ち上げ花火~』は「不思議なガラス玉を投げる」ことによって時間を遡り「こうだったら良かった」な世界へ行くことができます。小規模なタイムリープから分岐が起こり、パラレルワールドへ。パラレルワールドは打ち上げ花火の爆発の仕方が異なります。

「もしも玉」は3回発動し、最後に打ち上げられたときは砕け散ってしまいます。最後のはタイムリープにはカウントされないと思います。
砕け散った欠片には映像が映し出され、二人が東京へ行ったり、もっと違う世界(パラレルワールド)があったかもしれないことを示唆していました。

この映画で一番モヤっとしたのは、ラスト。
2学期が始まって出席を取る先生の呼びかけに応じない典道。
これってどう解釈しましたか?

もしも玉が砕けたことによって、望んだ世界へ飛ぶ力はなくなり、二人は現実に戻りました。2学期、なずなは転校しますが、典道は普通に学校へ行くはず。でもそこに典道の姿はありません。

ネットで感想を読むと、サボりだとか、なずなに会いに行ったんではないか、という意見が多く、ちょっと拍子抜けしました。
エンドロールの米津さんの美しい音楽を聴きながら、私が考えていたのは、典道は最後の世界に取り残されたのでは?もしくは、別のパラレルワールドへ飛んでしまったのでは?ということだったのですが・・・考えすぎだったかな。

なずなの最後のセリフは「次に会えるのはどんな世界かな。楽しみだね」でした。まるで次があるかのような。

色んな解釈が出来そうで、バッドエンドでもハッピーエンドでもない曖昧な終わり方でした。考える余地を残しているところが面白いと私は思います。


●そのほか思ったこと

キャラデザがガハラさんに似すぎているのは、もったいなかった。客層を限定してしまったかも。

あと細かいことですが、真っ白なワンピースに着替えて「16歳に見える?」は、うーん。大人に見られたいなら白はないかな?製作者が美少女に白ワンピを着せたかったんだなぁ~と思ってしまったw

典道くんやお友達のキャラデザや動きは、すごく可愛かったです。アニメならではのギャグ顔やオーバーリアクションがあって楽しめました。シャフトが描く「男の子」って今まであまりなかった気がするので、今後の作品でも見てみたいです。

メイン二人の声優はそんなに気になりませんでした。むしろ年相応で良かった。脇が豪華すぎ(笑)

『時をかける少女』の逆視点的な要素があると感じたました。「主人公はどっちの男子が好きなの?どっちを選ぶの?」かが途中まで問題になってるのが似ているかな。そういえば『花とアリス』も、ある意味「もしも」の世界なんですよね。SFはまったく関係ないけど(ただの嘘)。

深夜アニメ好きでなく、ラブコメ映画が好きって人ではなく、映画文化を好んでいる層に届いたらいいなーと思う映画です、内容的には。宣伝力…(~_~;)

以上です。後半ぐだってしまいました。お読み下さりありがとうございました!

 さよ

「ダーウィンと出会った夏」

2012-03-07 13:21:18 | 本の感想
ダーウィンと出会った夏
ダーウィンと出会った夏

ジャクリーン・ケリー作
斎藤倫子訳
ほるぷ出版
原題 The Evolution of Calpurnia Tate

11歳の女の子が、変わり者のおじいちゃんと仲良くなり、生物や科学に興味を持ち
科学者になりたいと思うまでが、丁寧にいきいきと書かれていました。
おじいちゃんとの交流はもちろん、
兄のハリーの恋愛、親友のリューラと3人の弟たちとの恋模様、
七面鳥をペットにするトラヴィス、お母さんや家政婦のヴァイオラとの会話、
様々なことがキャルパーニアの目を通してユーモラスに描かれている。

舞台は1899年。20世紀目前のアメリカテキサスの田舎町。
社交界にデビューして素敵な人に見初められて結婚するのがいちばん幸せと思われている時代、
ピアノに裁縫にお料理に良き嫁良き妻になるための練習にうんざりしている様子がなんともリアルでした。

おじいちゃんと出会って観察や実験をすることを覚え、自我を目覚めさせた少女が
これから一体どんな人生を歩むのか、とても気になりました。

最後にコカコーラや車、電話が出てきて新しい時代が来たことが感じられましたが
キャルパーニアはその波に乗れるのかどうか。いえ、きっと彼女なら
母を説得して大学へ行くために勉強するでしょう。がんばれ!

