Takの秘密の木

誰にもいえない気持ちは、誰もしらない秘密の木の洞に、こっそり語って蓋をするんだって。@2046

おまさんと呼んでくれぃ

2010-02-15 | ドラマ・映画・舞台の感想
龍馬伝第7回。

わはははははは。
おもしろいよ、香川さん!
もう大げさとかやり過ぎ演技とか、ふざけ過ぎとか、超越しちゃったわ。
だって、香川さんの弥太郎と谷原さんの桂は、おもしろパートを一手に引きうけてるってことなんでしょ?(笑)
彼らは悲喜劇という前提で演出されてるんだろうから、今さらそれをどうのこうの言っても意味ないわ。
二人が出てきたら、今のところは、笑う準備をしときます。(笑)
加尾が思わず、土下座して謝っちゃうほどキモ怖い弥太郎のプロポーズ。
ギャグシーンらしいギャグシーンで、ちゃんと笑えましたよ。

で、相対して怖い武市。
ヘンに凝り固まっちゃって怖いー・・・・・。保守的も過ぎると、他を排除粛清するんだよね。
自分を守ろうとするあまり、他者を攻撃してしまう。・・・・今でもよくあることですね。
しかも、現実よりも自分のプライドを優先させる人は手の施しようがない。
鷲津さんは外資のファンドマネージャーなのに、幕末ではこってこての攘夷派だなんて。(笑)
でもなんか哀しいわー・・・・・・哀しい人だわー・・・・・。

龍馬のおやじさんはマルクス・アウレリウスのテーマ?(苦笑)
この曲の8:40ぐらいからの部分にそっくりだよね。
龍馬は、お母さんを早く亡くしてるってこと以外は、すごく恵まれた家庭環境だった、だから、性格のいい大らかな明るい人になった、というのは嫌いじゃないな。
おやじさんをはじめ、家族に充分に愛されて育ったから、萎縮してない、猜疑心もあまりない、ほがらかな人になったのね。
砂浜でのシーンでは、児玉さんから福山さんへの、本物の愛情を感じたよ。
本を読み、剣の腕を磨き、己の命を使いきれ、という言葉も真に迫って心に響いた。

龍馬の、黒船を見て「仕組みが知りたかった。自分で造ってみようと思った。」というセリフも好きだな。
そういう思考パターンは、すごく共感できるというか・・・・。
龍馬って、たぶんそういうタイプの人だろうな、と思うから。

弥太郎・武市・龍馬の3人の言い合いは、当時の人々のスタンス3タイプを象徴的に表現するシーンなんだろうね。
わかりやすくて、いいんじゃないでしょうか。シンプルな構図にまとめるのは、簡単そうにみえて意外に高度で難しい。
考え方や価値観、希望、信念がそれぞれ違う人たちが一堂に会せば、当然、、ああいう喧喧囂囂の衝突、論争になる。
・・・・や、そんな理想的なことは、なかなか起こらないのが現実だと思うけど。・・・・
現代なら国会という場所でそういうことは起こるべきなんだろうけど、国会と言う仕組みは、今うまく機能しているとは言い難いよね。

リリーさんの河田小龍も結構いいかも。
飄々としてて、横山大観の無我の童子みたいな風体で、たくさんの猫の鳴き声とともに現れる。(笑)
多才で時代の空気を読むに敏で、龍馬の言葉にも鋭く反応する。
いいですね。


全体としては・・・・・なんか薄味の少年漫画って印象でどうも座りがわるいんだけどー・・・・でもどっかがちょこっと心にひっかかるようなー・・・・・。
すごく福田さんらしい味わいの脚本って感じで・・・・。
一年間の長丁場になると、これぐらいがちょうどいいのかな。

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