Takの秘密の木

誰にもいえない気持ちは、誰もしらない秘密の木の洞に、こっそり語って蓋をするんだって。@2046

007スペクター

2016-01-31 | ドラマ・映画・舞台の感想
ダニクレ演じるジェームズ・ボンドの総決算。
今回の大ボス、敵役はクリストフ・ヴァルツということもあり、シリーズ最高傑作という声もあり、期待して観に行ったのですが、私は前作のスカイフォールの方が好きでした。・・・

ダニクレ主演の007シリーズの中で、最もとんでも風味が強いんじゃないかなー・・・と。
「いや、普通しぬだろ?」とか「え?無傷はないだろ」とか「ださいのかいけてるのかわからない装備」とか「いかにもな禍々しい要塞」とか「・・・そこで惹かれちゃうんだ」とか。
でもこれらって、言ってみれば007の王道中の王道パターンなんですよね。
だから古い007ファンほど、今回の作品はお気に召すのかもしれません。
従来の007らしい007ってことで。

トム・フォードのスーツはそもそもがタイトなラインだけど、今作はまた一段とぴっちぴちでしたねぇ~・・・。さすがにもう少しゆるみがあってもいいんじゃないかと。
ダニクレはだいぶ老けた印象だったので、いい身体であることを強調したかったのかも知れないけど、それにしてもぴちぴちのぱんぱん。
ヨーロッパの都市を股にかけた感じはいいけど、なんとなく観光客誘致のにおいがなきにしもあらずで。
スカイフォールで頂点を極めてしまっただけに、そこから変えることなく何某かを加味することでより一層のブラシアップを図ったのかもしれないけど、あざとさとくどさが増しただけでランクアップはしなかったかな、と。・・・
あ、クリストフ・ヴァルツは、まあ彼らしい手堅い仕事、て印象で特に出色という感じでもなかったです。

それにしても最近のハリウッド映画の大作は、拗らせ男子の暴走がすべての原因っていうのが多いよな~・・・SW7もそうだし。アベンジャーズのロキがそのはしりかしら?(苦笑)

と、ここまでかなり辛辣なことを書きましたが、あくまでも個人の感想であり好みの問題なので。
最高傑作と思われる方がいてもおかしくないし、私のようにうー・・・んスカイフォールの方がいいと思う人もいる。
映画は自分の目と感覚で確かめるのが一番でしょう。

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