前半はちょっと退屈でしたが、後半登場人物が増え、主人公の性格がはっきりしてきてとても面白かったです。良質な児童書です。

キャルパーニア・ヴァージニア・テイト(コーリー・ヴィー)って名前がとても素敵。


「煌夜祭」

2012-01-25 02:36:58 | 本の感想
煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア) 多崎 礼
煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア)

 冬至の夜に語り部たちが集いつぎつぎに話をするという「煌夜祭」
 今年、廃墟となった島主の館に、たった二人の語り部が集う。

これがデビュー作とは思えない完成度の高さでした!
短編ひとつひとつとってもどれも面白い。
あらすじだけを言うと昔話や伝説にありそうなかんじなのですが、
読んでみると登場人物の感情がほとばしる激情の物語。
短編もそれぞれ素敵なのですが、「王位継承戦争」あたりから
この一冊の全体像がうっすらと分かってきて、「呪い」「すべてのことには意味がある」で
すべての物語が繋がっていく、その構成がすごい。
まさに「すべてのことには意味がある」です。
入れ子になってるのがいい。
二人が互い互いに語る「物語」は、劇中劇ですが彼ら自身の物語でもあります。

そして、「煌夜祭」の意味、魔物が生まれる意味。
冬至以外はヒトとしての意識がはっきりあるのが辛いです。
なぜ魔物はヒトから生まれヒトとそっくりで同じように考え感じることが
できるのに、ヒトを喰わなければいけないのか。
ネタバレですが、魔物にとって喰うことは、記憶の譲渡、物語の継承なのですね。
魔物が欲しているのはヒトの肉ではなく、人の物語なのですね。
だから他の動物ではいけない、のですね。
せつない生き物です。
と同時に長く生きてありとあらゆる物語を吸収して生き長らえるという宿命は、
ただ不幸とはいえない。

ガヤンを喰うことになる誰かがちょっと羨ましい、かもしれませんw

クォルンとエンの悲恋物語は辛くてどうしようもなかった。
ガヤンがエンを食べることが、それが二人の救いになればいいなあ。
ガヤン喰ってやってください。首だけで笑うなんて辛すぎる。

クォルンはすべての魔物にとって神のような存在になったということでしょうか。
忌み嫌われる異能の存在でしかなかった「魔物」に存在価値を与えたのだから。
表面的には何も変わっていませんが、意味を持つというのがどれほど大切なことか。

この小説、ほんとうに面白かったです。
素晴らしい。
この方の本、他も読んでみようと思います。

「死の泉」

2011-11-27 23:29:22 | 本の感想
死の泉 (ハヤカワ文庫JA)
死の泉 (ハヤカワ文庫JA)

本の中に本があるメタ構造の本。
「あとがき」がかなりの曲者。ほんとに混乱させられた。

舞台は戦時中のドイツから始まり、2章から戦後。
背徳的で歎美なキーワードがいっぱいでたまらん。
腐な意味でも美味しい。
クラウス心底気持ち悪い変態、マッドサイエンティスト。
しかし彼の目的のためにこの一冊があるといっても過言ではない。

すべてを知るのは皆川博子のみか…おそるべし。

最後の混乱をやわらげてくれそうな感想サイト様
すもも’s FAVORITES 『死の泉』皆川博子
MYSTERIES THE PRIVATE COMFORTABLE 


灰羽連盟 2

2011-11-11 01:33:50 | アニメの感想
6 夏の終わり 雨 喪失

クウの巣立ちの話。
ラッカに冬服をくれたり、部屋探しのアドバイスをしてくれたりする。
「心のなかにコップがあるの。そこに小さな雫が落ちてくるの。それでね、今日あたしのコップがいっぱいになったような、そんな気がしたんだ。ラッカもわたしに雫をくれたんだよ」このクウのセリフが好きです。
スッキリとした表情のクウと対照的にラッカは不安になります。
嵐の午後、カラスたちが西の森で騒いで、空に光が伸びていく。
みんなで心配して西の森に向かいますが、クウは旅立ったあとでした。

今までと雰囲気ががらっと変わり、不穏な展開。
最後のレキのつぶやきも不安になる。
最後までみれば「巣立ち」が悪いことでなく、むしろ祝福だと分かるのですが
レキも落ち込んでいるし、なぜ急にいなくなってしまったのか、どこへいったのかも分からない。心がざわざわする。

7 傷跡 病 冬の到来

クウがいなくなってからひと月。ひきこもるラッカ。
他のオールドホームのメンバーたちみたいにクウが行ってしまったことを受け入れられず、クウの部屋を毎日掃除したり、廃工場のヒョコの何気ない一言にも動揺してしまう。
羽に黒いものが生え出し、それを必死に隠そうとするラッカの姿が痛い。
すぐに気づいたレキが薬を塗ってくれるが、黒い羽の灰羽は「罪付き」というのだということ、自分も「罪付き」であることを告白される。
それがまたショック。
楽園のような街にも、生まれつきしあわせなものとそうでないものがいるのだと悟るラッカ。

更にダークな回。でもこのへんの痛い話も好きだ。

8 鳥

クウの部屋から思い出になるものを分けてもらう。ラッカはベッドとかえるの置物。
ラッカは灰羽がどうして突然生まれるのか、消えてしまうのか、ずっと疑問に思っている。ラッカはこのとき自分の不幸ばかり考えているけど、きっとレキもずっと同じことを考えてきたんだと思う。「きっと意味はあるよ」と罪付きの先輩は言う。
ヒカリが作ってくれた羽袋は羽を隠したいラッカにはちょうどよかったですね。便利!
ふつうの人が灰羽に対して縁起物のように考えているのを知って、いたたまれなくなる。古着屋のお兄さんいい人なんだけどね。お客の女の子がきゃぴきゃぴしていてラッカの気持ちを逆なでしてしまいました(´・ω・`)
カラスが呼んでいたような気がして、西の森の井戸へ行く。
井戸のそこには骨になったカラス。
「繭の夢」に出てきたカラスかもしれない、灰羽になる前に大切だった誰かかもしれない、とラッカは思います。

一番重要な回かもしれない。
井戸の底で骨になったカラスに会ったことでラッカの気持ちが変わっていくのが分かる。
ラッカの前世が分かるわけでもなんでもないけど、きっとこうだったんだろうなーって思う回です。

おそらく、灰羽は不幸な死に方をした子供たちで、壁の街は彼らが癒される場所、賽の河原のような所なのだと思います。「繭の夢」は死ぬ直前の記憶。「罪付き」は自殺した子供かな。レキは間違いなくそうなんですが、自殺と限定するとラッカのほうが説明が付かない。でも多分自分から生きるのをやめてしまった罪なんだと、私は思います。
そして、話師やトーガが灰羽を同士というからには彼らも灰羽だったんじゃないかなー。10話あたりで話師が「祝福を得られない灰羽はふつうに老いて死ぬ。人と関わらず静かな生活を送る」と言ってたので…。それにトーガはまさしく「咎」だと思います。

ところで8話の作画が夏目友人帳っぽいーと思ってたら絵コンテが大森さんでした。助監督自ら絵コンテ切るとはー!重要回っぽいな!


つづく。

灰羽連盟

2011-11-10 03:07:26 | アニメの感想
灰羽連盟
灰羽連盟 Blu-ray BOX 〈期間限定生産〉
2002年
原作・シリーズ構成・キャラクター原案:安倍吉俊

今年の夏ぐらいに初めて見て、それからもう何回も何回も見ています。
間違いなく今年一番繰り返し見たアニメ。
こんな素敵な作品があるなんて知らなかったなぁ。
もっと早く出会えていたらよかった、と思う反面、今だからこんなに大好きになったのかもしれない と思う。
何度かレビューを書こうとしつつも、思うことがありすぎて投稿しないままになっていたのですが、もう11月だしそろそろ何か書きます。
全体を通して書くと煩雑になりそうなので各話ごとにしてみます。


1 繭 空を落ちる夢 オールドホーム
黒い鳥と一緒に落ちていく夢。後半になって何度もラッカが繰り返し考える「繭の夢」で物語が始まる。
繭を見つけたレキが、いったん戻ってきてタバコの煙を消すところ好きです。
ラッカの羽が生えてくるシーンはこの作品で唯一グロいのですが、痛みを伴って生えてくる羽というのは逆に神秘的な気がします。出産みたいな?ちょっと違うか。
ラッカの羽を丁寧に洗うレキ。最後まで見て改めてここ見ると、レキが新生児を大事にする気持ちが伝わってくる。
羽とは反対に、光輪のほうはギャグw

2 街と壁 トーガ 灰羽連盟
みんなの「繭の夢」の由来が興味深い。
ショータの「ショートケーキ」は意味深だなぁと思います。向こうの世界で死ぬ前に食べたのかな。
レキ以外の灰羽たちと街に繰り出すラッカ。
古着屋さんのお兄さん、いいですよね。優しい。しかしヘッドホンやオーディオ機器はあるのに、この街に車はないんですよね。スクーターはあるけど。ふしぎ。
トーガと話師、壁、灰羽、世界観がほんのり分かってくる。

3 寺院 話師 パンケーキ
ヒカリと一緒に灰羽連盟に行くラッカ。羽に鈴をつけて返事の代わりにするっていうの、なんかかわいいですw 光輪係になった理由をにごすヒカリw
話師のことを悪くいうのってレキだけなんですよね。「年寄り」とか。
ニンジン嫌いの子どもたちとのやりとりがかわいい。
クウと一緒にヒカリのパン屋さんまで行くラッカ。ラッカは一番クウが話しやすいっぽい。カラスに対する気持ちも近いよね。

4 ゴミの日 時計塔 壁を越える鳥
今回はカナの働いてる時計屋で職場体験するラッカ。
カナは男の子みたいな性格で、騒がしいしガサツだし、カラスに厳しい。ちょっと呆れるラッカww でもこういう友達がいたら楽しそう。
「どうして働くのかな」という質問に「半人前扱いだから、借りを作らないように働く」と答えるのがカナらしい。
いつも元気付けようとしてくれるのはカナだなー自転車に二人乗りするところが行きも帰りも好きです。
時計屋の親方さんツンデレww

5 図書館 廃工場 世界のはじまり
次はネムの働く図書館で職場体験するラッカ。
この話はとくに好き。
「外」から来た本で「灰羽」がなんなのか調べようとしたり、「世界のはじまり」について考えたりする。
ネムがレキの過去をちょこっと話してくれる。
ラッカの「駆け落ちかっこいー」においおいって思った。
スミカとネムの関係もいい。文句言いながらも尊敬し合っているかんじ。
ネムにいわれて踵の高い靴からスニーカーに変えたとこも好き。
ネムが思い出を夢に見ながら、しあわせそうな顔でうたたねしてるのもいい。
そして合作の「世界のはじまり」は本当にいいよね。

クウがカフェのおじさんや猫にあいさつをしている。
考えてみれば3話でクウが帽子を買ったのは、すでに光輪が点滅していたからなんですね。
「外」があるのか、「壁」はなぜあるのか、「灰羽」ってなんなのか…
最後まで説明してはくれないんですけど、なんとなく分かってくる。



今日はここまで。
続く。



R.O.D -THE TV-

2011-10-19 22:39:29 | アニメの感想
R.O.D -THE TV- vol.1 [DVD]
R.O.D -THE TV- vol.1 [DVD]

3週間くらいで全部見ました!
なかなか面白かった。
もう一度1話を見直して今これを書いているんですが、1話の出来が異常にいいんだよね。映画並み。30分のTVアニメだとは思えないクオリティである。
なので2話以降は、ちょっと肩透かしをくらいますねw
作画もぶれるし、アクション少なめで、日常の描写が多いです。

私はOVAも小説も読んでから、THE TV に行ったので、読子やナンシーがいきなりでてきても大丈夫だったのですが、知らない人には不親切なつくりじゃないかなーと思います。
最終回まで見て思ったのは、三姉妹の物語としては解決してるけど
読子の物語はまだまだ終わってないなーということ。
読子が大英図書館で暴走した理由も、ドニーが関係していることにちらっとふれられただけで、なにも説明してくれてません。
最終回で、犬(もしやジェントルメン?)と一緒にいなくなったジョーカーさんも気になります。ウェンディは苦労が耐えないなぁ。OVAのウェンディを知る人には、彼女の激変っぷりは辛いです。大変な人を好きになってしまったんですね…

三姉妹。
三姉妹かわいいです。息巻くときのアニタとねねねの息がぴったりなのがウケルw
ミシェールさんが神保町で大はしゃぎする様子が、まるで読子でした。古本屋さんで読子祭りが始まるの、笑っちゃいましたww
マギーは容姿とは反対に一番乙女ですよね。マギー一番かわいいっす。ぼそぼそしゃべるちょっと猫背の彼女がかわいい。たまに頬を染める。嫁にこいやー!
アニタとひさちゃんの友情もよかった。前半に、日常をゆっくり描いたからこそ、後半の新たに構築された世界の酷さがぐぐっと伝わってくるってものです。
三姉妹にしても、出会いが嘘の記憶でも一緒にいた時間はほんもの。
3人がねねねの家で再会するシーンは思わずほろっとしてしまいました。
ミシェールの「三姉妹会議ー!」「三姉妹~ファイト~!」が好きです。

ねねね。
ねねねぇかっこよすぎです。紙使いでも透過能力者でもないのに、いちばんかっこいいのは、ねねね。作家としてのプライドを持って、大英図書館とも読仙社とも対峙する姿かっこいい。説教もかっこいい。
出版社のパーティーでのスピーチもかっこよかった。書くことが世界と向き合う方法だから。
高校生ねねねのほうがぴちぴちしてて可愛いですけど、23歳にして頂点と挫折を味わったねねねには30代くらいの貫禄がありますね。一番感情移入しやすいキャラかもしれない。

読子。
ねねねにも内緒で、国立図書館に4年も住んでたのにはさすが読子だなって呆れてしまいましたよwwwしかも「ちがいますう~」とか言うし!読子しかいないっつの!www
三姉妹の紙アクションも大好きなんですけど、やっぱり読子の紙技は熱くなりました。元エージェントなだけある!
読子の声がぴったりなんですよね。三浦理恵子さん。アイドル時代はぜんぜん知りませんでしたが、最近たまーにドラマとかにもいるかな。もっと可愛らしい役をやってもいい声だと思うんだけど。
ぱnつが見えたときは驚いたwww

ねねねと読子がお互いを先生って呼ぶのが好きすぎます。

ジュニアくん、ナンシーさん。
OVAを見てるとナンシーさん誰だよって思っちゃいますwww
この二人は親子になれるのかなぁ。幸せになってほしいです。
ジュニアくんはアニタといい感じになるのかと思ったら、それどころじゃなかったっていう。三姉妹やお母さんに囲まれて生活して、もっと感情豊かになって欲しいです。
ナンシーさんのラバースーツ再び!は熱かった!

ドレイクさん。
影の功労者!
ドレイクさんがいないとこの一行はそっこう死んでますねwww
ドレイクさんじつはけっこう若いのかな?

小説やOVAを見てないと分からない部分が多かったり、作画だったり、賛否両論あるのはわかるけど、全体を通してみると好きな作品だなぁ。
いろんな百合が楽しめますし (*´Д`*)

とりあえず倉田は小説を完成させれ!w



OVAの感想ですがよかったので。ペタリ。腐っても百合 R.O.D -READ OR DIE-

『タンロンの歌姫』

2011-09-25 01:13:03 | 映画の感想
アジアフォーカス福岡国際映画祭にて「タンロンの歌姫」鑑賞してきました。
原題:Long thành cầm giả ca (龍城琴者歌)

ベトナムの映画初めて見ました。
歴史もの。パンフレットによると「ベトナム映画史上最大規模の悲恋歴史絵巻」だそうです。
中国や日本だったら武将とか皇帝とかが主役になるんでしょうが、主役は琴を弾き語る女性。
歴史の中心人物ではなく、一般階級の女性が時代の流れに左右される人生が描かれています。

悲恋というけど、たいして泣かせるような話でもなかった…
10?年後に再会するシーンは必要だったのでしょうかね。
なんとなく二人がすれ違うシーンを見せるだけでも良かったような気がします。
そもそも10年後メイクは無理がありますw
悲恋といっても身分差に悩んだりするわけでもないですしねー
二人が結ばれそうになるシーンはあるのですが、結局男性のほうが拒んでしまいます。
そして拒んだ女を10年後に呼び出すという…超いまさらです。。
そもそも出会いの時点で、男性のほうは妻帯者だから悲恋もなにも、と思ってしまった。
妻もいいひとだし、子どもいるしなー^^;

というのもこのストーリーは元ネタになった詩があります。
劇中でも出てきた詩「龍城琴者歌」 トー・ニュー
この詩を実際あったことと考えて史実に入れ込んでみたらこんな物語になった、という
ことなのかな。おそらく。
最後の井戸の幽霊の話は、さらにそれに付け加えたんだと思う。
じゃないといきなりホラー風味になるわけないwww

ベトナムの歴史が分からないので、どんどん時代が飛んでゆく展開には
少し戸惑いました。もうちょっと勉強しよう。
ベトナム王朝の建物や衣装は雰囲気たっぷりに再現されていてよかったです。
アオザイかわいい!

参考レビュー様 アジア映画の世界福岡発


主演の男性のほうは渡/部篤/郎ぽい顔でイケメンでした!